新卒1期生としてプロダクト開発部に加わった伊藤さんにインタビューしました。入社から3か月が経過したいま、就職活動で大切にしていた軸、現在任されている仕事のリアル、そして働くなかで見えてきたスイッチメディアのカルチャーについて聞いています。
伊藤 祐聖 プロダクト開発部 2026年4月に新卒入社。新卒1期生。高校時代からプロダクト開発に取り組み、未踏ジュニアスーパークリエイターに認定。趣味の時間もプログラムを書いているほどコードを書くことを好み、あわせて旅を愛する。入社前には数か月にわたり海外を旅した経験を持つ。
自己紹介
――まずは簡単に自己紹介をお願いします
伊藤:伊藤祐聖と申します。今はプロダクト開発部で、XMI(クロスメディアインサイト)の機能拡張と、In-House Drive(IHD)に関する業務を担当しています。趣味はプログラムを書くことで、休日も気づけばコードを書いています(笑)。あわせて旅をすることも好きで、入社前には東南アジアに2か月ほど滞在していました。次はボリビアのウユニ塩湖に行きたいと考えています。
XMI(クロスメディアインサイト):
テレビCMとデジタル広告の出稿データを一元管理し、統合的に比較できるサービス。
https://www.switch-m.com/xmedia-insights
In-House Drive(IHD):
デジタル広告の出稿業務のインハウス化を支援するサービス。
https://www.switch-m.com/in-house-drive
――就職活動では、どのような軸で企業を見ていましたか
伊藤:まず、大企業は自分には合わないだろうなと考えていました。組織を醸成していくことよりも、ものづくりに集中して向き合える環境のほうが自分には向いていると感じていたからです。加えて、個人でプログラムを書いたりOSSに携わったりしているため、それらと仕事を両立したいという思いもありました。働き方の面はもちろん、会社の風土としてもそれが両立できることは、私にとって必須の条件でした。
そのうえで、会社の技術的なレベルは高いに越したことはないと考えていました。私自身がプログラムにこだわりを持つタイプなので、その意識がかみ合わない会社では、後々フラストレーションが溜まってしまうと思っていたためです。また、ベンチャー企業を見ていくなかで、事業として利益がしっかりと出ているかどうかも大事なポイントでした。
――技術レベルは、どのように見極めましたか
伊藤:インターンに参加していたので、実際にコードを読みました。オープンな会社で、ソースコードにアクセスさせてもらえたため、それを読み込み、自分なりに判断していました。
――最終的な入社の決め手は何でしたか
伊藤:一番大きかったのは、CTOの高橋さんの存在です。会話を重ねるなかで技術力の高さを感じていましたが、それ以上に、新卒1期生である自分をしっかりと育てようとしてくれる姿勢が伝わってきたことが決め手になりました。この人のもとでなら成長できる、と思えました。
また、プロダクト開発部に配属される新卒は1名だったので、周りは全員が前職を持つ方々でした。この環境が、私にとっては非常に面白いなと思えるものでした。多様な背景を持つ人がいる環境のほうが、社会人としての学びの幅が広がると考えていましたし、「社会人をインストールしたい」という思いもあったため、その意味でも魅力的でした。
現在の業務と、新卒から任される挑戦
――入社から3か月、現在はどのような業務を中心に担当していますか
伊藤:大きく2つあります。1つはXMIの機能拡張で、開発チームの一員としてエンジニアリングを担っています。Kotlinによるバックエンドと、Vue.jsによるフロントエンドの双方に携わるタスクで、当初から両方に触れられるのは面白く感じました。ちょうど今はテストフェーズに入ったところです。あわせてPython側で、視聴率のシミュレーションまわりも担当しています。
もう1つはIHDに関する業務で、IHDをお客様へ提案するための社内ツールを開発しています。営業側の要望を聞きながら要件を定義し、AIを活用して高速でプロトタイプを作成しながらコミュニケーションを重ねていく、プロダクトマネージャーに近い動き方をしています。
――大変だったことや、苦労していることはありますか
伊藤:技術面でいえば、開発組織の人数規模に対してXMIのソースコードが大きく、複雑である点です。AIのない時代にこれを扱っていた方々がいたことが、信じられないほどでした(笑)。大変ではありますが、大規模なソースコードに向き合うことにはやりがいがあり、楽しさも感じています。
