1
/
5

CT(キャリアトレーナー)座談会〜エンジニア人生の最初の仲間づくり、受講生が自発的に関わっていくコミュニティ・体験を作っていく〜

スタテクが運営するWebエンジニア養成プログラミングスクール「RUNTEQ」では、受講生を支える運営スタッフはとても重要です。
その中でも今回は受講生が最初に出会い、入学から卒業までを見守る立場であるキャリアトレーナー(以下CT)のプランニングチームから3名に集まっていただき、普段の業務内容やこれからのRUNTEQについて自由にお話をしてもらいました。

この記事に登場する人

RUNTEQ事業部キャリアトレーナー
阿部雄樹さん・茂木野々香さん・塚田望美さん


受講生にとって何が一番いいのか、常に最善を考える

– 皆さん前職はバラバラですよね。なぜCTになったのか、きっかけを教えてください。

阿部:元々は学生時代に化学やバイオを専攻していて、それに関係する仕事をしていました。
前職で「ちょっと社内SEやってくれない?」と言われたのがきっかけで少しずつIT系の業務が増えていったんですよ。スクールにも通ってプログラミングの勉強をしていたので、その知識を生かして誰かに貢献できたら素敵だなと思っていた時にRUNTEQのCT募集求人を見つけて応募しました。


茂木:私は既に社員インタビューでお話している通りなのですが、前職はビジネスホテルで支配人をしていました。接客の経験を活かせることや、受講生と対等に近い立場で向き合って信頼関係を築ける点がいいなと思って入社しました。

塚田:私は前職で金融窓口業務を8年していました。他の仕事もどうかなと転職を考えていたのですが、自分にはスキルもないしなと諦めていたんです。ボーナスとか出てやる気になったり、でも転職しようかなと思ったり笑
ずっとそんな感じでなんとなく過ごしていたのですが、5年目くらいの時にやっぱり動こう!と思って、自分が何をやりたいか考えたんです。自分の周りにも私と同じように転職したいけどできないと諦めている人がいたり、仕事について悩んでいる人がいっぱいいて、その人たちの力になりたいなって。そう思っていたところでコーチングに出会って勉強をし、チャレンジできる人を応援したいなと考え、RUNTEQの求人を見つけた時に「これだ!」と思いました。

- 3人とも同じプランニングチームですが、業務内容は少し違っていると聞いています。現在のそれぞれの業務を聞かせてください。

茂木:対受講生へのサポートはCT全員変わらないんですけど、内側の役割は変わってきますよね。

阿部:そうですね。僕は主に業務設計・運用をしています。受講生さんがどんなふうにRUNTEQのサービスを使い、プログラミングスキルを身につけ、卒業から就職までしてもらうかというところをトータルで流れを考えて、実際に運用しています。
例えば、受講生さんが困っているところを運用面でカバーできないかひたすら考える。

茂木:今のRUNTEQは完成形ではなくて、常に新しくアップデートし続けているスクールだから、新しい体験を作るみたいなところを阿部さんはやっていますよね。


阿部:そうですね。今まで受講生さんとCTが1対1で向き合うことが多かったのですが、これからは受講生さん同士で交流、繋がりを持ちながら学習体験をしてもらおうと思っています。同じ目標に向かっている受講生さん同士の交流が深まることで、学習への意欲が圧倒的に上がるんです。RUNTEQとしてどんなふうにサポートしていけばいいのか、運営メンバーと話しながら課題点を見つけ、その解決策を導くために日々考え、運用まで落とし込んでいます。

塚田:あと、開発部に頼むほどじゃないけど、ちょっと楽になりたいなあというところを阿部さんが自動化してくれたりしましたよね。

阿部:そうですね。プログラミングをやっていたので、運営チームが便利になるツールを作っていました。CT業務は多岐に渡るので、自動化できるところは自動化して、これまで手動で行っていたところを楽にして時間を作る、みたいな取組をしていました。空いた時間で受講生の方がもっと学習を進めやすい施策を考えたり、楽しんでもらえるイベントは何かと、今までより「考えること」に当てる時間を増やせたと思います。

– 地味に時間かかることもあったり、人の手によるものだから間違えとかもありますもんね。茂木さんはどんな業務をされていますか?

