「社員が成長すれば、会社も強くなる」
そんな信念を胸に、採用の現場で日々“未来の仲間”と向き合う採用担当者がいます。
会社と社員がともに育ち合う、そんな理想の形を目指す企業の想いとは。
「目の前の応募者が、会社の未来をつくる人材になる」そんな期待と責任を背負いながら、人と会社を繋いでいく採用の裏側に迫ります。
まずはお名前をお願いします!
株式会社スターシステムの田中彩絵(たなかさえ)です。スターシステムは名古屋本社を含め全国に7つ拠点があり、私は中部地域の採用担当をしています。
早速ですが、会社のビジョンや目標があれば教えてください。
スターシステムは今期で21年目。グループ全体としては27億円くらいを売上目標にしています。
採用での目標で言うと?
採用としては、新卒30名、中途30名の合計60名を目標に考えています。
中途採用の方は即戦力として入社していただけると嬉しいですが、入社後の研修やOJTで仕事を覚えていってもらえれば大丈夫ですよ。実務未経験でも「ITを専攻していた」とか「プログラミングを独学で勉強している」というように、何かしらの下地がある方だと尚ありがたいですね。
現在社員は270名ほどですが、まずは社員数500名という数字を目指して積極的に採用していきたいですね。社員数500名を超えると、企業としてワンランク上の段階が見えてくると思うんです。会社の規模感がお客様の信頼に繋がるという部分があるはずなので。
ITの会社で500名を超える会社ってそう多くはないですよね。そうなると、東京でも知名度信頼度が変わってきますので、東京の大手からも直接お仕事の依頼が更に増えるようになるんじゃないかと。
採用活動で意識していることはありますか?
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就職活動で社内の雰囲気を重視する人は多いと思いますが、外部から社内の雰囲気をみるって難しいですよね。面接官など、その会社の窓口になっている人で判断をするしかないので。
スターシステムでは社内の雰囲気を肌で感じてもらいたいなと思い、学生さんが見学できる時間を設けています。まずは1度見学に来ていただければと思います。
スターシステムで働く魅力は何だと思いますか?
これは社員それぞれの考え方なので難しい部分ではありますが、「自分の伸ばしたいスキルを伸ばせる」というのを魅力に感じている社員は多いと思います。
弊社では、組込ソフトウェア開発や機械制御、電気設計、機械設計などのさまざまな部署がありますが、会社が一方的に配属先を決めるのではなく、本人の希望を聞いて配属先を決定します。
自分のなりたいエンジニア像や今後キャリアの実現を目指してスキルを習得していけるのは、魅力のひとつなのではないかと思いますね。
待遇面ではいかがでしょうか?
待遇面でいうと、新卒の初任給を上げました。同時に既存社員のベースアップや賞与額のアップもしているんですけど、もし他社のアップ率が当社の考え方を上回っていくと太刀打ちできないかなという懸念はあります。
現状としては、査定を年2回、昇給を年4回設けるなど、できる限りのことはやっています。「他社と同レベルの好条件を出すには?」と考えていくと、やっぱり売上と利益率をアップさせていくということになりますね。
売上を社員に還元していくという考えについて聞かせてください。
まず売上を上げれば利益が増えます。社員の待遇改善のために還元できる余裕ができますよね。社長の稲葉は、常にこれらを社員に還元する方法を考えています。
1番は自社社員の待遇改善ですね。ワークライフバランスを保ち、人生をより良くできるよう還元していければと。待遇が良くなれば、他からの流入が増えるかもしれないですし。
積極的に採用して、社員を増やす。社員を増やしてしっかりと育成した結果、売上が増える。利益を増やして、社員に還元していくという形が望ましいです。そこで毎年50人前後を採用しますが、退職者・離職者、辞退をする方もいますので、ここ数年は社員数が微増という状態です。
退職や離職、内定辞退者が出てしまう要因はなんでしょうか?
コロナ禍ではリモートワークが定着しましたが、世の中の流れとしてフルリモートではなく対面を推奨する企業が増えてきています。当社でも対面の方が効率が良い、成果を出しやすい仕事のフェーズがある事に気づきましたので、対面での仕事を増やそうとしています。働き方が変わるので、フルリモートで仕事ができる環境を求めて離職する人がいますね。コロナが明けて、他業種でも採用が積極的になってきたという背景もあると思います。
内定を辞退する方の理由はそれぞれで、傾向や本音が掴めないというのが正直なところです。「他社と比較して条件で選ぶ人」「親近感を感じて他社を選ぶ人」「親のアドバイスで」など、多様化してきていると感じます。
東京での具体的なエピソードがひとつありまして。名古屋が本社なので、東京で入社した人にはリモートで本社採用の同期と同じ研修を受けてもらうことがあるんですよ。たまたまリモート研修の日に見学にきた学生さんが「あまりにも静かすぎる」と言って他社を選ばれたことがありました。リモート研修なんで、イヤフォンなどで講師の話を聞いている時は静かなのが当たり前なんですけどね(笑)内定辞退の理由はいろいろあるな、と思います。
キャリアアップとして離職される方もいるんでしょうか?
