1
/
5

なぜ私はSVで働き続けるのか|Relationship Manager 初田 萌

私はSkyland Venturesでコーポレートチームとして、投資契約~登記サポート、投資先の管理部門支援、自社のバックオフィス全般を行っています。
最近は、3人→10人以上になったSVの組織を整える人事のような役割も担っています。

私がSVに入社したのは約2年前、2020年2月でした。
まだ2年、されど2年で、今まで勤続年数は1年~2年であることが多かったSVでは古株メンバーとなりました。

そんなSVを知る人からはよく「2年もたったし、初田さんは次どんなキャリア考えているの?」「そろそろ起業するんですか?」と聞かれます。

なので今回のNoteは、私が在籍したSVの2年間を振り返りながら、

なぜ今も私はSVで働き続けているのか

これについて書いていこうと思います。

2年前の木下さん・SV組織の印象

SV木下さんを知る人はみんなが知っている「#起業しろ」。
「The Seed Maker. 」というVisionにもあるように、SVは何かに挑戦しようとしている若者たちに「起業してスタートアップしていこう」というメッセージを伝え、若い起業家を増やしてきました。

木下さん自身も2012年に26歳でファンドを起業されていますが、今までのSVにはまさに「起業したい」若手が集まっていたように感じます。

その「起業したい」若手キャピタリストたちは、自分と似た価値観を持つ若手起業家たちに同じ目線で向き合い、自分だからこそできるサポートを真剣に考えている方々でした。

また、根からの投資家である木下さんの考えを知るべく、毎日早朝からMTGを行い、木下さんの隣で投資検討を行っていました。
以前のSVインターンも「木下さんの鞄持ち募集!」と名付けて、起業したい学生の修行の場として募集をかけていました。

このように、この時期のSVメンバーは、
・同じ思考を持つ起業家たちと切磋琢磨しあい
・木下さんの元で投資家の思考を最速キャッチアップをし、
そして入社1年後には自ら起業するために卒業していってしまっていました。

木下さんの迷いと、私の悩み

世の中に起業を選択する若者がどんどん増えてきた中で、SVは「#起業しろ」と起業家を増やしていくのではなく、起業家が成長していくために必要な情報を発信するほうがいいのではないかと考えていました

そこで、ファイナンス勉強会を継続して開催したり、Product Huntで海外サービスを調査する勉強会を開催したり、シード期を切り抜けた先輩起業家たちの話を聞ける機会を提供するなど、コンテンツ発信に力を入れていました。

でも、今思うと、この頃の木下さんは「くすぶっている誰かに火をつけて、やる気をださせる=起業させる」の強みを活かしきれていなかった気がします。次のファンドを立ち上げるかもだいぶ迷っているようでした。

同じ時期、じつは私もキャリアチェンジを検討しはじめていました。
次のファンドを立ち上げないのであれば、新規にメンバーを増やすこともなく、私の強みを活かせないと感じていたのが1番の理由です。
仲間のために働くことが好きで、もともと人事を志望してSVに入社を決めていたので、活躍の場は他にもあるのではないかなと考え始めていました。

木下さんに変化が訪れた2021年冬

そんな木下さんが変わったのは2021年の冬でした。

きっかけは息子ハルク君の誕生と「Web3」との出会いだと思います。

可愛くて綺麗なまりいちゃんと2020年に結婚されて、可愛いハルク君が生まれてから、木下さんを知る方みなさんが「木下さんが柔らかくなった」とおっしゃいます。
社内でも木下さんは「メンバーが家族を大切にできる会社にしていきたい。」と何度もおっしゃっていましたし、「メンバーがSVでどうキャリアを作っていくのか」をよく話し合うようになりました。

また、その時期に「Web3」と出会い、新ファンドの設立を決意したのです。

火の着いた木下さんは爆速でした。

情報収集を始めて数ヶ月と思えないスピードでWeb3の世界にのめり込み、2021年12月に京都で「web3 kyoto」というイベントをRe:viveと共催。
同じ時期にNFT×ふるさと納税の事業を行う、あるやうむ社に投資を決めました。

