1
/
5

文芸翻訳からデザインの世界へ。私がSun*に新卒で入社した理由。

岡 季里 / デザイナー

早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系卒。大学では主に英語から日本語への文芸翻訳を専攻。学業以外では、大学の放送研究会に所属し映像制作やロゴデザイン、広報物制作などに従事する。就職活動中にUI/UXデザインの世界を知ったことがきっかけでデザイナーになることを決意。Sun*への内定承諾後、2021年5月からデザイナーインターンを開始。同年10月に新卒入社し、UIデザイナーとしてWebリニューアルプロジェクトに参画している。

目次:

・興味の赴くままに行動した学生時代
・甘かった1回目の就職活動
・本当にやりたいことを見つけた2回目の就職活動
・デザインに対する熱意を受け取ってくれた会社
・安心して新しいことに挑戦できる環境
・スピード感と心地よい雰囲気作りが魅力
・周りから頼られる存在になりたい

興味の赴くままに行動した学生時代

早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系で主に文芸翻訳を勉強していました。学業の他に、放送研究会に所属して制作チームの中心メンバーとして活動したり、マルタ共和国に短期留学に行ったり、学内で開催されているイベントに参加したり、海外大学の日本拠点で授業を受けたりなど、興味の赴くままに行動した学生時代でした。

たまに知人からすごい行動力だねと言われますが、これは幼少期の習慣が今も続いているからだと思います。小学生の時は、地域で開催している無料イベントに参加したり、陸上大会やスピーチコンテストに出たり、書道をやってみたり。自分の興味があるものは片っ端から挑戦していました。あくまでも強制されるのではなく、両親が色んな選択肢を示してくれて、興味が湧くものを実際に始めてみるという家庭環境で育ちました。そのような幼少期の経験によって、面白い経験になるはずだから何事もとりあえずやってみよう、というマインド・習慣が醸成されたのかなと思います。

大学では文芸を専攻していたものの、実は苦手分野でした。好きな分野は大学に行かなくても自分で調べて勉強するけれど、苦手な分野は触れるタイミングがない。苦手だと言って関わらないのはもったいないし、そもそも専攻を選んだ大学2年の段階では自分の得意不得意で絞り込みたくありませんでした。また、「苦手だけど面白そう」を「好き」に変えたいという思いがありました。

早稲田大学放送研究会は、音響・映像・照明・アナウンスなどいくつかのチームに分かれて外部から依頼されたパフォーマンスやイベントのオペレーションをするサークルです。私は制作チームでロゴ制作やパンフレット制作といった静止画デザインを主にやっていました。クリエイティブ制作の経験はなかったものの、元々デザインに興味があったため、自分から手をあげてデザインの仕事を引き受けることに。最終的には静止画デザインの指導係として、制作の管理・進行をしていました。

甘かった1回目の就職活動

最初のアイデア出しから最終的なアウトプットの完成まで、自分で手を動かして作業をし、全体を見て指揮を出す。こういったものづくりが好きで、最初の就活では、なんとなく出版社に行きたいと思っていました。文芸・ジャーナリズム論系の授業に出版社の方がゲストで講演しに来てくださったり、周りの学生も出版社志望の学生が多かったりという理由もありつつ、当時の私は出版社の編集者になれば、自分も手を動かしながら漫画や小説の制作に携われると思っていて。今考えるともう少し業界研究をするべきでしたが、楽観的な理由で出版社の編集者を志望していました。

4年生になる直前の3月に、初めて編集者さんから直接話を聞くことができる機会があったのですが、実際のところ編集者の業務は作家さんのマネジメントに近いと感じました。マネジメントもものづくりをする上で欠かせない業務だとは思いながらも、私の考える「自分が手を動かすものづくり」とは少し違うのかなと。自分のやりたいことが出版社の編集者では成し遂げられないとわかってから就職活動に熱が入らず、選考中の企業には全て落ちました。業界を変えて就職活動を進めるものの上手くいきませんでした。

デザインに対する熱意を受け取ってくれた会社

勉強をしつつ、ポートフォリオ制作も始めました。ポートフォリオの作成は自主制作から始めつつ、最終的には長期インターンで作成したものや、ReDesigner for Student主催のコンペ用作品、ビビビット展に出展した作品、放送研究会での成果物を中心にポートフォリオを構成しました。ポートフォリオづくりでは、デザイン経験が浅くアウトプットのクオリティは低いと自覚していたため、自身の思考の深さや論理性を全面に押し出すものにしたいと考えました。そのため、制作過程をしっかり整理して載せることを心がけました。

デザイナーとしての会社選びの軸は、定性と定量のバランスが良いものづくりをしていること・様々な業界に関わることができること・多様性を重んじる会社であることの3つです。