もう1つの難しさは、営業を経験したことがないため、営業担当者が何を求めているのかを掴みきれない点です。エンジニア以外の方と協働してものを作った経験はあったので、ある程度は対応できるだろうと思っていたのですが、実際にやってみて、これまでは自分が欲しいと思えるものを基準にものづくりをしてきたのだと気づきました。自分自身が使わないものに対して、どのように要望を聞き出し、どうやって作っていくのか。今もまさに苦労しています。プロダクトマネージャーの方々に相談しながら、要件の聞き出し方を探っています。
実際に働いてみて感じる、会社のカルチャーと人の魅力
――入社前に想像していたことと、実際に働いてみて感じたギャップはありましたか
伊藤:エンジニアとして入社したため、当初は開発組織のことしか見えていませんでしたが、会社全体を見渡すと「広告業界にいるんだな」という実感がありました。私はどちらかというと公共セクターやボランティア領域の知人が多かったので、利益に最適化していく意思決定を間近で見られることは新鮮で、面白さを感じています。
一方で「社会人をインストールしたい」という当初の期待は、概ね叶えられていると感じています。マイクロマネジメントという意味ではなく、適切にマネジメントを受けながら成長できているという実感があります。
――この3か月で、自分のなかで変わったなと感じる考え方や行動はありますか
伊藤:日報の書き方です。入社当初から毎日Slackで日報を書いているのですが、当時の日報はいま読み返すと非常に読みにくくて(笑)。報告と相談を混ぜないこと、マネージャーが関心を持っている点を踏まえて記述すること等、こうした適切なフィードバックを受けたことで、報告の精度は上がったと感じています。
――組織の雰囲気やコミュニケーションについて、印象的だったことはありますか
伊藤:開発部には自主性を尊重する雰囲気があります。それが自分にとっては非常にポジティブで、心理的に安全だなと感じています。CTOとフラットに議論できる会社はそう多くないと思いますが、スイッチメディアではそれが可能です。
若手の意見の反映についても、たとえば私が担当したデータベースの設計はほぼそのまま採用されましたし、別チームのスプリントレビューで技術的な指摘をした際は、その内容がそのまま採用されたこともありました。
また、入社して1〜2日目にTVALのアクセシビリティの課題を見つけ、「直したい」と思い、自分でパッチを書いてプルリクエストを立ててVPoEの白鳥さんに確認をお願いしたところ、マージしてもらえたこともありました。自分で気づいたことを「やりたい」と声を上げれば受け止めてもらえる、誠実に向き合ってもらえる環境だと感じています。
――スイッチメディアの開発組織らしいと感じる特徴はありますか
伊藤:タスクをチーム全体のものとしてマネジメントする文化が行き届いている点です。個人に抱え込ませない、という姿勢があります。私が複数のプロジェクトを並行して担当していた際も、そのままであれば自分が抱え込んでしまいそうなところでしたが、マネージャーの方々が状況を確認しながら調整していただけました。
これはすごくありがたいと思いました。「本来あるべき姿」とはよく語られるものの、実際に体現できている組織がどれだけあるのだろうかと思います。また、マネージャー陣が「大人」であるという感覚もあります。きちんと作り込まれていながら、スタートアップらしい軽やかさもある。そのバランスが魅力だと思います。
今後の展望
――1年後、3年後、5年後、それぞれどのような姿を目指していますか
伊藤:1年後は、社内のシステムと事業構造がどのように対応しているのかを、しっかりと理解したいと考えています。3年後は、技術的に本当に難しい課題に1つ挑戦してみたいという思いと、組織全体の技術水準を引き上げられる存在になりたいという思いがあります。
5年後については、正直まだ明確には見えていませんが、その時々に必要とされるエンジニアリングに取り組んでいきたいと考えています。
就活生へのメッセージ
――最後に、これから就職活動をする学生へメッセージをお願いします!
伊藤:プログラムをたくさん書くこと、そしてたくさん旅をすることをおすすめします(笑)。加えて、当社のようなベンチャー企業を選択するかどうか迷っている方には、いわゆる「上司ガチャ」のような一方通行の配属ではなく、お互いにフラットにマッチングを見極められることは、良いところだとお伝えしたいです。
就職そのものを迷っている方に対しては、本当に必要だと思える適切なタイミングが来たときに進路を変えることができる、と思えるのであれば就職するのがよいのではないかと考えています。そのうえで、自分が何に情熱を注げるタイプなのか――事業の成長や会社が大きくなることなのか、特定の技術に触れることなのか、事業のミッションが実現することなのか――をよく考えておくと、より良い選択ができると思います。