現在、SORAでは「SORA×お客様共創プロジェクト」というプロジェクトが進行中です。
SORA×お客様共創プロジェクトは、お客様の声から生まれたプロジェクトです。
コンペを通過したデザインがSORAのジュエリーとして生み出されます。
今回、タッグでコンペに参加した佐久間さんと竹内さん。
佐久間さんは入社2年目(画像右)、竹内さんは入社1年目(画像左)という若手タッグ!
社内コンペ通過は二人にとっても驚きだったようです。
チャンスを感じ取ったふたり
板倉(以下、板):企画参加のキッカケはなんですか?
佐久間(以下、佐):これはチャンスだと思って!
自分のデザインしたものが商品になるって、嬉しいことだし名誉なことだと思ってます。
今回のコンペは誰でも参加できるっていうことだったので、絶対に参加したいと思いました。
あとは、モチーフや想定されているお客様が決まっていて、そういった条件のある中でデザインするのは私にとっては難しいことなんですけれど、あえて苦手なところもチャレンジしたいと思ってエントリーしました。
板:チャンスだし、チャレンジでもあったんですね。
佐:どれだけ自分のデザイン力が通用するのかっていう力試しをしたいという気持ちもありました。
この1年でどれくらい力が付いたのかとか、「ソラの美」と「自分の美」は合っているのかとか、勉強してきたことが結果にあらわれるのかどうかとか…
いろいろ考えてチャレンジすることにしました。
板:審査されることの怖さはなかったんですか?
佐:フィードバックがもらえることは事前に知っていたので、もし今回落ちても、どういったところが足りなかったのか、どこを改善すればソラらしくなれるのか、明確にしてもらえるので、そういう学べる機会にもなると思っていました。
板:なるほど、ソラを学ぶ機会でもあったんですね。
佐:はい!
板:竹内さんはどういうキッカケだったんですか?
竹内(以下、竹):私は美大や美術系専門学校の出身ではないので、まだデザインが描けません。だから、コンペの参加を諦めていました…
でも!佐久間さんがデザインを描いてくださるとおっしゃってくれて!
佐:笑
竹:私は佐久間さんみたいに、フィードバックがもらえる、そこから学べる、っていうことまで考えられていなかったです。
とにかく、言語化するという自分の得意を活かして先輩をお手伝いできる。一緒にコンペに参加させてもらえる。これはもうやるしかないと思いました!
板:とりあえず「チャンスじゃん!」という勢いで?
竹:そうですね、チャンスじゃん、やるしかない!という気持ちで(笑
良くも悪くも前向きな部分しか考えてませんでした。
板:ふたりとも今回のコンペにチャンスを感じて参加したんですね。
夢見ごこちと驚きと…
板:チャレンジしてみた率直な感想を聞かせてもらえますか?
竹:社会人になったことを実感してます。1年目からコンペに参加できるのはソラならではかなって思ってます。
でも、コンペに通ったことにはまだ実感がありません…
まだ人ごとな感じがします…
板:まだ人ごとなんですか?
竹:デザイナーとしてひとりでお客様を担当したこともないですし…
板:コンペデビューが先になっちゃいましたね(笑
竹:なにもかもがはじめてで、夢のような感じです。
板:佐久間さんはどうでしたか?
佐:まさか選考に通るとは思っていませんでした。
板:そうなんですか?
佐:まだまだデザインの作り込みが薄いと思っています。もう少しひねったデザインができたんじゃないかなって思います。
なので、企画を担当している福澤さんに呼び出された時、びっくりしました(笑
板:お客様の指輪づくりとの違いはありましたか?
佐:お客様の指輪をデザインするときよりは、わかりやすさみたいなものがありました。
板:わかりやすさとは?
佐:普段、お客様の指輪をデザインするときは、お客様の想いという目に見えないものを形にしていく難しさがあります。
でも、今回のコンペは、モチーフは植物で、ターゲットとなるお客様像も決まっていて、どういう場面で贈るかも決まっている。
そういった条件が固定された中でデザインすることのやりやすさみたいなものは感じました。
ただ、選ぶモチーフによっては似通ったものになったり、ありきたりなものになってしまうので、そうならないように考えるのが難しいところではありました。
板:決められた範囲でどうこだわるか、という感じですか?
佐:そうですね。たとえば、今回のデザインだと、誰ともモチーフが被らないんじゃないかと思って、植物の中でもどこにでもある観葉植物をモチーフにしてみました。
板:なるほど。
佐:あとは普段の仕事との違いだと、たくさん時間を使えました。
目の前のお客様のためにデザインするときとは違って、自分のこだわりと向き合うことに時間をかけられました。
でこぼこ相乗効果
板:ところで、ふたりはどういうキッカケでタッグを組んだんですか?
竹:私が佐久間さんから声をかけられました。
板:佐久間さんからスカウトしたんですね。
佐:いや、竹内さんは文章の組み立てがうまいんですよ…!
頭の構造違うなって思うくらい(笑
竹&板:笑
佐:私は描写の組み立てはできるけど、言葉の組み立てはすごく苦手で課題に思っている部分でもあるんです。
でも、竹内さんはデザインは描けないかもしれないけれど、キーワードを集めてうまい具合にまとめるのがすごく得意に見えて。日報とかもちゃんとまとまってるんです。
竹:日報ですか?笑
佐:そういうところを見ていて「なんでもまとめてくれそう!」と思って。
「これ、こういう感じにしたくて、こういうコンセプトで描いたんだけれど、うまく言葉にしてー!」って感じでお願いしました(笑
竹:デザインと、モチーフの植物と、その植物を選んだ理由は佐久間さんが先に考えていたので、私はそのキーワードを組み立ててコンセプトにしたって感じです。
板:うまく、お互いが持ってないものを補い合えるタッグだったんですね。
佐:そうです。
竹:そう言ってくださってます。
一同:笑
佐:竹内さんが私の言いたいことをほんとにキレイにまとめてくれるんで、頼んでよかったと思ってます。
板:ふたりがタッグを組んだことについて、周りの反応はどうでしたか?
竹:「え?このふたり?」って感じでした(笑
佐:組み合わせ自体が意外だったみたいです。福澤さんに話したときも「え?竹内さんだよね?」って言われました(笑
竹:私はそもそもまだ1年目で、同期と一緒にいるのが多い状態だったので、「同期以外で組むんだ…!」みたいな感じでした。
板:そういう驚きも生まれる楽しい企画なんですね!
佐:私だけでコンペ出してたらきっと文章ぐちゃぐちゃです。
竹:私も、私だけで出してたら提出フォームに絵が載ってないです。
板:それは、ふたりともコンペ通らないですね。
一同:笑
なかなか通常の業務だけでは起こらない組み合わせが、思いもよらない化学反応を起こした本企画。
社員も楽しめる企画になっているようです!