こんにちは!株式会社ソーラーパートナーズ広報担当の坂下智子です。
取締役インタビュー第2回、桑さんのインタビューその2です。前回は充実した学生時代についてご紹介しましたが、今回は高校(主に大学受験)~社会人についてのご紹介です!
前回のストーリーはこちらから
#47.親友との出会い 今を形作るきっかけ【取締役インタビュー】
-前回は高校時代まで楽しく聞かせていただきました!続いて高校卒業後~大学入学まではいかがでしょう?大学進学で東京に上京されていますよね?
高校卒業後は、一浪して大学に入学しています。現役では思うような結果ではなかったので、浪人することにしたんです。浪人時代も楽しい一年間で、(楽しい1年間?!笑)大阪の予備校「大阪北予備校」に通っていました。そこには大阪だけでなく神戸や京都からも学生が集まってきていたので、自然とそこでのコミュニティも形成されて仲良くなりました。淀川沿いの堤防で、授業の合間や休み時間にずっとしゃべってたなぁ。
現役時代は地元の大学にと考えて受験したんだけど、結果振るわず浪人することにして、その後の1年という浪人生活を送る中で段々と考えが変わり、親元を離れたいという気持ちが強くなりました。そこで方向転換を考えて地方国立大を視野に入れたんだけどセンター試験の結果に影響されて志望校を決めかねてたんです。
東北大だったら大都市よりも適度なサイズ感の街が魅力的に映ったし、北海道大学も同様。でも大都会の東大も良いなと思ってみたり。結果的には、当時のセンター試験で、5教科だと成績がそれなりだけど3教科では良い成績、という状況だったので、3教科受験できる東京都立大学を選びました。
大学時代 さわやか~
-なるほど。多感な時期の1年は考えの変化や外部からの影響も大きい1年でしたね。雄介さんは必死の1年と仰ってたので、楽しそうな予備校時代のお話は対極で印象的でした。大学時代はどんな思い出がありますか?
大学の学部は法学部政治学科、都市行政論や地方行政について学びました。東京一極集中の問題や、「道州制」という日本もアメリカのように州ごとに政府を持つ方が良いのではないかという考えなどを学ぶんだけど、徐々にその分野に関心が湧いて今の自分に繋がっているのかなという感じ。
トレードマークの黄色いGショック発見!
大学で学びを深めるにつれて、人は便利さや刺激に吸い寄せられて東京近郊に集まるが、果たしてそれが本当に幸せなのか?別の弊害が出てくるのではないか? と疑問に思うようになりました。このまま行くと地方には段々と人が住めなくなり、その土地にある自然や風習などなど、古き良き部分が失われていったり、その土地ならではの「らしさ」がなくなっていくような感覚が嫌だなと思っていました。
東京に人が集中することで、人は合理化や効率化に押し込められて選択肢がなくなっていく現実がある。画一された世界からは自分の意思に関係なく動かされている感覚が強まるようになりました。それが結果として現在も副業で行っている地方創生という仕事に結びついていると思います。
こんな感じで勉強は勉強として向き合っていたし、部活は体育会のワンダーフォーゲル部に所属。旅行も山も好きなんです。日本全国を色々と巡ったなぁ、たくさんの山にも登りました。
-数々の写真から、山好きは良く伝わります笑 山にはきっとたくさんの経験と思い出があるのではないですか?
はい、部活を通して良い事もかけがえのない事も、本当にたくさんの事を学びました。大きな出来事で自分の人生を左右するようなターニングポイントを経験したのもこの頃です。
大学3年生でワンダーフォーゲル部の部長をしていた時の事。登山中に雪崩事故で後輩を亡くしたんです。その後輩の捜索の為3日間寝なかったことや、当時内定をもらっていた会社のインターンを蹴って毎週富山まで行って捜索活動に行っていました。その後は親御さんとも10年に渡って裁判をしたことなどが、人生での大きな出来事の1つです。学生だった当時も、今振り返っても非常に重たい経験でした。
その経験から感じたのは、人生は有限であって、もしかすると次の瞬間に終わってしまう可能性だってあるということ。だからこそ、今のこの瞬間を、そして人との出会いを大切にしなければならないということに実体験として気づけたのは人生において大きな転機となったと思います。
大学の部活で登山した時の写真 大学時代は大学時代で楽しんでいた様子がよくわかる!
この経験も含めて、大学での学生生活は今の仕事の基盤となっていると強く思う。「時間は有限である事」や「地方」へ目を向けるきっかけなど、様々なベースを学んだと思います。都会の便利さと、地方の「らしさ」の狭間で揺れ動きながら、結果としては自分らしさを大切にして歩んできたのだと思う学生時代でした。
なんか平成のドラマに出てきそうな1枚笑
-学生時代のかけがえのない経験は、今の桑さんを形作っているのですね。今の桑さんを見るとなるほど!と思います。ではその後、新卒で入社されたパーソルについて聞かせてください。
新卒で入社したのはテンプスタッフ(現パーソルテンプスタッフ株式会社)で、その後転籍した親会社・持株会社のパーソルホールディングスも合わせると、パーソルグループに20年間在籍しました。数年ごとに部署の異動はありつつも、最後はパーソルホールディングスでのグループ人事部長を務め、パーソルグループでのキャリアを終えています。
パーソルでの学びや経験を経て感じるのは、「組織は人で成り立っている」ということ。組織が成功するかどうかは、ほぼ人で決まるというのが学びですかね。
入社同期と今でも飲みに行ったり交流があるそうです。同期っていいですね!