茂木:私はイベントの企画運営やコミュニティが活性化する仕組みづくりをしています。受講生のやる気や挫折しない仕組みに繋がったりするよう、面白そうだなと思ってもらえるようなイベントコミュニティの設計をしてきました。
コミュニティの活性化というと先ほどの阿部さんの話とも繋がりますが、コミュニティが楽しくて前向きに学習に取り組めて、自然とイベントに参加してもらえるように考えています。また今月からは、同期でグループワークをやってもらうことにしました。テーマも決めて発表会までしてもらうんです。受講生が自発的に主体性を持って、コミュニティは自分のものだって思ってもらえるようにしています。CTはグループワークのしおりを作ったり、相談に乗ったり、円滑に進められるように手助けします。あと、全体の受講生の中からコミュニティリーダーを数名にお願いしていて、受講生の中でコミュニティを引っ張ってくれる人を決めています。学級委員みたいな感じですね。クラス(同期)を引っ張ってくれたり、そこを中心に集まったり勉強したり、コミュニティに入れない人にこうしたらいいよとアドバイスしてくれます。


阿部:CTの役割のイメージは学校の先生みたいな感じですよね。クラス担任みたいな。
学生同士ってお互い教え合ったり、分かるクラスメイトに勉強を聞きにいくとかありますよね。あとイベント情報とかの共有事項を先生に言われても聞き漏らしちゃったりする人もいるじゃないですか。それを受講生同士がお互いに情報交換したりして。担任が全受講生と1対1でのコミュニケーションを密にするというよりも、受講生同士で助け合いながら文化を作っていくのをサポートするのが役割ですよね。もちろん担任なので受講生のことはしっかり見ていますが。

– コミュニティは受講生が学習を進める上で非常に重要な役割なんですね。
塚田さんはどのような業務をされていますか?

塚田:体験運用設計ユニットに所属しています。受講生さんが入学後、RUNTEQでどんな体験をするのか考えた上で、受講生さんが満足できるものを作ろうとエンジニアやデザイナーとも相談しながら進めていまいます。
例えば1対1でCTが説明していたものが結構あるのですが、話が長くなったり用語に慣れないと聞き逃したりするじゃないですか。なので受講生さんが後で見返せるようにコンテンツにして、気になったところや忘れてしまったことをいつでも確認できるような方法を考えたりしています。あとは、入学希望者の方が入学前に参加するキャリア相談会の動画も作成しました。その場でRUNTEQについて説明することから始めると、入学希望者の方が本当に聞きたいことまでたどり着かないことも多かったんです。事前に一般的に話す内容を動画で見て来てもらうことで、これまでより踏み込んだお話ができるようになりました。
受講生さんにとって何が一番いいのか、常に最善を考えていますね。

– 受講生さんとのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

阿部:マイナスの感情をすごく聞きますね。ネガティブな感情を持っていると勉強に気持ちが向かないと思うので。話して発散させてもらえるように意識しています。
例えば勉強がわからなくてもう嫌になっている、という時は具体的にどこにつまずいているのか、丁寧にヒアリングしますね。じっくり話を聞くことでアドバイスできることもありますし、単純に話すだけですっきりする方もいるんです。

塚田:私もよく聞くようにしています。その中でも、その方のモチベーションがどこにあるのかを気にしていますね。モチベーションの根元にあるのは2パターンと言われているそうなんです。嫌なことを回避して力が出るタイプと、目標を設定し前向きに進むことで力を発揮できるタイプ。
前者の方には「このままだとこうなるけどどうする?」と本人にとっても望んでいない結果になる可能性があることを伝え、「そうならないためにはこうしましょう」と話します。後者の方には未来を想像できるようにポジティブな明るい話をして、「やろうぜ!」と前にどんどん進めるようにしています。

