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【サービス紹介】おしえて編集長!「人気Webメディアを運営する」ってどういうこと!?

こんにちは。採用担当の小野です。今回は、弊社が運営するWebメディアの編集長にインタビュー!メディア運営の大変さや難しさ、楽しさややりがいについて話していただきました。「メディアの編集長」という同じ立場でも、チームが違うと業務もだいぶ変わってくるようです。チームならではの強み、魅力を活かしたメディア運営とは?編集長のリアルな声をお聞きください!


【編集長紹介】

(写真左)青柳 喬:登山Webメディア『YAMA HACK』編集長。前職では、旅行ガイドブックの編集、Webメディアの運営を経験。高校~大学で山岳部、ワンダーフォーゲル部に所属。登山と写真が趣味。

(写真中央)野口 剛史:釣りWebメディア『TSURI HACK』編集長。前職は不動産営業。5歳から釣りを嗜む。好きな釣種「へらぶな釣り」の人気を高めたいという野望を持つ。

(写真右)濱松 教道:キャンプWebメディア『CAMP HACK』編集長。専門商社勤務、1年間バックパッカーで世界1周を経験。甘党で、パンケーキとケーキが好き。


-お忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます!早速聞きたいのですが、編集長って具体的にどんな仕事をされているんですか?編集部員と何が違うんでしょうか。

(青柳)各編集部で編集長の仕事も変わってくるというが大前提ですが、大まかに決まっているものもあります。まずは「編集方針を決める」こと。会社としての経営方針・目標を自分のメディアに落とし込んだときに、どうするのか。編集部としての方針を、具体的なものとしてメンバーに伝えます。進む道筋を示してあげるという役割ですね。

それに付随して、KPI設定などメンバーの数値目標管理も行います。数値管理では、タスクを整理してあげることも大事だと感じています。各メンバーは多数の業務を抱えているため、KPI達成のためにその中でも優先することは何か。目標と照らし合わせて、道筋を確認する作業も行います。なので、現場での業務というよりも、全体を俯瞰的に見てディレクションする役割が大きいですね。チームとしての舵取りをするのが編集長のメイン業務になってくるのかと認識しています。なかなかできていない部分も多いですが…。

(濱松)確かに、現場での業務はそんなにないですね。僕自身も、記事はほとんど書いていないです。書きたい気持ちはすごくあるのですが…。『CAMP HACK』では、1記事の執筆におおよそ4時間くらいかかります。校正を加えて公開するまでには、6時間くらいかかっているのではないでしょうか。メンバーによっては、もっとスピーディーに仕上げることができる人もいます。質の高い記事を効率的に配信するために、記事の執筆はメンバーに任せているという状況ですね。

僕の場合は、対外的な折衝に多くの時間を割いています。タイアップ記事の交渉や営業、展示会回りなどですね。特に展示会は、各メーカーのプレスさんとネットワークを構築できる貴重な場。編集部との調整役として、良い関係を築けるように注力しています。

(野口)『TSURI HACK』の場合は、チームの舵取りという役割はそんなに強くないですね。各々の進め方に任せている部分が多いからだと思います。それよりは、みんなが「やりたい」と思う企画を実現できるように、環境づくりをすることが多いかなと。現場が集中して高いクオリティの記事を出せるように、サポートする役目なのかなと思っています。


-なるほど。編集長によってもウェイトを置く業務は変わってくるのですね。では次に、Webメディアを運営することの大変さや苦労する点など、編集長としてどのように感じていますか?

(青柳)そうですね、私は雑誌とWebの両方を経験しているので感じるのですが、Webメディアってまず読ませるところから始まるんです。雑誌は手に取ったらそこで読者になる。でもWebメディアは、検索やSNSで偶然見つけてもらうもの。そこからどうやって読ませるかは、日々考えていますね。

Webメディアは人を集めて読んでもらうことが大事。集客するにはSEO向け記事を書いたりしないと難しいのですが、ただ集めればいいという訳でもありません。最終的には「このメディアは何がしたいの?」という壁にぶち当たるんです。どういう世界感にしていきたいのか、明確にしていかなくてはいけない。

『YAMA HACK』では、「登山の楽しさを伝えること」「登山の障害を取り除くこと」に焦点を合わせ、記事制作をしています。このメッセージを伝えるために、コンテンツ企画は特に大事にしています。『YAMA HACK』じゃないとダメと言われるくらい、ユーザーさんに愛されるメディアになりたい。そのためのメディア運営に、毎日頭を悩ませていますね。

(他編集長も、「うん、うん」と頷いて共感)

-野口さんはいかがですか?

