こんにちは、スパイスボックス採用広報の阿久津です。スパイスボックスではオンラインでのインターンシップを実施しました。
前半では人事担当による会社紹介と業務体験、後半ではクライアントワークに携わっている社員が登壇し、就活時の経験談や働き方についてのトークセッショを行いました。
今回は、後半のトークセッションパートをレポート形式でご紹介。どんな人がいて、どんな働き方をしているのか? の参考になればと思います。
参加学生さんからいただいた質問にもお答えしています。
登壇社員
佐藤 香菜(プロデューサー・シニアマネージャー/新卒入社5年目)
社内外のメンバーとチームを組みながら、フロントとしてクライアント対応を行う。クライアントが抱える課題に対しデジタルを軸とした解決策の企画立案・制作・実施までプロジェクトを推進。
趣味は「韓国ドラマ」を観ることで、パク・ソジュン出演ドラマは“ハズレなし”! オススメは「キム秘書はいったい、なぜ?」「彼女はキレイだった」とのこと。
飯泉 翔太(クリエイティブディレクター/中途入社4年目)
映像制作会社での経験を活かし、クリエイティブ領域におけるプランニングを行う。
コンセプト設計から、キャッチコピー開発、動画プランニングまで幅広く活動。(自主制作で映像制作も…)茨城からリモートで勤務しているため、休日は子どもと一緒に実家の農家を手伝うことも。
入社したきっかけ
佐藤:大学時代、マーケティング研究をするゼミで広告に興味を持ったことがきっかけでした。スパイスボックスのインターンを通して、社員さんや会社の雰囲気、カルチャーなどが気に入ったので、その後も他の会社のインターンも受けましたが、自身の実力を発揮したいと思えたスパイスボックスに入社を決めました。
飯泉:僕は、以前映像の制作会社にいたので、代理店側からの依頼や、ある程度方向性が決まっている内容を、どうしたらより面白くなるのか? どうしたら映像として豊かな表現にできるのか? など考えていました。ですが、映像にする以前に、その企業はどんな課題を感じていて、どんな想いを持っているのか、そこからどういう戦略のもとコンセプトやコピーが作られているのか? といった部分にも携わりたく、スパイスボックスへの転職を決めました。
スパイスボックスの立ち位置
ーースパイスボックスの具体的なお仕事の内容を教えて下さい。
佐藤:クライアントが抱える広告コミュニケーションの課題感や悩みに対しての解決策を、戦略から戦術まで検討し、プロデュースしていく仕事です。具体戦術(=広告コミュニケーション施策)を形にしていく際に、相性のいい制作会社やキャスティング会社、メディア運用会社など、協力会社との連携も必須となります。スパイスボックスを制作会社だと思われている学生さんも多いです(笑)。
飯泉:制作会社だと思っている方も多いですよね。役割の違いでいうと「どういう映像を撮りたいか・どういう映像にするとターゲットに効果的に届けられるか」の企画はスパイスボックスが担いますが、具体的なカット割りなどは制作会社の監督さんに任せることが多いです。ただ、大学時代に映画を撮っていて、脚本や演出まで取り組みたい社内メンバーもいるので、個人の挑戦したい領域や、案件によってはスパイスボックスが一部実制作まで担当する場合もあります。
ーー「プロデューサー」や「クリエイティブ」といった職種ごとの違いは、どんなことがありますか?
飯泉:まずクライアントからプロデューサーに「商品をどうプロモーションしたらいいか」相談をいただくので、予算感やターゲット、商品の特徴や詳細などヒアリングする場を設けます。
次に、クライアントのオーダーや課題感に対し、どんなチームを作れば最適かをプロデューサーが考えて、社内のクリエイティブチームのメンバーから、得意領域などを考慮し判断した上で相談をします。僕らクリエイティブチームはこのタイミングで商品詳細や、クライアントの要望を知ることが多いです。
ここから企画に入るのですが、「過去に実施した◯◯のときのような施策にできるといいなぁと考えています。」など、方向性を示してくれるプロデューサーもいます。私はクリエイティブ・ディレクターとして、どんなアイディアだったらクライアントの課題を解決することができるのか、どんな表現だったら触れた人の心を掴めるか考えるなど、クリエイティブに関する全体の統括を担当しているのですが、企画においてメンバーが必要な際には+αで社内にいるプランナーにも声をかけ、都度、その施策にあったクリエイティブチームを作ります。
佐藤:最初のミーティングでは、クリエイティブチームだけでなく、プロデューサー側もアイデアを出したりディスカッションをしたりもしますよね。
飯泉:ある食品系のクライアントから新商品のプロモーション依頼があったときは、プロデューサーもクリエイティブメンバーも集まって、まずは試食会をして、感想を言い合って、強みを整理しました。そこから方向性を定めて企画を提案し、軸となるコミュニケーションコピー(キーメッセージ)が決まり、イメージキャラクターに起用する俳優・タレントさんを選定していきました。
佐藤:以前、飯泉さんとご一緒した企画では、コミュニケーションコピーや世界観がキャッチーで面白いと、テレビにも取り上げていただけました。
飯泉:映像をつくっていく際の、カット割りや、映像のトーン、美術、衣装、ヘアメイクなどの細かいディレクションやアイデア出しは制作会社と協力しながら進めていきます。
佐藤:プロデューサーとしては、出来上がったクリエイティブをどのSNSでどのように使うか? の提案や、スケジュール管理、予算調整などをします。
Q&A
ーー案件を進める中で、楽しいことや辛いことなどはありますか?
