スマテンでは、社員が安心して育休を取得できる環境づくりを進めています。
今回は、第三子誕生を機に約半年間の育休を取得した岩佐さんに、制度利用の背景や育休中の気づき、復職後の働き方について伺いました。
目次
■「育休取らないの?」上司の一言が、半年間の育休取得の扉を開いた
■朝食準備から親子で一緒にパン作りまで。家庭を支える喜びと責任
■復職で広がったキャリアと新しい役割
■「安心して休んでね」その言葉に救われた。僕が育児に専念できた理由
■仕事も家庭も、どちらも本気で向き合うために
■「育休取らないの?」上司の一言が、半年間の育休取得の扉を開いた
ー育休を取得したきっかけを教えてください。
第三子の誕生にあわせて、2025年1月から6月末までの約半年間の育休を取得しました。第一子のときに1か月間だけ育休を経験したものの「期間が短く、十分に家庭に貢献できなかった」という思いが残っていたため、次に取るときはまとまった期間にしたいと考えていました。第二子のときは、会社が成長の節目にありタイミングを逃しましたが、第三子の誕生を機に念願の長期育休を実現することができました。
ー取得にあたって不安はありましたか?
当時は営業職で多くのお客様を担当していたため、引継ぎや残されたメンバーへの負担を懸念していました。また、どのように育休取得の意向を伝えればよいか悩んでいたのですが、直属の上司から「育休を取らないの?」と先に声をかけてもらえたのが大きな救いでした。自分から切り出すのは勇気が必要でしたが、「チームでカバーするから気にせず取っていいんだよ」と背中を押してもらえたことで、安心して希望を伝え、申請することができました。
■朝食準備から親子で一緒にパン作りまで。家庭を支える喜びと責任
ー育休中はどのように過ごされましたか?
家事と育児を中心に過ごしました。朝食の準備、子どもの送り迎え、買い物や掃除、夕食づくりなど、一日を通して家庭を支える役割に徹しました。
また、家族で沖縄旅行をしたり、長男と一緒にパン作りをしたりと、家族との時間を密に過ごせたのはかけがえのない時間でした。
■復職で広がったキャリアと新しい役割
ー復職後の働き方に変化はありましたか?
復職後は、フィールドセールスからバックオフィス(SBO)に異動し、新しい役割にチャレンジしています。SBOは、営業が獲得した案件をPTQAチームと連携しながら見積書を作成し、営業がお客様に提案できる形に整える、いわば両チームをつなぐ橋渡しのような存在です。これまでチームをまとめる役職者が不在でしたが、私がサブマネージャーとして加わったことで、チームの安定性を高めつつ、自身のキャリアの幅も広げていけると感じています。
ー育休を経て、会社のサポート体制についてどのように感じましたか?
半年間の育休を安心して取得できたのは、会社の制度面だけでなく、上司やチームメンバーの温かいサポートがあったからです。
私が担当していたお客様も多くいたため、当初は「もしトラブルがあったらどうしよう」という不安がありました。しかし実際には、上司やチームのメンバーが丁寧にお客様対応をしてくださっており、安心して育休期間を過ごすことができました。さらに、会社としても「育児に専念してほしい」というスタンスを示してくれていたので、長期の休暇でも後ろめたさを感じずに家庭に専念することができました。結果として、半年間しっかり育児に向き合えたと実感しています。
■「安心して休んでね」その言葉に救われた。僕が育児に専念できた理由
ー育休中、周囲のメンバーはどのように支えてくれましたか?
育休に入る前に引継ぎを行い、私が担当していたお客様も安心してチームにお任せすることができました。もちろんメンバー一人ひとりにも負担はあったと思いますが、皆さん快く協力してくださり、「安心して休んでね」と声をかけてもらえたことがとても心強かったです。この経験を通じて、私自身も今後誰かが長期休暇を取る際には、同じように気持ちよく送り出し、全力でサポートしていきたいと考えています。
■仕事も家庭も、どちらも本気で向き合うために
ーこれからも家庭と仕事を両立する中で、どんな働き方をしていきたいですか?
育休を経験したことで、家族も「会社は育児や家庭の大切な時期をきちんと支えてくれるんだ」と感じてくれました。だからこそ、これからは今まで以上にメリハリをつけて働きたいと思っています。勤務中は仕事にしっかり集中し、終業後は家族に全力で向き合う。そんな切り替えのある生活が理想です。
ー最後に、将来的に育休取得も考えている方へメッセージをお願いします。
育休は「必ず取るべきもの」とは思っていません。家庭や仕事の事情によって最適な選択肢は異なるからです。ただ、これまで家事や育児にほとんど関わったことがないという方であれば、一度経験してみることを強くおすすめします。
例えば夕食づくりひとつを取っても、メニューを考える、冷蔵庫を確認する、買い物に行く、調理する、子どもに食べさせる、片づけや洗い物をする・・・本当に多くの工程があります。それを毎日担っているのがパートナーであり、評価されにくい仕事でもあります。
そうした大変さを理解し、感謝できることが、家庭と仕事を両立するうえでの大切な一歩だと思います。
スマテンには、性別に関わらず育休を安心して取得できる制度があります。だからこそ、自分と家族にとってベストな選択ができるはずです。将来の働き方に育休を含めて考えている方は、ぜひスマテンで一緒に働きましょう。
ー周囲の声かけやサポートがあったことで、安心して「育休」を取得できたことがよく伝わりました。スマテンには現在も育休取得中の男性社員がおり、安心して制度を利用できる体制が整っています。
改めて、貴重なお話を聞かせてくださった岩佐さん、本当にありがとうございました!