(野口)釣りってちょっと特殊かもしれませんが、“遊びを仕事にしている”という感覚が特に強いんです。メンバーも“仕事としての釣り”を強く意識をしています。ですが、僕としては『TSURI HACK』編集部は誰よりも釣りを楽しみながら運営しているメディアにしたいと思っています。楽しみながらやってるなぁというのが読者に伝わるメディアにしたいなと。

なので、“仕事は真面目に”という意識を取り除くのが自分の役目。周囲からは「あいつら遊びに行ってやがる!」と思われるぐらいで丁度いいなと(笑)。その環境づくりや意識改革はまだこれからなので、力を入れてやっていきたい部分です。

(濱松)釣りの取材に行くときの『TSURI HACK』編集部、すごいイキイキしてるもんね(笑)。

僕は、『CAMP HACK』編集部はチームワーク力がないかもしれないと、一時期悩んでいました。でも、過剰に仲良くする必要も感じないので、最近はこれでも良しとしています。大事なのは「何がよくて何がいけないのか」。そこがブレなければいいのかなと感じています。

『CAMP HACK』は最初は僕1人でスタートしたメディア。そこから段々とメンバーが増えていって、今では多くの人が関わるメディアになりました。だからこそ、「自分のコントロール」が難しいと最近は感じています。

-自分のコントロール?

最初は僕1人だったので、自分の目線ですべて決めてきました。でも今はメンバーとメディアを運営しているので、様々な目線が入ります。目線を合わせることと、そのバランス感。何を指摘して何を指摘しないのか。しっかりすみ分けができていないといけないので、その判断が難しいですね。自分を律していないといけないというか。

(青柳)そこは確かに難しいですね。例えば、『YAMA HACK』として出して恥ずかしくない記事が自分の中で最低80点だとして、85点の記事を90点に上げるのはすごく難しいし、あえてあまり言わないようにしています。100点を突き詰めた指摘は自分のエゴもでてきますし、あまり意味がないとさえ考えているんですよね。ただ、70点の記事については最低80点にもってくる指導をしなくてはいけない。もちろん100点を目指してほしいんですけどね。やっぱり、メディアは自分だけのものではないので。満たすべきクオリティを担保しつつ、メンバーを縛り付け過ぎないさじ加減は悩みどころですね。

(野口)あと、3ヵ月に一度設定するMBO(目標管理制度)も毎回悩む…。『TSURI HACK』ではKPI設定も編集長の仕事になっています。ただ、僕が全てを設定してしまうと、僕のイメージする範囲でしかメディアが成長できないのではないかと危惧しています。いろいろな能力をもったメンバーたちなので、あらゆる可能性を伸ばしてほしいですからね。また、KPI達成だけが目標になってしまうのも嫌だなと。そうならないよう、メンバーには何度も伝えています。


-ふむふむ。管理職ならではの悩みがあるようですね。では、逆に、楽しさややりがいについてはいかがですか?たくさんのやりがいがありそうですが。

(青柳)純粋にフィールドでメディアを見てくれている人を見ると、嬉しいですね!また、業界内での評判が上がってきたかなと感じることがあると嬉しくなります。先日は、雑誌の取材を受けさせていただきました。編集長はメディアの看板としての立場があるので私が受けましたが、これもすべてメンバーのおかげだと考えています。みんなの頑張りが評価されたと思うと、本当に嬉しくなります!

(野口)そうですね、編集長ならではのやりがいで言うと、業界の偉人に会える機会があることですかね。釣り業界では知らない人はいないレジェンドに会える機会もありました。編集部でもなかなか会えないレベルの偉人に、編集長としてお会いできる機会があるのはやりがいのひとつですね!

