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子連れで合宿に参加するメンバーがいてよかった!【ニットで働く子育て世代のリアル 第3回】

株式会社ニットで働く子育て世代のメンバー3人に、ニットの人事がホンネを聞いて紹介する「ニットで働く子育て世代のリアル」。最終回となる今回は、子どもが家族以外の人と触れ合うことの大切さなどについて、話してもらいました。

親世代との“意識の壁”が問題?【ニットで働く子育て世代のリアル 第1回】
“理想の母親/父親像”は追わない。 【ニットで働く子育て世代のリアル 第2回】

《ニットで働く子育て世代》
・藤澤恵子 長野県在住/2歳の男の子を子育て中/HELP YOUエンプロイーサクセス担当
「長野在住の元HRコンサルタントが、ニットにジョインした理由」
・平島奈美 奈良県在住/小学6年生の女の子を子育て中、シングルマザー/HELP YOUカスタマーサクセス担当
「完全リモートで名物社員を目指すという無謀な目標を掲げてみた」
・吉井秀三 鳥取県在住/2歳の男の子を子育て中/事業開発担当
「夫がリモートワークをする妻のブログ」

《目次》
・子どもが家族以外の人と触れ合う機会をつくる
・ニットは合宿に子連れで参加できる会社
・大人と子どもがオンライン上で交流できたら楽しい

■子どもが家族以外の人と触れ合う機会をつくる

−親だけでなく「社会で子どもを育てる」みたいになったらいいよね。

平島:私は自営業の家庭で育ったんですよ。祖父母も両親もそれぞれ違う仕事をしていて、おじいちゃんのところに行くと従業員さんがいて、おばあちゃんが経営するお店に行くとお客さんや出入り業者さんがいるという環境だったの。

出入り業者のおじちゃんに、近くの川とかボーリングとかに連れていってもらったり、ご飯に連れていってもらったりしていたので、家族以外にもいろんな人とかかわる楽しさを味わっていて、いいことがいっぱいあった。お小遣いをたくさんもらえるとか(笑)。子ども時代、すごく楽しかった!

地域コミュニティで、親同士が子どものめんどうをお互いにみることができたら、子どもを預かってもらうことに抵抗がなくなってきて、少しずつ社会が変わるかもしれない。そういう事例を、ニットやHELP YOUのスタッフさんたちとつくっていくのもいいよね。最初に変えるべきは、親の意識なんだよね。

子どもがいろんな人と接する機会をつくって、一人でも生きていける選択肢をあげるのが、親の役目だと思う。

−いいね。なんかニットのビジョンみたい。

■ニットは合宿に子連れで参加できる会社

藤澤:平島さんが、娘の叶逢(のあ)ちゃんを合宿に連れてきたときが、私の合宿初参加だったの。そのとき、この会社って心から子育てに対して理解していて、許容してくれる会社なんだって思ったし、すごく安心した。

叶逢ちゃんがママ以外のいろんな人と過ごしているのを見て、これって子どもにとってもいいことなんだなって思った。こんなにいい会社、そんなにないと思うよ。

平島:メンバーみんなの好意で、叶逢にいい経験をさせてもらったと思う。

藤澤:私の息子は体が丈夫じゃないから、ずっとそばにいたい気持ちもあるんだけど。でも、息子が楽しく生きていくためには、私以外の人とのかかわりも必要だと思って、保育園に通わせるようにしたの。

そしたら、最初は石みたいに固くなっていたけど、少しずつ動くようになって、お友達に声をかけられるようになって。今にしてみれば、先生やお友達との接点をもったことが、息子が幸せな人生を歩むために、とてもよかったと思う。

−あと、子どもと一緒に合宿に参加するメンバーがいると、子育てを経験していないメンバーに、子育てについて伝えるいいチャンスにもなるよね。大変なことだけじゃなくて、いいこともたくさんあるよって。

■大人と子どもがオンライン上で交流できたら楽しい

−社会課題を解決するために、ニットで取り組みたいことは?

藤澤:共働きとかいうけど、実際にはメインとサブの役割を決めないとやっていけないと思う。不測の事態があったときに動きやすい人がいないと。そして結局、サブになっている女性のほうが退職することになる。

でも、HELP YOUの働き方なら、絶対に仕事を続けていけると思う。こういう場所があるということを知ってほしいし、もっと発信していきたい!

平島:地方の自治体と手を組んだりして、テレワーク・リモートワークの可能性をもっと訴求していけたらいいよね。地方移住とも絡めることができるかもしれない。新しい働き方の可能性がもっと広がると思うから。

吉井:東京は待機児童の問題があるけど、地方は基本的には保育園に入れるよね。

あと、地方って多様性が少ないなと感じる。だから、大人だけのオンライン飲み会じゃなくて、子どもも含めたオンライン交流会ができたらいいと思う。大きいディスプレイでお互い表示しながら、VRで同じ空間にいるような感覚になれたら、子どもも大人と会話しやすいのかな。

それと、子どもを何かに集中させて仕事をしたいとき、Eテレの番組を見せておくという手もあるけど、それを、オンライン上にいる人に任せることができたらいいかも(笑)。

平島:それ、おもしろいね!

−“オンラインシッターサービス”(笑)。


<ライター編集後記>
今回のお話から、時短勤務など制度面を充実させるだけでなく、利用する本人が「まわりに迷惑をかけている」と感じない職場環境にしないと、根本的な問題は解決しないのだということがわかりました。また、専業主婦が当たり前だった時代の“母親とはこうあるべき”という認識がなくならないと、仕事と育児を両立するのはまだまだ難しいようです。

育児もそうですが、これからはもっと、介護やがんなどの治療と仕事を両立する人も増えるといわれています。こうした制約のある人に合わせた働き方がスタンダードになれば、多くの人にとって働きやすい社会になるのではないでしょうか。

“オンラインシッターサービス”のアイデアは、オンラインアシスタントのサービスを提供するニットらしい発想だと思いました。ぜひ、実現していただきたいです!

HELP YOU ライター:小笠原綾子

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