茂木:お二人ともすごい…!
私は相手の話に共感することを意識しています。RUNTEQの受講期間は長くて、関わりも1年くらい続くじゃないですか。卒業後も繋がりがあるし。受講生たちと長いお付き合いができるように「良き隣人」みたいな関係性を築けるようにしていますね。多分CTはみんな、無意識にしてると思う。

塚田:「一人の人」として長く付き合っていくので、目標をかなえてもらうためにどう付き合っていくかは考えていますよね。

茂木:CTだけじゃなく、受講生同志でも情報交換したり交流することが多いので、お互いに励ましあったり相談に乗ったりしているみたいです。同じように学ぶ仲間との交流は、何より励みになるんだなぁと改めて思います。

「分かってもらえているな」という安心感があるチーム


– まさに学級感ありますね。では、CTのメンバー同士の繋がりについて教えてください。リモート勤務が多いと思いますが、コミュニケーションはどうしていますか?

塚田:Discordに勤務中は入ることになっているので、基本的には常に繋がっています。いつでも相談できる体制ですよね。

茂木:そうですね。わからないことはもちろん聞けるし、あとはチャットツールがあるんですが、それぞれ個人のtimes(社内Twitterのような分報)でよくつぶやくのでお互いの状況がわかります。日報も毎日そこにみんな書いていて、それを見てスタンプを押すのが好きですね。

阿部:オンラインだけどみんなが何を楽しみにやっているのか分かるんですよ。例えば最近、事業部内で筋トレにハマってる人が多いなとか。

茂木:確かに。ふるさと納税頼んだんだみたいなのも分かったりします。

一同:

塚田:この前も中本行きませんかってののかさんが誘ったら10分くらいで人集まってすぐにカレンダーの招待がくるみたいな感じでしたよね笑

茂木:すごい早かったですよね。いかにtimesに「草」ってもらえるか考えています!

阿部:それが凄すぎるんですよ。。皆さんのtimes面白過ぎて。僕、まだ社長からの「草」もらえてないんです…皆さんとの腕の差がすごいあります笑

– 社長からの草欲しいんですね笑
でもみんなお互いに関心がありますよね。それぞれオープンに自分の状況を発信して、それに対して興味を持って反応している。RUNTEQ CREDOの「Be Open」ですね。
業務上でのコミュニケーションはどうですか?

茂木:取り組んでいる業務ごとにミーティングがあるので話す機会は多いです。あとはこれから取り組みたい業務があった場合も、例えばこの内容なら塚田さんと連携した方が良さそう、と思えばすぐに打ち合わせを入れさせてもらったりしています。

塚田:週1回、ウィークリーミーティングを事業部全員でやっています。だから誰が何をやっているか、そこでお互いの業務状況を知ることができるんです。

阿部:基本的にDM(ダイレクトメッセージ)は使わず、オープンなところでやりとりをするので、ログを追えばわかるし、自分が直接関わっていなくてもそれぞれの業務が見えるようになっています。


茂木:あとはゆる質問チャンネルがあるんですよ。
誰がこの内容に詳しいかわからない時とか、とりあえず質問を投げると誰かが拾って答えてくれます。入社したばかりの時とかは特に、誰が聞きたいことの答えを持っているか分からないことがあったりするので、そこをつかってもらえればいいなと思います。

塚田:入社して最初のうちは毎日1on1が30分あるので、そこで一日わからなかったことは質問しまくってました。ちょっとずつ1on1の頻度も減っていくんですけど、質問ができるのはありがたかったです。

– どんなに1on1を設定しても「特にありません」で終わることもあるじゃないですか。質問できるだけのものが毎日のようにたくさん浮かんでいるのが重要なポイントですね。

