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新卒入社から5年を経て得た"リアルな"経験を次世代につなげるサポーター

スタートラインで働くスタッフの様子を紹介。

今回は2019年4月に新卒として入社、現在は【サポート付きサテライトオフィスINCLU】にて活躍する栗田さんのお話です!


■簡単な自己紹介

出身:神奈川県
好きな言葉:百聞は一見に如かず
趣味:読書(歴史小説)・登山


----------まずは、栗田さんのスタートラインへの入社のきっかけを教えていただけますか。

 就活では、学生時代までに自身が経験したことが生かせる環境を軸に探していました。学童保育のアルバイトの経験から児童発達支援の領域を見ていたり、ゼミでは川崎市からの依頼を受けて特例子会社の様子についてリサーチし発表するというワークを行っていたため障害者雇用の領域を見ていたり、とにかく自分が興味を持った領域で、自分の力を発揮したいと考えていました。

 特例子会社に関するワークでは、それまで学んでいた内容と少し乖離がある様子があったことを覚えています。学校では、"障害者=支援が必要"と学びましたが、実際の現場では皆さんが自立して活躍されている人がとても多く、それぞれから得た情報ギャップを感じました。このギャップが生まれている背景にとても興味を持ち、障害者雇用支援の領域を志すようになりました。

 当時のスタートラインは創業から10期目で事業をさらに拡大させていくフェーズであったことや、障害者雇用という社会課題の解決にビジネスで取り組むという少し特殊な会社という印象もあり、自分の中ではチャレンジする気持ちがとても強かったです。手探りながらも業界を切り開いていくようなスピード感に、追いつけるかな・・・?など。ただ、学生時代まではなんとなく集団の平均値を追うような生活でしたが、社会人ではどんどん挑戦していきたいという思いがあり、ご縁を頂いて入社を決意しました。



企業と障害者の相互理解の本質を学び、人が活躍し続けるためのアプローチを実践

----------入社後からもうすぐ5年が経とうとしていますが、どのように過ごされてきましたか?

 とにかく、私にとってはチャレンジの連続でした。基礎的なビジネスコミュニケーションやマナーを覚えることから、支援技術の習得、クライアントへのご報告と付随する資料の作成etc・・・。当然ですが、何もわからない状態から自分のスキルとして身に付けられるようにいろいろ工夫をしてきました。例えば、クライアントとの打合せをシミュレーションしながら台本を書いたり、先輩方に時間を頂いてロールプレイングをしたり、事前の準備を行い、終わった後は反省会をして改善点を洗い出し、次につなげていく・・・ということを繰り返しながら、磨いてきました。

 その過程で、多くの失敗やつまづきを経験してきました。その都度、周囲の方々に支えていただきながら、徐々に自信をつけてきたという実感があります。


----------栗田さんは学生時代も障害者雇用について多く学ばれていますが、自身の仕事として業界に携わってみてどのような気づきがありましたか?

 企業と障害者、双方に遠慮があるかもしれないと感じる場面があります。どこか、お互いに距離をとっているようなイメージです。障害の有無は関係ありませんが、組織の中で活躍したいと考えている人材がいて、活躍するにはハードルがある状態に対して、受け入れ側の企業がどうアプローチしていくのか。この点については「活躍したいと考えている人材が何を大切にしていて、なにを課題に感じているか、その課題に対してどのように対処をしていきたいか」を整理して、深く理解する必要があると思います。この、"整理して深く理解する"ための方法や、その後のアプローチについて、障害者雇用という文脈ならではの課題意識が双方に生まれてくるのだと思います。

 私たちは、その人が大切にしているものと、大切にし続けるために課題に感じていることを整理して、障害が起因している背景があれば、時にはテクニカルな支援技術も用いながら適切なアプローチを行うということを行っています。この積み重ねを通じて、企業と障害者の相互理解を深めていく必要があるなと感じています。

 また、入社当時と比較して業界の変化を感じる場面もあります。私が福祉系の大学出身ということもあり、同級生の転職話で「就労移行支援に転職する」などよく聞くようになったのですが、まさに社会に必要とされている領域に早い段階で関わることができていることを嬉しく思っています。身近では、父親から「同僚に障害者がいて、どのようにフォローして良いかわからない」と悩み相談を受けることがあったのですが、自分の経験に基づいてアドバイスできたりするんです。このような出来事を通じて、改めて、あの時この道を選んで良かったなと実感しました。



地域の新たなコミュニティが生まれるような働きかけを通じて、様々な人が共存する社会を実現したい

----------今後のビジョンについても、お聞かせいただけますか?

 現在の自分を形成しているのはスタートラインの経験であると実感しています。冒頭にお話ししましたが、かなり多くの失敗やつまづきを経験しながら現在まで働いていますので、そのリアルな体験と得られた経験を後輩育成という観点から次世代につなげていきたいと考えています。失敗が多い分、よりリアルなアドバイスやつまづきやすいポイントを共有できるのではないかなと笑。後輩に対して等身大で関わり、"栗田さん(自分)に相談したら気が楽になるし、安心できる。"といわれるような存在でありたいと考えています。現在まで自分が育てていただいた経験を、たくさん返していきたいなと考えています。

 また、自分自身が学ぶ必要があることはまだまだたくさんあるため、チャレンジを止めずに頑張りたいと思います。その過程の中で、将来的にはマネジメントラインに上がっていくことも視野に入れています。

 もう少し長期的なビジョンでは、地域コミュニティの発展に寄与できるようなミッションにチャレンジしたいと考えています。小学生の頃、高齢者や障害者、児童など地元に住んでいる様々な人が集まって交流するイベントがありました。その場所には、世代や属性を問わないコミュニティが生まれていて、私自身とても居心地が良い場所だったといまでも覚えています。

 例えば、同世代での集まりでは知ることができなかったことや、聞くことができなかった体験談は、その人の人生の道筋を決めるきっかけになったりすると思います。いま、自分がサービスとして提供しているINCLUも、誰かの新しいコミュニティや居場所になっていると思います。

 いつか、障害という枠にとらわれず、児童や高齢者含め、様々な人が集まり交流できるような場所を地域に生み出すような働きかけをしていきたいと考えています!

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