新ファンド設立で変化したSVの組織づくり

2022年になってから、新ファンドの設立手続きを行うと同時に、SVのメンバー集めも始まっていきました。

これまで投資先のインタビュー動画プロジェクトを業務委託でやってくださっていたクリエイターの須永さんに「社員としてコンテンツを盛り上げてくれないか」と声をかけ、
ものすごいスピードで法務対応をしてくださっていた顧問弁護士の中村さんに「Web3×弁護士×VCで唯一無二の人材を目指しませんか」と声をかけて、
そんな声に賛同してくれるSVメンバーがどんどん増えていきました。

最近では、英語や中国語が万能なグローバルに活躍できるメンバーが半数を占め、インターンでも海外大生が海外情報リサーチで活躍しています。

今までのチームづくりと違うのは、木下さんのようなキャピタリストを増やすのではなく、木下さんとは別のスキルを持ったスペシャリストをスカウトしているという部分です。

また、集まったメンバーたちもみんな口をそろえて「木下さんが出会えない人に出会っていきたい」と言っています。
「投資チーム以外でも自分が投資したい人を見つけていこう、全員で投資をしよう」とよく社内で話しているので、木下さん以外のメンバーの個性・強みを生かした投資事例がでてくるのが楽しみです。

なぜ今も私はSVで働き続けているのか

ここからは自分の話になりますが、今SVで働いている理由は3つです。

  1. 多様なメンバーがいて、Web3で盛り上がる環境が楽しいから
  2. 木下さんのことがわかるようになってきたから
  3. 自分のポジションがみつかったから

まず、1つ目は多種多様なメンバーが集まり、ものすごいスピードでWeb3に関する情報収集が行われている環境がすごく楽しいからです。
定例で社内勉強会の時間を作り、社外の講師をお呼びしてNFTについて詳しく教えていただく機会や、海外大生インターンたちが調べたWeb3情報を共有してくれる機会があるので、コーポレートチームの私でもWeb3について知ることができ、メンバーと常にWeb3の話題で盛り上がっています。

2020年に先輩キャピタリストたちが起業してから、ずっと約3名でやってきたSVでは、やはり寂しさを感じていましたが、
新ファンドの設立ができて、こうやって仲間ができたことがすごく嬉しいです。

また、木下さんとうまくコミュニケーションをとるコツをつかめるようになりました。
秘訣はアジェンダ付きの定例MTGです。
投資先の方も活かせるコツだと思うので、木下さんとのコミュニケーションに悩んだ方はぜひ私に相談しに来てください。

そして、自分のやりたかった「組織づくり」ができるようになったことが私のモチベーションとしてとても大きいです。
最近は新メンバーを迎え入れるために、木下さんと毎週MTGをしながら人事制度を整えています。
先日採用面談で昔のSVを知る方とお話したとき、「こんなにちゃんと報酬体系が整っているとは思いませんでした」と言われました(笑)

チームごとのマネジメントや、それぞれのチーム間の連携、木下さんの業務削減などなど、まだまだ課題はたくさんありますが、新メンバーたちに助けてもらいながら頑張っています。

SVの組織をもっと強化するために

最後に、いまSVで求めている人材の話をしたいと思います!

急募は私の所属するコーポレートチームです!!!

ありがたいことに、投資チームが増えてきており、優秀な学生インターンたちも集まってきてWeb3リサーチ・投資検討が爆速で行われているので、これから本格的にWeb3投資が増えていくと思います。
しかし、コーポレートチームはまだ2人チームでやっている状況なので、もっと強化しないと投資のスピードに間に合わない危機感を感じています…。

新ファンドが設立され、投資先のEXIT情報も増えているこのタイミングにSVにジョインするのはきっと楽しいので、コーポレートのキャリアでVCに関心のある方はぜひ私にご連絡下さい!

Skyland Ventures's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from Skyland Ventures
If this story triggered your interest, have a chat with the team?