阿部:チーム内、すごく話しやすいんですよ。今までのどこより相談しやすい。分かってもらえているなという安心感があります。それぞれの得意分野も分かってもらえるので、自分ががんばりやすい仕事がぽんぽん置かれていく。それを拾っていくと自然と貢献できる状態に成長している感覚です。入社した最初の頃って、与えられてばかりで申し訳ない気持ちになったりするんですよね。でも貢献できるものが能力にあわせて用意されていくので、それをこなしていくとチームにすうっと馴染める状態になっていますね。

茂木:toCの事業だから、人に興味があって、積極的にコミュニケーションをとるのが好きな人が多いかもしれないですね。お互いに話して聞いて、そんなコミュニケーションを繰り返すと得意分野も把握できるし、助け合いもしやすいです。

塚田:あとはみんな一緒じゃないから面白いです!
ののかさんは対人スペシャリストでイベントとか上手いし、阿部さんはプログラミングができるからCTの業務を軽くしたりできるし、同じCTでも得意なところが違うから面白いですね。アベンジャーズみたいです。

茂木:受講生さんとの向き合い方や安心してもらえるポイントも結構違うんですよね。例えば阿部さんだとプログラミングの学習をしていたから辛さもわかるし、普段リアクションも大きく取ってくれるから話していて楽しい。塚田さんだとコーチングを勉強していたから寄り添い力が高くて、受講生さんももっと話を聞いて欲しいと思ってくれているみたいです。他のCTも一人一人違ったところで受講生さんと信頼関係を作っている感じです。

– 入社後、自分の成長は感じますか?

塚田:久しぶりに会った知人には「変わったね」ってこの前言われました。別人みたいに成長したねって。

茂木:何でそう感じたんだろう?

塚田:今までは受け身で参加してたんですよね。決まった集まりに参加するだけみたいな。でも最近は積極的に「これやりますよ」とか言うようになって。
私、金融業界にいたのでお金を数えるのが得意なんですよ。みんなから集めてお会計しますね、みたいに率先してやるようになったのがそう感じてもらえたみたいです。
普段の業務でみんなが自発的に動いているので、私自身もそこが身についてきたと思います。


茂木:私は数ヶ月前はマーケチームにいたのですが、今まで体験したことない世界で面白かったです。あるイベントの企画・設計からやったんですけど、「これは誰のために、どんな価値をうむためにやるのか」とか、これを見て欲しいのはどんな方で、なぜ来てくれるのか、感じている課題はなんなのか、そういったところから考えたんですよね。そうやって深堀りして考えるクセが身について、普段CMを見ていても「なんでこのCMにしたんだろう、この女優さんどんな気持ちでこのCMやってるんだろう」と考えるようになっています。伝えたいメッセージは何なのか、を意識するようになったことで、受講生さんと話す時にも生かせているかなと思います。

阿部:僕はまだできていないですが、先輩たちの聞く力がすごいんですよ。RUNTEQは受講生さんによってニーズが違うのですが、そこを把握するところから始まるんです。先輩たちは言語化されていないところも見るというか。
表面的ではなく相手をよく見て、よく聞く。自分でも意識をするようにしていて、最近はなんとなく見えるようになってきました。相手のニーズとかを読み解く力が身についてきたのかなと思いますね。

– これからRUNTEQはどうなっていくんですか?

阿部:スタテクのミッションでもある「開発力を増やす」、変わらずそこに向かっていきますよね。手段は変わるかもしれないけれど向かうところは変わらない、フラフラしてないですね。

茂木:菊本さんの本にも「いずれRUNTEQマフィアを!」と書いていますけど、そんなふうにRUNTEQを卒業していった人たちがどんどん活躍していく世界を目指していきます!

株式会社スタートアップテクノロジー's job postings
18 Likes
18 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 白岩 亜由美's Story
Let 白岩 亜由美's company know you're interested in their content