-組織は人で成り立っているとはとても興味深いです!詳しく聞かせてください。
はい。人事の役割は二つあると僕は考えています。まず、「人を幸せにすること」。そして、「組織を強くすること」。この2つを繋ぎ合わせ「人が幸せになればなるほど組織が強くなる」「組織が強くなればなるほど人が幸せになる」という循環式を作るのが人事の使命だと思っています。
パーソル時代は、「ADVANCED HR SHOWCASE(人材ビジネス業界をリードするパーソルの人事は、世の中で最も先進的で実験的な人事を行い、発信することで他社にも模倣・参考にされる人事になる)」という人事ポリシーを作って先進的(時代は常に変わる)かつ実験的(常に新しい取り組み)な取り組みに力を入れてきました。
でも入社して20年という節目が近づくにつれ、コンフォートゾーンに入ったなと感じたんです。グループ全体の人事部長まで経験し、大きな組織(グループ全体で人事だけで700人!!)を取りまとめる立場を経験し、そろそろ自分が変わる時期だと感じました。
長く働いているこの場所では、何をするにも勝手知ったる仲間が動いてくれる環境となっていて、このままでは人間的に成長しないと思い笑、40歳を超えた節目というのも重なり新たな挑戦を決意しました。
パーソルの退職が2020年6月、2020年はコロナウィルスの影響もあって混乱の中での退職となりました。退職直前に、入社式を取りやめるか? オンラインにするか? 採用面接は? そもそも全員を対象にリモートワークを推し進めるか? などなどコロナウィルスや緊急事態宣言に対処する働き方を一気に決め、一気に変えて行ったので、バタバタと挨拶もろくにできず退職した印象ですね、、、
パーソル時代の一枚 新卒の頃より大人になってますね!
-転職という大きな決断の上にコロナの影響まであって、大きな大きな転機でしたね。不安もあったのではと思います。転職を経てのキャリアアップについてはいかがでしょう?
2020年6月のコロナ禍でパーソルを退職した後は、AIベンチャー企業であるHEROZに転職しました。転職にあたって決めていたのは、小さな会社に入ること。大きな会社での役割は経験したので、今度は対極の小さな会社で自分自身で手を動かす立場を経験したかった。HEROZはAI産業の中では一番最初に上場した会社。人事部長として上場企業として誇れる人事の基礎基盤を整備する役割を担いました。
HEROZ時代の一枚 皆さんの生き生きした表情が印象的です!
そのHEROZには2年在籍し、次に選んだのはSANUでした。「人事統括本部長」という肩書はあったものの、部下はゼロ笑 HEROZよりもさらにアーリーなスタートアップで、従業員規模も小さくて就業規則すらまだない時期から、自分で手を動かして勤怠管理や規程の整備などなど一つ一つ組織として会社として必要な人事基盤を猛スピードで創り上げていきましたね笑。ソーラーパートナーズにジョインしてからは最初から部下がいるのでいいね~笑
SANU時代 これめちゃめちゃ良い写真!
HEROZに在籍時もSANUの在籍時も、僕自身は複数の会社の人事も副業で並行して携わっていました。HEROZ時代にはパーソルや楽天の人事も手伝っていましたよ。ソーラーパートナーズにいる現在だと、複数の会社、島根県の海士町や北海道の上川町など行政の人事を同時進行で進めています。(わけがわからなくなりそうだ...すごいですね~)
一社に専念するよりも、多くの企業や人と関わることで、同期間で経験は増し、視野が広がり、人との関わりも増え、自分のスキルや考えも向上します。一社に専念するとそこの会社しか改善できないので、今のスタイルが僕の働き方に合っていると思っています。
転職経験がないという事は、即ち価値観が固まったり、一つの価値観に触れ続けた場合は人は変わりづらいという考えは持っていますね。自分自身も様々な価値観に触れるように心がけて、自分自身の貪欲さを疎外しないように心がけています。
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桑さんは、同時進行していくつものお仕事をかけ持ちされていてすごいな~と感じていましたが、その根底にある思い、考えを聞けて更にすごさがわかりました。
同時に私自身も仰ることに納得、共感出来る部分もたくさんあり、人事という役割の意味について少し理解を深める事が出来たように思います。
さて次の記事では、実際にソーラーパートナーズに参加されてからのお話をあれこれ聞いています!ぜひお読み下さい!
ここまで、本記事をご覧いただきありがとうございました!
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