もちろんいます。社長の稲葉は「人生を豊かにするために、ビジネスパーソンに必要な基礎知識やノウハウを身に付ける事が出来るようにしっかりとサポートするから、うちで数年間しっかり学んで。そうすれば、もしも会社がつぶれたとしても、どこの会社でも活躍できるようになっているはず。」というマインド。
稲葉自身もサラリーマンから起業の道を選び、当時は他の経営者の人に教えてもらいながら経営をしてきた。今の若い人達にその恩を返していきたいという思いがあるようです。
この先のキャリアを考えて、まずはスターシステムに入社するという人もいますよ。
社員のキャリア形成と企業の成長速度について、どのようにお考えですか?
本来は社員だけでなく、同じように会社も成長していかなければいけません。
昔は終身雇用が当たり前でしたけど、それだと社員と会社の成長に乖離が生まれた時に違和感を感じるはずなんです。社員が成長しているのに会社が成長していかなければ、他に移ってキャリアアップしていかなければいけなくなる。どこの会社でもそうですが、会社が成長していないと、いつまでも同じレベルの仕事しかやらせてもらえないですから。
逆に社員の成長が追い付かないまま会社が成長してしまうと、社員に負荷がかかってしまう。うまく成長の材料になればいいけど、挫折してしまう社員が出てしまうかもしれない。それだとその社員は幸せにはなれません。
理想は、社員と会社が共に成長をしていく形ですよね。
例えば10年先に明確な目標がある社員がいたとして、会社が同じように成長していればチャンスが拾えるはず。社員と会社の成長をどうリンクさせていくかという点を大事にしたいですね。
採用ポリシーについてお聞かせください。
基礎が身についていると嬉しいですが、まずは最低限の興味を持って応募していただきたいですね。
「ITに興味があるので、自分で〇〇を勉強しています!」というような方は、意欲があって好印象です。個人でやるには限界があるかもしれませんが、何かしら行動をしている人は未経験であっても期待値が上がりますね。
弊社のホームページを見て、何かしら興味が湧いたからエントリーしてくださっているはず。「どういう部分に興味を持ったのか?」その興味を言語化して伝えてほしいですね。
人間的な部分では、チームとして円滑に仕事ができる人であれば最低限のラインは突破していると思います。あとは利他精神。社長の稲葉は、社員に還元したいというマインドなので、この考え方に理解がある人が望ましいです。
求められる人物像について教えてください。
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考えるだけでなく、行動できるタイプの人がいいですね。自分で動いてみて、うまくいかなければサポートをしてほしいという感じで。
仕事中に冗談を言い合う時間ももちろんあるので、真面目すぎず、ユーモアを理解してくれる人だと楽しく仕事ができると思います。
お客様の雰囲気によってチーム内の空気が変わることはありますが、これはケースバイケース。ON/OFFのメリハリがはっきりしていて、誰かが冗談を言えばみんなで雑談もする。自然と集中して仕事をする時間もあり、また誰かが一言発すれば笑い声がする。
見学のタイミングが難しいかもしれませんが、息抜きで雑談している時間も見てもらえればと思います。
スターシステムに向いてる人の特徴はありますか?
スターシステムにはいろんなタイプの人がいます。社長・稲葉の考え方で、画一的な人だけを採用するのは違う、そういう組織にはしたくないんですよね。尖ってる人がいれば真面目な人もいて、仕事の時は同じ方向を向いて一緒に仕事をしている。
仕事が終わればプライベートはバラバラ。ただ趣味が合えば付き合いがあっても良い。
プライベートと仕事のメリハリを付けられる人が向いていますね。実際そういう人が多いです。
採用面接の流れを教えてください。
細かくは、新卒と中途で異なりますが、まずはエントリーでキャリアを拝見させていただく。良ければ人事の方で一次面接を行い、ウェブでの性格診断テストや自社の適性検査を受けていただきます。
場合によっては現場責任者の面接を挟むかもしれませんが、多くは次が社長の最終面接ですね。
面接では一般的な質問もさせていただきますが、人となりを見せていただきたいですね。模範解答的な綺麗な回答ではなく、本音でぶつかってきていただければ!と。
内定後は本人の事情に合わせて、入社日を決めていきます。過去の例では最長で入社が半年後という社員もいました。希望に合わせて研修スケジュールを決めていきますので、そこはご相談いただければ。
入社を検討している方へ一言お願いします!
IT業界って学生さんから見ると、何をしているか見えにくい業種ですよね。ネット上で多くの情報が入手できる時代ですが、その情報だけで会社を判断しない方がいい。自分の目と耳で生の情報を求めていくと、就活として良い結果がでると思います。
スターシステムはいろいろな考え方の社員がいますが、経営者である社長・稲葉の考え方が実態に表れている会社。
業界としてもなくならないですし、間違いなく成長していく企業です。まずは1度見学に来てもらって、雰囲気が合えば積極的にエントリーしていただければと思います。
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本日はありがとうございました!
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