こんにちは、GA(General Affairs Div.)の波多です。
「ソニックウェアに迫る」第1弾に続き、今回もご覧いただきましてありがとうございます。
現在、私たちは新しい仲間を募集しています。
その前に、「ソニックウェアってどんな会社?」と気になっている方のために、まずは会社設立の背景についてお伝えしたいと思います。
シリーズ第2弾は、代表の遠藤に「自社製品作りへの道のり」について聞いてみました。
Q.大学院で大好きな「工学」と大好きな「音楽」が結びついて電子楽器を作ろうと決めた社長の卒業後の進路はどのように決めましたか?
遠藤:早速起業していうわけではなく、母から「よその窯の飯を食べてきなさい!」と言われて就職をしました。
国内楽器メーカーに就職して、レコーディング機器,ギターやベース用マルチエフェクターのシステム開発に携わっていました。
Q.就職先での開発を通して自身での電子楽器作りへの想いを強めていったようですが、起業したのはいつ頃になりますか?
遠藤:就職して4年目の28歳の時ですね。本当に気持ちだけで走り出して「AppleやGoogle、HPみたいなイケてる会社はガレージからみんな始まっている!」と思ってガレージ事務所を借りてスタートしました。
当時は立ち上げたばかりで1人だったので自宅でも良かったのですが、事務所を借りたことで「もう後には引けない、やっていくしかない」という覚悟が生まれました。
初めは現在の検査事業部門の前身になる業務委託で製品のテストを行っていました。ありがたいことに多くの仕事を任せて頂いたことでより広い事務所に移転をしてバンド時代の仲間が一緒に働いてくれたりとにぎやかになっていきました。
自社ブランドの製品を出したのは2008年、起業して約3年後でした。しかしまったく売れず、その後は他社の業務受託がメインになっていきました。
Q.起業したものの設立当初は自社製品開発に注力できなかったようですが、自社製品開発に邁進し始めたきっかけはありましたか?
遠藤:2016年にGO-DJで有名なJDSoundの宮崎晃一郎社長のインタビューを読んで、モノづくりの魂に火がつきました。
同年にソニックウェアに取って初めての電子楽器「ELZ_1(エルザワン)」の開発がスタートしました。
会社ロゴデザインも含めプロダクトデザインをツジムラデザインの辻村さんに依頼したり、ELZ_1を生産するベトナム工場に初訪問してた際にはサソリやワニ肉を振舞われる洗礼を受けたりしながら2018年にはアメリカで開催されるNAMM(世界最大の楽器見本市)に出展後、国内営業に回り、2019年にはNAMMに続き、ベルリンで行われるSUPER BOOTH(世界最大のシンセサイザーの祭典)に参加してどちらも大盛況後にやっと2019年3月に出荷・販売することができました。
Q.では当初の「電子楽器を作る」を本格的に実現したのはELZ_1の発売から考えると起業から15年後だったんですね。
遠藤:当初の目的は忘れていたわけではないのですが、挑戦をしてませんでしたね。
なんでもっと早く着手しなかったんだろうと思うときもありますが、それよりも今は思い描いている楽器を創り出して世に送り出すことに注力することが大事だと考えています。
Q.ここからの怒涛の製品開発・発売が続いていきますが、これは次回でお伺いしたいと思います!本日もありがとうございました。
遠藤:インタビューを通して長い道のりを歩んできてしまったと実感しました、次回もよろしくお願いします。