はじめまして、橿渕さらです。
2025年8月から10月の3ヶ月間、サンライズジャパン病院マーケティング部門でインターンをさせていただきました。普段はテンプル大学ジャパンキャンパスで国際関係学とビジネスを学んでいます。
応募理由
元々国際開発分野でのキャリアを目指していましたが、具体的にどの道に進むべきか悩んでいました。医療に携わりたいという気持ちが強くなり、実際に現場での経験を通して学びたいと考えていたときにこの募集を見つけました。「全ての人が医療の恩恵を受けられる社会の実現」という理念に強く共感すると同時に、文系の私でも医療の現場で貢献できる可能性があると感じ、迷わず応募しました。
取り組んだこと
マーケティング部で、病院の価値を伝え、地域に根付く存在として患者さんの満足度を高めることを意識しながら活動しました。
主なプロジェクト
・病院アプリのプロモーション
診療予約や病院情報へのアクセスを容易にし、患者さんと病院の距離を縮める新たなツールとして導入された公式アプリ『Sunrise App』。ちょうどリリース時期に関わることができ、より多くの患者さんに使ってもらえるように、プロモーションの立案から取り組みました。院内掲示物やチラシなどの広報素材の作成に加え、外来の患者さんへアプリの紹介・ダウンロードサポートも行いました。直接患者さんと関わり、声を聞きながら、新しい仕組みを根付かせていくやりがいを感じました。
・検査外注の拡大
高度な医療設備とハイスキルなスタッフ、充実したサービスを提供する病院の強みを活かすため、クリニックへの外注を増やすというプロジェクト。地域の外注需要、自院の強み、競合状況を整理し、実際に医療連携用の広報資料を作成しました。未知の分野だったので、私自身学びながら、放射線科やリハビリテーションなど医療者へのヒアリングも行いました。現場の声を取り入れながら、病院のサービスをより有効に活用してもらえる方法を検討し、連携強化に取り組みました。
・セミナーの実施
保険会社主催のセミナーに参加し、準備からイベント後マーケティングまで一連の業務を担当しました。セミナー内容に合わせてどう参加者に病院のサービスを効果的にPRするか考え、掲示物や配布物の作成・準備、またイベント後のマーケティングに繋げるためにアンケートを実施しました。アンケート結果をもとに参加者へのフォローアップや健診案内のメッセージ送付など、実際の患者獲得に向けたアプローチも行いました。まだ成果としては十分ではありませんが、イベントを病院マーケティングとして意義あるものにする戦略の重要性を学び、今後のマーケティングに活かせるようにマニュアル化しました。
この他にも日々さまざまな業務に関わらせていただきました。言語も文化も違う国で、そして病院という場所でのマーケティング。難しいながらも、どの業務でも新しく気づくことばかりでどんどん面白味が増していきました。インターンが終わった後もこれらのプロジェクトは続いていくので、長期的な視点をもって取り組むことを意識しました。何かしらの形で今後の活動に活きたら嬉しいです。
サンライズは部署や役職の垣根がなく、いつでも誰にでも相談でき、またインターンである私にもいつも耳を傾けてくれました。主体的に取り組める環境なので、これから参加される方はぜひ、新しい視点を持つインターンとしていろいろなことに挑戦していただきたいと思います(私自身の反省も込めて…)。短期間でも確実に成長を実感できるはずです。
カンボジアでの生活
一年前に訪れたことがあり、カンボジアで暮らすことにはあまり抵抗がありませんでした。ずっと暖かく、トゥクトゥク移動も便利で過ごしやすいです。雰囲気の良いお店が多く、いつも賑やかで楽しく過ごせます!!気候、食べ物、街の雰囲気、フレンドリーな人々…どれも魅力的で大好きな街です!とくにクメール料理に恋をし、カンボジア人スタッフに驚かれるほど毎日たくさん食べていました(笑)
休日はマーケットに行ったり街を練り歩いたり、気ままに過ごしていました。近隣国へのアクセスも良いので、カンボジアのお盆であるプチュンバンには友人に会いにタイへ行きました!
最後に
初めは何をしたら良いか全く分からず、受け身になってばかりで、自分はここで役に立てるのかと悩んでいました。それでも、病院の情報や医療知識をがむしゃらにインプットしたり、院内を歩き回ったり、部署を超えて話を聞きに行ってみたり、、、地道に取り組んだことが後半の仕事に繋がったと感じます。
何より、中山さんをはじめ、チームの方々がいつも親身になってサポートしてくださったことが一番大きかったです。お話しする機会をたくさん設けてくださり、その度に多くの気づきや新しい発想をいただきました。そのおかげで少しずつできることが増え、気づけば自分から提案したり、仕事を任せてもらえたりと、自信につながりました。
毎日が学びの連続で、3カ月とは思えないほどの新鮮で濃い日々でした。この経験を通して、医療を届けることの意味をより深く考え、これからの進路を見つめる大きなきっかけになりました。こんなにも貴重な経験をさせていただき、サンライズジャパン病院の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
マーケティングチームの皆さんと:)