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こんにちは、田原です。
出来ないから諦めるではなく、
どうすれば、実現できるかを追い求め日々システム開発取り組んでいる僕ですが
RPA案件をやることになりました。
ということで今回は、そんな技術者目線で
RPAツールでできること出来ないことについて書いていこうかと思います。
近年、多くの企業で導入が進むRPA(Robotic Process Automation)。
業務効率化の切り札として注目を集めていますが、実は 「できること」と「できないこと」 の見極めが非常に重要です。
本記事では、RPAの導入を検討している方や、すでに活用している企業向けに、「RPAで何ができて、何ができないのか」をわかりやすく解説します。
目次
1. RPAでできること
他社製品の価格モニタリング
SNS上の評判・感想の自動収集
営業日報・データレポートの自動作成
労働時間の管理と月次集計
在庫数の把握と自動通知
顧客データの多重登録業務の省力化
請求関連書類の自動発行
支払いの突合と入金確認
問い合わせの受付と一次対応
リマインドメールや案内メールの送信
定型文書(契約書・見積書など)の自動生成
新入社員向けアカウントの自動設定
2 RPAでできないこと・発生するコスト
Webサイトの変化に注意
マルチメディア系処理
業務プロセスが未整備な環境
3.まとめ
1. RPAでできること
他社製品の価格モニタリング
商品戦略や価格調整の判断材料として、競合商品の価格情報を定期的に確認する業務があります。RPAを活用すれば、あらかじめ設定したWebサイトやオンラインストアを自動巡回し、必要な価格データを収集・一覧化することが可能になります。手動で調査する手間をなくし、スピーディかつ正確に市場動向を把握できるようになります。
SNS上の評判・感想の自動収集
企業イメージや商品に対する利用者の反応を知るために、SNS上の口コミをチェックする作業は重要です。RPAを用いれば、SNS上に投稿された関連ワードを含むコメントを定期的に検索し、自動で記録・分類することができます。投稿数の推移や評価の傾向を把握しやすくなり、広報・マーケティング戦略の見直しにも役立ちます。
営業日報・データレポートの自動作成
サイト運営や広告施策を行う場合、アクセス解析や効果測定のために日々のレポート作成が欠かせません。RPAを導入することで、複数の管理画面にログインして最新データを取得し、所定の形式でレポートを作成・保存する作業を全て自動化できます。担当者の作業を大幅に減らし、分析や次の施策検討に集中できる環境を作ります。
労働時間の管理と月次集計
従業員の勤務状況を把握するための勤怠管理業務では、日々の出退勤記録や残業、有休取得状況をまとめる作業が発生します。RPAを使えば、勤怠システムからのデータ抽出・集計作業を自動化でき、正確な勤怠情報を効率的に整えることが可能です。給与計算の元データ作成もスムーズに行えるようになります。
在庫数の把握と自動通知
倉庫や店舗での在庫を常に適正に保つためには、現在の在庫数や出荷予定を把握しておく必要があります。RPAを利用することで、定時に在庫システムへアクセスし、最新の在庫情報を確認したうえで、必要な関係者に自動で通知を送ることができます。供給計画や販売管理の精度を高めるための強力な支援になります。
顧客データの多重登録業務の省力化
営業活動などで獲得した新しい顧客情報を、複数の業務システムにそれぞれ登録する作業は、単純ながら煩雑です。RPAを使えば、一つの入力データを元に複数のシステムへ自動で情報を登録できます。人為的ミスを減らしながら登録作業のスピードを上げ、顧客管理の品質を保つことが可能です。
請求関連書類の自動発行
販売実績に基づいて請求書や見積書を作成する作業は、正確性が求められる一方で繰り返しが多い業務です。RPAを導入することで、あらかじめ共有された売上情報を元に、自動で書類を作成し、社内外へ送付するところまでのフローを自動化できます。作業時間の短縮と作業ミスの削減を同時に実現します。
支払いの突合と入金確認
取引先からの入金を管理する「入金消込」業務は、複雑で工数のかかる処理の代表例です。RPAを用いれば、銀行からの入金データと、請求書ベースの売掛情報を自動的に照合し、対応する処理を実行できます。誤差や未入金の抽出も自動化できるため、確認業務の負荷を軽減することが可能です。
問い合わせの受付と一次対応
お客様からの問い合わせを受け付ける業務では、内容に応じた振り分けや返信対応に多くの時間が費やされます。RPAを活用すれば、メールやWebフォームからの問い合わせに対して、自動で内容を識別し、定型文での返信、担当部署への振り分けなどが可能になります。情報共有のスピードが向上し、顧客満足度の維持にもつながります。
リマインドメールや案内メールの送信
採用やイベントの事務連絡など、同じような内容のメールを複数人に送る業務は、手作業ではミスが発生しやすいものです。RPAにより、決められたタイミングで対象者リストをもとに、自動で内容を送信することができるようになり、連絡漏れや誤送信のリスクを低減することができます。
定型文書(契約書・見積書など)の自動生成
あらかじめ作成されたテンプレートと入力情報をもとに契約書や見積書を出力する業務も、RPAで効率化できます。必要な顧客情報や取引条件を反映し、形式の整った文書を正確に生成できるため、業務スピードの向上と品質担保を同時に実現します。
新入社員向けアカウントの自動設定
新規入社者が使用する社内アカウントの発行作業は、情報システム部門の定番業務のひとつです。RPAを導入することで、入社日や配属情報に基づいて、メール、社内システム、ツールごとのIDや権限を自動で登録できます。担当者の作業負担を大きく軽減し、作業の標準化・高速化を図ることが可能です。
2 RPAでできないこと・発生するコスト
2025年において、RPAは非常に強力な業務効率化ツールで、PCでできるほぼすべての業務を自動化できますが、自動化すべきでないこともあります。
また、導入後に「思ったよりも工数がかかった」「維持コストが高い」と感じるケースもあります。
ここでは、RPAで対応が難しい業務の特徴や、導入・運用における注意点を紹介します。
Webサイトの変化に注意
特定のサイトから定期的に情報を取得する場合、RPAツールでWebサイトから情報を取得することができますが、Webサイトの変化によって動かなくなることがあります。
APIを活用する形で変化に強くすることも可能ですが、基本的には、Webスクレイピングと同様に変更があれば、その都度合わせて修正していく必要があると認識ください。
マルチメディア系処理
音声認識・画像解析・動画操作などはRPA単体では対応が難しいのでAI系のシステムとの連携で対応することになります。
業務プロセスが未整備な環境
業務フローが抽象的で標準化されていない場合は、まず整理が必要です。
それらの整理がされていなければいないほど、要求定義に工数がかかるので業務フローは明確にしておくことで、導入コストも節約できます。
3.まとめ
RPAはの業務に非常に強力なツールで、人件費削減にも非常に有効ですが、適応範囲と導入コストの調節が大切です。
業務内容が具体的であればあるほど、導入しやすく、抽象度が高く人的な業務ほど導入コストがかかってきます。導入前には業務の可視化・分類を行い、向いている業務を選定することが成功のカギです。
また少しづづRPAの導入範囲を増やし、最終的に確認以外の作業をすべて自動化するなんて方法もあります。まずは専門家に問い合わせしてみるのもいいですね。
もし需要があれば、Power AutomateやWinActorなど特定ツールの導入方法やシナリオの作成方法も記事化するので、ご希望があればお知らせください。お読みいただきありがとうございました。