(濱松)うん、確かにそれもありますね。自分の好きなブランドの方に裏話を聞けたり、考え方を聞けるってなかなかできないこと。それが編集長であればできる可能性があるのは嬉しいですね。

先ほども話に出てきましたが、編集長はメディアを俯瞰的に見ています。俯瞰的にメディアの成長を感じることができるのも、僕は面白い部分かなぁと。『CAMP HACK』スタート当初は、メーカーさんからリリース情報を送ってもらえるだけでも嬉しかったです。「誰かが知ってくれている」と思うと嬉しかった。でもそこから段々と成長してきて、今では記事を書いてお金をいただけるまでになりました。何もなかった頃からの成長を思うと、嬉しい反面、なんだか不思議な気持ちでもありますね。


-自分たちのチームの「強み・弱み」ってどんなところにあるとお考えですか?

(野口)『TSURI HACK』チームの強みは「チームワークと主体性」だと思います。“どうしたらユーザーに伝わるか”激論を繰り広げることもしばしばです。逆に弱みは「メディア運営経験が少ないこと」だと考えています。

(青柳)『YAMA HACK』は美人が揃っていることが強みですね!(自慢げ)あとは、メンバーの登山経験やスタイルもバラバラなので、様々なユーザーに向けた記事を提供できることです。弱みは何だろう…?弱みになるかどうかは分からないのですが、対外的にしっかりと熱量をもってビジョンを語っているメンバーがまだ少ないことですかね。私が見えないところでしているかもしれませんが。どんどん前に出て『YAMA HACK』を熱く語ってもらいたいです(笑)。

(濱松)『CAMP HACK』は繰り返しになりますが、チームワークが改善点。ただ、個々で自分の役割を理解はしています。強みは、ユーザーへの理解度が高いことですね。ユーザー目線は当たり前(そうじゃないと、Webメディアはキツイ)。そこからもう一歩踏み込んで、ユーザーの気持ちに共感する力が高いと考えています。


-編集長から見て、「このチームのココがスゴイ!」とかってありますか?

(濱松)『TSURI HACK』の、記事に対する「良くしたい!」という気持ちや姿勢はすごいと感じています。みんな前のめりで意欲的。一人ひとりも主体的に動いていて、何よりも熱量がすごい!

(青柳)それは私も思います。そこが強みとなってうまく機能してますよね。

-逆に『TSURI HACK』チームが参考にしているのはどのようなことですか?

(野口)『TSURI HACK』は一番後発のチームなので、先を行く『CAMP HACK』『YAMA HACK』の良い所を全部吸収するつもりでやっています。運営経験の少なさが弱みといいましたが、みんながそれを自覚しているので、とにかく周りに聞いて真似している。「意欲的」という強みが弱みをうまくフォローしているのではないでしょうか。

『YAMA HACK』はコンテンツに対するこだわりが1番強いと思います。時間を惜しまずに、納得のいくコンテンツを作っている。『CAMP HACK』も細かい部分まで本当にこだわっています。配色とかキャッチとか画像のクオリティとか、気づかないようなところにまで徹底しています。勉強になることが多いですね!

-最後に、3メディアとしての今後の目標について教えてください!

(野口)3メディアで一緒に何かしたいですね!それぞれ特徴のあるいいメディアが集まっているので、合同で面白いことができたらいいなぁ。

(濱松)実は『CAMP HACK』ではフリーマガジンを発行しているんですが、夏号で『YAMA HACK』『TSURI HACK』にも登場いただこうかと考えています。アクティビティ紹介として、登山や釣りの魅力を存分に語ってもらおうかと!

(青柳)ユーザーさんからのニーズに合わせて、横軸での展開も積極的にやってみたいですね!新たなアウトドアレジャーの魅力を伝え、アウトドアレジャーを楽しむ人が増えてくれたら、私たちとしても嬉しいです!

-ありがとうございました!今後も『CAMP HACK』『YAMA HACK』『TSURI HACK』に期待しています!

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