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グローバル企業で働く「時差」のすすめ

「グローバル企業で働く」と言っても、状況は様々ではないでしょうか。会社が世界各地にあり、独立した拠点間でコミュニケーションを取ることもありますし、一つの会社の中に色々な国籍の人達が集まり、文化が混ざり合っていることもあると思います。加えて、このご時世でリモートワークが定着している分、働き方にさらに気を遣う必要性が顕在化した会社もあるでしょう。

そこで、まず会社が世界中にある前提で話を進めます。ぜひ気にしてほしいのは「時差」です。当たり前と思う方もいるかもしれませんが、人は一日中働いてはいません(と、そう願っています)。一人ひとりの稼働時間が違うこともあるでしょう。また、午前中の方が集中できる人もいますし、午後からパワーが湧いてくる人もいます。

では、具体的に時差の何を気にすれば良いのでしょうか?

ミーティングの時間設定

同じアジア圏内で打ち合わせをするなら、数時間の差なので大きな影響はないと思います。韓国、台湾、香港、中国の海沿いの大都市は、だいたい日本と1時間の差しかありません。もう少し南下して、東南アジアのベトナムでも2時間ぐらいです。

配慮しないといけないのは、欧米の国にいる方だと思います。アメリカの東海岸になると、向こうの朝8時は日本の夜中10時、こんな時間での会議はどっちもやりたくないのが本音でしょう。

海の向こう側にいる同僚たちの勤務時間に、少しばかり気を遣ってみてはいかがでしょうか?

(なのに向こうが気を遣ってくれないときも……ある。ファイトだ!)

自分の働く時間に区切りを

時差を全員が気にするかといえば、そうではありません。私自身も、海外の同僚から容赦なく夜23時半の会議に招待されたことがありました。体力的に、スケジュール的に、精神的に余裕があれば参加することもありますが、自身の「稼働時間」を優先してもいいと思います。

勤務時間外の会議や打ち合わせの招待が来た場合は、事前に中身を確認し、欠席しても支障がなければ開催担当者に打ち合わせの録画を依頼してみてもいいでしょう。

自分が画面を見せながら何かを説明する必要があるときは、画面録画ツールを活用しましょう!説明を録音しながら、画面操作を録画したら、あとは相手に動画を送信するだけです。質問があれば、メールやチャットでいつでも聞けます。

色んなツールを活用して、お互いに「稼働時間」内で効率よく働きましょう!


時間の表示と明記

国内に時差がない日本では、そもそも時差は身近ではない存在かもしれません。そのため、忘れがちなのが「タイムゾーン」。時差がある相手とのやりとりで、時間指定をする時はなるべく「タイムゾーン」=「時刻帯・時間帯」も合わせて記載しましょう。

ですが、面積が大きい国となると、例えばアメリカは東西で異なる3つの時間帯があり、ロシアに至っては11もの標準時があります!相手に「じゃあ、朝9時で」と言われても、誰の?どこの?と混乱してしまうのです。

そこで、一手間を入れてあげると丁寧でしょう。つまり「日本時間の朝9時」と表示するなど、「9am JST※」で明記してあげるのです。時刻帯の正式名がわからなくても、今や都市名だけ入れたら現地時間がわかるようなアプリや、複数の都市の時間帯を同時に見て時間調整で確認できるアプリもあります。

加えて、Daylight Savings Time(DST・サマータイム)にも気をつけましょう。年2回、サマータイムを実施する国と定期的にミーティングや打ち合わせがあると、いつの間にか標準時が1時間繰り上げられていたり、そしてまたいつの間にか1時間繰り下げられていたりします。ややこしいですが、夏の時間調整の存在を頭の隅に置いてもいいかもしれません。

皆さん、いかがでしょうか?「そんなの知ってるわ!」かもしれませんが、日本のグローバル化もコロナ禍で一時少し停滞したものの、水際対策の緩和によりまた国々の交流と共に日本のグローバル化も再開するでしょう。世界とのコミュニケーションでは、単に言葉の壁だけではなく、それぞれの「時間」も改めて意識してみましょう。

※Japan Standard Time・日本標準時

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