佐藤:公開までのスケジュールが短いご相談をいただくと、社内の動きもクライアントとのやりとりも密になるので、頑張りが必要な瞬間はありますかね。ただ、忙しかったり大変だったりすることはありますけど、公開後に、ユーザーからポジティブな反応がもらえたり、伝えたかったメッセージがきちんと受け取ってもらえたりすると嬉しいです。私、担当した案件をハッシュタグとかでエゴサするタイプなので(笑)。
飯泉:わかるわかる(笑)。世に出たときは嬉しいですし、妻から「今、SNSで表示されたよ!」って僕が担当した広告のスクショが送られてきたときは、あぁ~よかったなぁ~って。あとは、映像制作会社にいたからか、衣装のネクタイの色はどうするかとか、登場人物のキャラクター設定とか細かいことを考えている時間も楽しいなって思います。辛いときは、企画を考えているときですかね。なかなか煮詰まってしまうこともあるので……(笑)。
ーー仕事の進め方的にはチーム制が多いのでしょうか?
飯泉:案件によっても変わりますし、同じクライアントでも商材ごとにチームが異なることもあります。先ほどお話しした食品系のクライアントさまの例では、クリエイティブ担当とプロデューサーあわせて8人くらいで担当しています。かなり多いほうです。
ーー同時期に、どのくらい並行して案件を進めるのでしょうか?
飯泉:プランニング案件や制作が進んでる案件含めて10案件くらい受け持ったことがあるのですが、1個だけを集中して考えるよりも、互いで得た着想が影響しあうので、僕自身は同時並行の方がいいコピーが出来上がる気がします。
佐藤:プロデューサーでいうと、提案中の案件が2つ、現在進行中の案件が2つで、計4案件が同時に動くとかはありますね。
ーースパイスボックスならではの利点はありますか?
佐藤:最初に行うSNS上の調査をもとに、ブランドや商品のエンゲージメントを獲得するためのコミュニケーション戦略立案から、具体施策を協力会社と連携しながら形にして世の中に公開し、その効果検証まで、全フェーズに携われるのはスパイスボックスのいいとことかなと思います。デジタル基点ではあるものの、クライアントの課題解決になっていれば、リアルイベントや交通広告も提案・実施しますし、より広い知識が身につくのは大きいです。
飯泉:プロデューサーによっては、自分で考えてガンガン提案する人もいますし、クリエイティブでも脚本・監督に興味のある子は自分で「よーいスタート」と「カット」を現場でしている子もいます。
佐藤:そうですね。明確にこれはやっちゃだめ、この領域には手を出してはだめと明確に決まっているわけではないので、自分が伸ばしたいスキルを伸ばすことはできると思います。
飯泉:僕はフラットなところが好きです。プロデューサーもクリエイティブも、みんなが意見を出し合える環境はすごくいいなって。
佐藤:ミーティングがものすごく白熱することが多いですよね(笑)。
飯泉:あと、年齢に関係なく、「やりたいならやっていいよ」「できるならやっていいよ」っていう社風が、その人の意志を尊重してくれていていいなって思います。
ーー最後に、学生さんにメッセージをいただけると嬉しいです!
飯泉:就職活動って、人と違う特別なことを言ったほうがいいのかなと思っちゃったりしますけど…。(僕もそうでした)必ずしも大きな個性はなくてもいい。当時は「いつか実家の農家を手伝いたい」と言い続けて、何社か落ちましたが、なぜか「面白いね。じゃあ、どんなCMだったらその野菜が美味しく見えるか考えなきゃね。」と面白がってくれて入社させてくれた会社もありました。個性は大切ですが、その個性の大きさはあまり気にしなくていいのかなって思います。もし、みなさんともお会いする機会があれば、ぜひ色々とお話したいです!
佐藤:今は自分が何をやりたいのか模索している段階だと思うのですが、スパイスボックスのカルチャーを知った上で、自分の魅力が輝きそう! 最大限に活かせそう! と感じたら、ぜひお待ちしております。また、この状況での就職活動は大変だと思うのですが、応援しています!