こんにちは、総務部(General Affairs Div.)の波多です。
「ソニックウェアに迫る」シリーズ第3弾をご覧いただき、ありがとうございます。
現在、ソニックウェアでは新たな仲間を募集しています。
その前に「ソニックウェアってどんな会社?」と気になっている方に向けて、今回は代表・遠藤に「自社製品の展開と今後のソニックウェア」について、じっくり話を聞いてきました。
Q.2016年に「ELZ_1」の開発がスタートし、2019年3月に出荷・発売されました。その後の自社製品開発はどのように進んだのでしょうか?
遠藤:「ELZ_1」に続き、ライブ演奏に特化した「LIVENシリーズ」の初号機「LIVEN 8bit warps」の開発に着手しました。Kickstarterでのクラウドファンディングに向けて開発を進め、2019年末にはプロモーションビデオを撮影。
2020年1月16日、NAMM 2020の初日に合わせてYouTubeにPVを公開し、クラウドファンディングをスタートさせました。
目標額は500万円、募集期間は50日間(〜2020年3月2日)でしたが、NAMMでの注目もあり、開始からわずか4日後の1月20日には目標を達成。
最終的には約2,174万円と、目標の4倍以上の支援をいただきました。
その後、コロナ渦などで思うように開発・出荷が進まず9月より出荷を開始しました。そして次の製品開発にもすぐ取りかかりました。
参考:https://youtu.be/7Ush56OOnIo?si=JUgH3wpyMtdyukoR (LIVEN 8bit warps PV)
Q.「ELZ_1」は開発から出荷まで3年かかりましたが、「LIVEN 8bit warps」は約1年での展開。短縮できた理由は?
遠藤:試行錯誤の繰り返しながら「ELZ_1」作り上げたおかげで「LIVEN 8bit warps」を作る際の主要なパーツの選定に迷いがなかったのが大きいですね。
また、「ELZ_1」を作る際に協力頂いた企業が「LIVEN 8bit warps」も携わってくれたことで企画・開発にかかる時間が大幅に短縮できました。
ただ、当時の体制では1年に1台展開するのが限界でした。
Q.2020年以降は、製品のリリースが加速していますね。何が影響しているのでしょうか?
遠藤:やはり仲間が増えたことが大きいですね。頼れる役員や社員が加わってくれたおかげで、製品開発の幅が広がりました。
またLIVENシリーズはハードウェアを共通化する方針を取ったため、企画や仕様、ソフトウェア開発に集中できたのが大きかったですね。
2021年には「LIVEN XFM」「LIVEN BASS&BEATS」の2機種を展開。
2022年には「LIVEN Lofi-12」や、初のサンプラー「SmplTrek」を開発し、再びKickstarterでクラウドファンディングを実施。目標500万円に対して、約6,100万円と12倍超の支援をいただきました。
2023年は「LIVEN Texture Lab」やPerfect Circuitとのコラボ限定モデル「LIVEN Lofi-6」、さらにサンプラー「Lofi-12 XT」を含めた3機種を展開。
2024年は「ELZ_1 play」「LIVEN MEGA SYNTHESIS」「LIVEN Ambient 0」の3機種を展開しました。
4年間で10種類もの製品つくりが出来たのは仲間がいなければ実現できませんでした。
本当に感謝していますし、一緒に仕事が出来ることが嬉しいです。
Q.怒涛の製品展開の背景には、共に製品を作り上げていく仲間の力があったんですね。今回の組み込みエンジニア募集もその一環ですか?
遠藤:「開発ペースを上げたい」「開発力を高めたい」といった面もありますが、
私たちのミッションは「今までにない楽器の発明と進化に挑戦し続けることで新しい楽曲や音楽文化の誕生に寄与すること」ですのでそこに向かって、一緒に挑戦してくれるエンジニアを求めています。
特定の音楽シーンやニッチな領域に向けた楽器づくりは、大企業では市場規模などからなかなか取り組むのが難しい領域です。
少数精鋭の様々なバックグラウンドを持ったメンバーで構成されるチームだからこそ、他社にはない視点と独自性を持った楽器を世の中に届けられる。
また「使い手、作り手の両者がワクワクしながら、今までにない音や表現を作り出せる楽器にこそ価値があり、私たちが作る意味がある」と思っています。
そんな想いに共感してくださる方と、ぜひ一緒にものづくりをしていきたいと思っています。
この記事を読んで「話を聞いてみたい」「ソニックウェアのことをもっと知りたい」と思ってくださった方、ぜひご応募ください。
3回にわたってお届けした「ソニックウェアに迫る:代表・遠藤インタビュー」は、いかがでしたでしょうか?
インタビューを通じて、私も改めて弊社のものづくりへの情熱とそれを形にするまでの道のりを知ることができました。また、多くのユーザー様から寄せられの熱烈な激励や要望が寄せられる理由がわかったような気がしました。
ソニックウェアでは現在、組み込みエンジニアを募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ以下の募集ページよりご応募ください。
一緒に、これからのソニックウェアをつくっていきましょう!