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株式会社スーツでは、社会に対して提供する付加価値として、「プロ経営者」の育成を目指しています。
「プロ経営者」の育成
【当社が社会に対して提供する付加価値】
1.「プロ経営者」の育成
当社では、クライアント企業様の経営人材や当社に所属するスタッフを「プロ経営者」に育成することを通じて、社会に対して貢献してまいります。
2.中小企業等マーケットの改善
未曾有の労働人口減を迎える日本経済を支えるためには、当社がターゲットとする中小企業のマーケット全体の改善が必要です。
当該市場において、当社が育成する「プロ経営者」が主導して、売上・利益額平均の向上、従業員数の向上、スキルアップによる従業員平均給与額の向上、システム投資等設備投資額の向上(一人あたり資本の向上)やM&A(経営統合)による規模の拡大など「生産性の向上」を実現します。
※ 上記段落の下線箇所は、本稿のために追記。
本稿では、なぜ当社が「プロ経営者」の育成をしたいのか、そして、プロフェッショナルに対してどのように接しているのかについて記載をしたいと思います。
なお、当社では、「プロ経営者」を以下のとおり定義しています。
「プロ経営者」とは、会社経営に関する知識があることはもちろん、“修羅場の経験”があり、人間力に優れ、リーダーシップを発揮し、ステークホルダー全てに影響力を与え、企業価値向上を果たすことができる人物のことをいいます。
当社は「プロ経営者」を育て、その「プロ経営者」が求めるようなエキサイティングな仕事を用意し続ける。
中小企業マーケットを改善するために「プロ経営者」を育てたい!
上記の3つの円グラフは、2019年版「中小企業白書」中小企業庁のデータになります。当社が問題意識を持っているのは、真ん中と右側の円グラフです。
私たちは、日本の就労人口の約70%が中小企業の従業員であるにもかかわらず、中小企業が付加価値額全体の約53%しか付加価値を創出できていないことに問題意識を持っています。
従業員1人あたりの付加価値額で見れば、大企業は約120.5兆円 ÷ 約1,459万人=約826万円に対し、中小企業は(約99.4兆円+約35.7兆円) ÷ (約2,176万人+約1,044万人)=約420万円となり、大企業の約51%しかなく、中小企業は大企業の約半分の生産性しかありません。
このことからも分かるとおり、日本の中小企業の生産性は、明らかに低いと言わざるを得ません。
皆さんもご存じのとおり、GDP(国内総生産)拡大には、労働人口の増加か、一人あたり労働生産性の向上が必要です。GDPは「GDP=労働人口 × 一人あたり労働生産性」という数式で表現されます。
日本は労働人口の減少が見込まれています。そのため、どのように、もう一つのキー・ドライバーである一人あたり労働生産性の向上を図っていくかを考えるしか選択肢がありません。
中小企業の労働生産性の向上を図るためには、具体的にはIT投資や設備投資、事業者同士のM&Aによる規模の拡大などが考えられますが、私たちが着目したのは経営者です。
各企業において、これらの経営の論点を発見し実行するのは経営者です。しっかりとした経営者がいなければ、これらの経営課題は解決されません。
当社では、中小企業の労働生産性の向上は、「プロ経営者」が実現すべきだと考えています。
しかし、大企業と違って、中小企業はとても数が多いので、今のままでは中小企業の経営に当たる「プロ経営者」が不足してしまいます。
私たちは、この問題を解決するためには、シンプルに「プロ経営者」の人数を増やせばいいのではないか、一人でも多くの「プロ経営者」を育てればいいのではないかと考えています。
プロフェッショナルを縛ることはできない
当社では、クライアント企業様の経営人材や当社に所属するスタッフを「プロ経営者」に育成することを目指しています。
当社に所属するスタッフには、最初はアソシエイトとして、リーダーシップ及び経営全般のスキルを身に着けてもらいます。次にコンサルタントとして、クライアント企業様数社の主担当として、バリューアップに従事してもらいます。
その後は、クライアント企業様や当社投資先の会社経営、もしくは、自身がCXOとなって起業するようなキャリアを積んでもらうことを考えています。「プロ経営者」としてキャリアをスタートするためには、まず経営者としての実績(トラックレコード)を手に入れなければなりません。
私は、プロフェッショナルと周囲の人から評価される経営スキルと、「プロ経営者」としてのトラックレコードを手に入れた段階で、その人は、会社への所属や経済的な観点からも、「自由」を手に入れたと評価できると考えています。
個人の名前で仕事が来るようになり、その仕事において、クライアント企業様の期待どおりの実績を出すことができる。
こうなったら、会社としては、このプロフェッショナルを縛り付けておくことはできないのです。
会社とプロフェッショナル人材との関係は、完全に対等です。
当社が提供できること
当社が、このようなプロフェッショナルたちに提供できることは、やりがいのある仕事、やりがいのある“修羅場”、そして、やりがいのある社会性だけです。
これが当社が提供できる全てです。
プロフェッショナルが一番心躍ること。それは、誰も解いたことのない問題に出会った時、みんなからこれを解いたら凄いと言われるような問題に出会った時、世のため人のためになるような仕事に出会った時です。
「プロ経営者」と評価されるようになった先に、「プロ経営者」が求めるもの。
それは面白い経営の仕事なのです。
ソニーの創業者である井深 大が「仕事の報酬は仕事」と言ったように、本当のプロフェッショナルは、24時間365日その仕事と向き合っていたい、仕事に没頭したいという人間であって、お金が欲しい・誰かから認めて欲しいなどというちっぽけなモチベーションではないのです。
「プロ経営者」になったら自由に生きればいい。但し、スーツには常に最高に面白い仕事がある。
もし当社に所属を希望される方がいたら、私が責任を持って「プロ経営者」に育て上げたいと思います。
そして、「プロ経営者」になった暁には、ぜひとも腕一本で、プロフェッショナルとして、経営の世界で勝負していって欲しいと思います。
その時に、当社に籍を置いて欲しいというような小さいことを言うつもりはありません。世のため人のために、大いに「プロ経営者」として活躍してもらえれば、当社としては育てた甲斐があるというものです。
しかし、一つだけ宣言をしておきます。
株式会社スーツは、少なくとも小松が代表取締役を務めているうちは、常に最高に面白い仕事を用意します。
プロフェッショナルだからこそ心おどるようなエキサイティングな仕事を用意します。
「プロ経営者」となった後も、心から面白い仕事を求めている人は、ぜひとも長く一緒に働きましょう!