2つ目に関しては自身の興味の幅が広いことから、多様な業界に触れたいと思ったから。そして3つ目に関しては、「どんなバックグラウンドを持っていても明るく前を向いて生活できる社会」という私の理想とする未来から来ています。

これらの軸をもってデザイナー就活を進めている中で、Sun*と出会いました。オファー面談で面接を担当してくれた方から「面接で話す内容は論理的なのに、デザインが好きだということは気持ちが全面に出ているのがすごく良いと思った。デザインはそれじゃないとやっていけないから」というフィードバックをいただき、私のデザインにかける熱意をしっかり受け取ってくれたことを嬉しく思いました。また、オファー面談でSun*のデザイナーから業務の話を聞き、自分がワクワクしながら仕事するイメージができたため入社を決意しました。

安心して新しいことに挑戦できる環境

内定承諾をし、すぐに現場でインターンをさせてほしいと人事の方に伝えました。インターンがスタートし、始まったばかりのエンタメ系のプロジェクトにアサインされたのですが、インターン初日に突然クライアントとのミーティングに参加することに。右も左も分からない状態でしたが、とりあえず最初は頼まれていたリサーチのメモや整理に注力しました。リサーチを進める中で要領を少しずつ掴んでいくとともに、ミーティングでぼそっと言ったことや小さな気づきがその後の議論につながるなど、自分もプロジェクトに貢献できていることを実感しました。自分なりに考えたことを発信してより良いリサーチにしていくプロセスにやりがいを感じていました。

2021年9月に卒業したので、10月から2022年卒の新卒メンバーより早く正社員として入社しました。現在はレンタカーサービスのWebリニューアルプロジェクトに参加していて、主にUIデザインを担当しています。業務に取り組む中で、まだ経験のないことを依頼されることもあります。ただ、先輩デザイナーのサポートや、発言しやすい文化もあり、安心して働けています。私自身、とりあえずやってみる性格なのですが、受け止めてくれる環境です。

入社してまだ4ヶ月ですが、仕事を進める上で、丁寧なコミュニケーションの重要さを感じています。そこで、自分が伝えたいことを誤解が生まれないレベルまで噛み砕くこと・曖昧に受け取った言葉は意味がはっきりするまで確認をとること・困ったらすぐに相談することの3点を気をつけています。デザイナーとしてのスキルはまだまだでも、コミュニケーションに関しては自分の意識次第で改善できるので、ここは徹底しなければと思っています。

スピード感と心地よい雰囲気作りが魅力

Sun*のメンバーは相手との適切な距離感を掴むのに長けている人が多い印象です。相手の立場を考えてコミュニケーションを進められるから、仕事の話をしている時であれ雑談であれ、居心地が良いと感じています。

Sun*のカルチャーについてお話しすると、Sun*は臨機応変に行動することが得意な人が集まっていると思います。常に最良のやり方を模索しアップデートし続けられる組織です。少し前の話になりますが、今のプロジェクトでチーム全体のタスク数が増えてタスクの担当者や優先度が分かりづらくなったと感じました。そこで、毎朝それぞれのタスクを共有する時間をとったほうが良いのではと提案したところ、すぐに受け入れてくれて。良いと思うものはすぐ採用するスピード感も心地良いし、感情的に怒る人がいないから、考えたことをパッと言える雰囲気があって好きです。

周りから頼られる存在になりたい

Webリニューアルのプロジェクトに携わる中で、ページ上に掲載する文章の順番や言い回しを気にするようになりました。それがUXライティングという領域だとマネージャーから教えてもらい、今Sun*で注目されている分野であること、そしてそれを専門とする人が少ないことも知ったので、これから自分の強みにしていきたいと考えています。大学時代に文章に触れ続けたこともあって興味を惹かれていますが、デザインの世界に関しては知らないことがたくさんあるので、様々なプロジェクトに関わりながら、UXライティングに限らず幅広くスキルを身につけていきたいと思います。

将来的には、必要とされているからプロジェクトにアサインされるような人材になりたいです。Sun*は「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョン達成のためあらゆる産業がデジタルを活用して変わっていこうとしている中で、そのインフラとなり社会のアップデートを促進しています。黒子役でありながらとても大切な役割だと思っていて、その中でも私はプロジェクトや組織、チームに欠けている部分を埋められるような存在になりたいです。そのために強みを伸ばすのはもちろんのこと、まずはSun*メンバーのことをたくさん知りたいと思っています。社内で知り合いがまだ少ないので、もっと皆さんと仲良くなって人脈も広げていきたいです。

Invitation from Sun* Inc.
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
Sun* Inc.'s job postings
7 Likes
7 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Tomomi Yabata's Story
Let Tomomi Yabata's company know you're interested in their content