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サービスビジョンをビジュアル化した話

Spacelyにジョインして8ヶ月。
やっと向かうべき方向の旗印となるサービスビジョンのビジュアル化が完成したので、その裏話を書こうと思います。

サービスビジョンって何なのか

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)というワードを聞いたことがある人も多いと思います。
この言葉は企業の組織作りの時に出てくる言葉であり、一言で説明をすると以下のようになります。

ミッション:果たすべき使命
ビジョン:実現したい未来
バリュー:約束する価値

ビジョンとは実現したい未来のこと。
ではサービスビジョンとは何なのか。それはサービスで実現したい未来ということになります。

スタートアップの多くは1つのサービスをみんな作り上げ、会社のMVVが絶妙な具合に重なり合い、混ざり合ってる会社も多いと思います。(実際のところはコーポレートブランディングとサービスブランディングは別軸なのですが、今回は置いておきます)
つまり、スタートアップにおいてサービスビジョンは「サービスを通じて実現したい未来」であり、そのビジュアル化はその未来を目に見える形にするということです。

目に見えるサービスビジョンはみんなの旗印

なぜ、目に見えるサービスビジョンが必要なのでしょうか。

私がSpacelyにジョインした時は約20人くらい。8ヶ月で30人を超えています。そしてこれからもサービスの成長に合わせて増えていくと思います。

少数のうちは何となくふわっと共有されたサービスビジョンで走れるのですが、人数が増えればふえるほど、サービスビジョンを浸透させるのが難しくなってきます。
そこで目に訴えることができ、直感でわかりやすいサービスビジョンのビジュアル化が必要になってきました。

まずは自分の中のサービスビジョンを固めていく


次に、私の中で固まっていたイメージをアウトプットしていきました。
私のイラストのラフはいつもひどいと話題で、学生時代から「このラフがどうやったら作品になるか分からない」と言われるので見せるのも恥ずかしいのですが...



メンバーにフィードバックを求めてみるが...壁にぶつかる

サービスビジョンはメンバーみんなに関わってくるため、メンバーの意見も重要になっていきます。
slackに第一稿を投稿し、意見を求めてみたものの、問題がおきます。
フィードバックがなかなか戻ってこないのです!!

みんな業務があったり、そもそもイラストにどのような形でフィードバックをどういれたらいいか分からないなどの意見もあるかと思います。

しかしこのままではサービスビジョンは「デザインチームがなんだかよく分からないけど勝手に作って盛り上がっていたもの」になってしまいます。
それはとてもよくありません。

特に小規模なスタートアップのうちに出来上がるサービスビジョンのビジュアル化はみんなで作り上げるというステップが重要だと思います(私はね)

みんなの意見を集めるためにやったこと


お菓子を配ってみた!

というのは冗談で。とはいえ結果論としてはお菓子の配布なのですが。
まずはデザイナーの私がみんなと交流をもつところからスタートしました。
現在のSpacelyはエンジニアルームとセールスマーケルームにわかれており、エンジニアルームにデザイナーが属しています。

ビジネスサイドのメンバーとの交流が少ないのは事実なので、まずはお菓子をもってセールスマーケルームの入り口で意見を収集することにしました。

何より、この取組を介してサービスビジョンにコメントすることでみんながサービスビジョンへの関わりを感じてくれると考えたからです。


1コメントにつき、お菓子を1つあげるというシステム。
ここで記載するフィードバックにはルールはなく、思ったことなら何でも書いていいというルールにしました。
なぜなら、私は「物事にフィードバックをするというのは習慣づける必要がある」と思っています。
習慣になる前には、フィードバックの前段階にあたる、感情の発散が大事だと思っているからです。

人間は一番初めに書くというのは苦手なので、まずはエンジニアメンバーからフィードバックを収集。
Spacelyのエンジニアは仲が良いので、みんな集まってワイワイ書いてお菓子を食べてました(ありがとう!)

ある程度のコメントが詰まったところでセールスマーケの部屋へ移動。


入り口すぐに置いてあるソファーで仕事をしながら、目があった人1人1人に声をかけて、交流をしながら意見をもらいました。

みんなの意見をブラッシュアップしていく

集まったフィードバックを元にブラッシュアップ。
全てのフィードバックを取り入れるのではなく、フィードバックの意味を考え、反映されるように作っていきます。


モチーフの追加&調整、カラー調整、細部の調整。
微調整しては印刷してを繰り返していきます。サービスビジョンはweb以外にも使われるので、紙に印刷して雰囲気を見ていきました。

サービスビジョンの完成

こうしてメンバーの意見が集約され、出来上がったサービスビジョンはこちら。



微調整と印刷を繰り返した内容は反映されてないですが、大きな進化の過程はこちら。


セールスチームのフィードバックにあった、ビジネス色がプラスされたり、カラーとモチーフが大きく調整されていきました。

今後、このサービスビジョンをもとにSpacelyの実現したい未来に向かって走っていくこととなります。
もちろん、その過程でVR業界も大きく変わることもあるでしょう。その度にこのイラストを調整して、旗印にしていければと思います。

サービスビジョンのイラストは現在、CEOのピッチ資料や採用ページで登場しています。
このイラストが表現するSpacelyが実現したい未来を作れるように、サービス開発も頑張っていきます。

※こちらの記事は小太刀が個人的にやっているnote「スタートアップの一人目デザイナーのひとりごと」よりリメイクの上、転載したものとなります。

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