目次
クラシックカーは誰のものか?分散所有が拓く新しい価値のかたち
“Omnibus”という挑戦
文化 × 投資 × テクノロジーの交差点
なぜ今、クラシックカー投資が熱いのか?
クラシックカーファンドの仕組みと国内外の事例
国内の事例
海外の事例
ミライへの問いかけ
🔧 現在の課題と、共に挑む仲間を求めています
🤝 この挑戦に、力を貸していただけませんか?
クラシックカーは誰のものか?分散所有が拓く新しい価値のかたち
クラシックカー。
それは、ただの乗り物ではなく、時代を超えて受け継がれる文化であり、芸術作品でもあります。
しかし今、その魅力に触れられる人は限られています。
高額な購入費、維持管理の手間、家族やパートナーの理解など、さまざまなハードルが立ちはだかり、「憧れ」で終わってしまう人が多いのが現実です。
“Omnibus”という挑戦
そんな現状に疑問を抱いた一人の事業責任者がいます。
<⁺81ハチイチ/クラシックカー分散所有pj>Omnibus通信/Vol.1 はじめまして内海です! | 事業の芽と挑戦者たち
「クラシックカーが一部の人だけのものになってしまっている」
「こんなに素敵なのに、金銭やメンテナンスやパートナーの反対などでなかなか思うように楽しめない」
「もっと多くの人がクラシックカーの魅力に触れられる仕組みをつくりたい」
その想いから生まれたのが、クラシックカー分散所有プロジェクト「Omnibus」です。
“Omnibus”とは、ラテン語で「すべての人のために」。
クラシックカーを、もっと多くの人の手に、心に届けるための新しい仕組みです。
文化 × 投資 × テクノロジーの交差点
クラシックカーは、近年「オルタナティブ投資」としても注目を集めています。
希少性や価値の安定性から、海外ではファンド化や証券化が進み、国内でもNFTなどを活用した分散所有の動きが始まっています。
なぜ今、クラシックカー投資が熱いのか?
クラシックカーが投資対象として注目される最大の理由は、その希少性と高いリターンにあります。限定生産された歴史的な名車は、現存する数が限られており、その価値は年々上昇する傾向にあります。
実際に、英不動産コンサルタント会社Knight Frank(ナイトフランク)のラグジュアリー投資指数によると、クラシックカーの価格は過去10年間で185%も上昇しており、これは美術品や高級ワインといった他の実物資産を大きく上回るパフォーマンスです。
経済の先行きが不透明な時代において、インフレに強く、株式や債券といった伝統的な資産とは異なる値動きをするクラシックカーは、魅力的な分散投資先として認識され始めています。(引用:「走る芸術品」への投資、クラシックカーファンドの魅力とリスクに迫る - INVEEK INFORMATION BANK)
クラシックカーファンドの仕組みと国内外の事例
個人でクラシックカーを所有し、価値を維持・向上させるには、専門知識、保管場所、高額な維持費など、多くのハードルが存在します。そこで登場するのが「クラシックカーファンド」です。
クラシックカーファンドは、複数の投資家から資金を集め、その資金を元に専門家が選定した複数のクラシックカーを購入・管理・売却し、得られた利益を投資家に分配する仕組みです。これにより、個人では難しい希少車への投資やリスク分散が可能になります。
国内の事例
日本ではまだ数は少ないものの、「プレミアムカーファンド」のように、スーパーカーやクラシックカーを対象としたオペレーティングリース形式のファンドが存在します。投資家は小口で出資し、リース料や売却益から配当を受け取る仕組みです。
また、NFT(非代替性トークン)を活用して、クラシックカーの所有権を小口化・証券化し、より手軽に投資できるような新しいサービスの開発も進んでいます。
海外の事例
欧州ではクラシックカー投資がより盛んで、様々なファンドが組成されています。
(引用:「走る芸術品」への投資、クラシックカーファンドの魅力とリスクに迫る - INVEEK INFORMATION BANK)
「Omnibus」では、単なる投資対象としてではなく、文化を守り、共有する手段としての分散所有を目指しています。
保管・維持・運用の課題をテクノロジーで解決しながら、クラシックカーを“みんなのもの”にしていく挑戦です。
ミライへの問いかけ
クラシックカーを通じて、私たちは問いかけます。
「文化を守る仕組みは、誰がつくるのか?」
「“好き”を諦めない社会を、どうすれば実現できるのか?」
Omnibusは、まだ始まったばかりのプロジェクトです。
でも、ここから広がる可能性は、きっとクラシックカーの魅力と同じくらい、深く、美しいものになると信じています。
🔧 現在の課題と、共に挑む仲間を求めています
「Omnibus」は、クラシックカーをより多くの人に届けるための挑戦です。
しかし、文化と投資、そしてテクノロジーが交差するこの事業には、乗り越えるべき課題もあります。
現在、私たちは以下の点について、専門的な知見を必要としています。
- 法務的な観点での検証
分散所有という新しい仕組みを法人として継続的に運営するにあたり、法的なリスクや契約構造について、弁護士の先生などの専門家とともにクリアにしていく必要があります。 - 保険設計の構築
クラシックカーは全損のリスクが極めて低いとはいえ、万が一の事故や訴訟に備えた保険設計が不可欠です。
PoC(概念実証)ベータテストに進む前に、保険の専門家とともに、安心して参加できる仕組みを整えたいと考えています。