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早瀬 詔子「インターネットを使って世の中をワクワクさせていきたい」

2016年に入社し、SHOWROOMの創成期を支えてきたひとりである早瀬 詔子。代表 前田 裕二を影で支え、自身もさまざまな企画に携わってきました。早瀬が当社に入社した理由は、インターネットへの大きな可能性を感じていたからでした。今後の展開、当社で実現したいことを語ります。

大型企画のチームリーダーとしてSHOWROOMの大きな一歩に貢献

2019年12月にジェイ・ストームやニッポン放送などと資本業務を提携し、新規事業開発や現サービスのコンテンツ増強など、SHOWROOMはエンタメテックカンパニーを目指して第二創業期へ舵を切り始めました。

2016年から当社で働く早瀬は、当社の激動の数年間を見続けてきたひとりです。自身が所属する社長室は名前の通り、代表の前田と仕事をともにする機会が多い部署。副室長として働く早瀬は当社に入社して以来、コンテンツ制作に携わってきました。

早瀬 「2020年現在は、AKB48グループや坂道シリーズに関するコンテンツを制作しています。SHOWROOMのことをあまり知らない方が、参加する入り口となるような番組を社内の番組制作グループと共に進めています」

コンテンツ制作は、鮮度がとても大事な仕事です。流行やニュースに合わせて特番を組むなど、スピード感ある臨機応変な対応が求められます。そんな中で当社は部署を超えて、アイドルやお笑いに詳しい社員から気軽にアドバイスを聞ける環境。上下関係が良い意味で存在せず、フラットに社員同士のコミュニケーションができると実感しています。また、早瀬は、イベントの責任者となる機会もあります。過去にはAKB48の選抜総選挙連動企画や、乃木坂46の帯番組のメイン担当として動きました。

早瀬 「ビッグプロジェクトであっても、いきなり『来週からスタートしましょう』と言われる案件もあって(笑)。チームメンバーや事務所の方々と一丸となってスピード感をもってプロジェクトを進めていきました」

かなり大変な企画でしたが、無事に成功。今となってはこのようなプロジェクトがきっかけでSHOWROOMが多くの方に認知され、たくさんの新規ユーザーに登録していただけました。

インターネットは、世界中にワクワクを提供する素晴らしいインフラ

早瀬は幼少期からパソコンに触れ、小学校のころにはすでに携帯電話を持っていたほど、インターネットが身近にある環境で育ちました。遠くの人とすぐにつながれるこの分野に、物心がついたころから大きな可能性を感じたのです。しかし当時はまだユーザーのITリテラシーが低く、かつ匿名で誰でも投稿できるため、ネット上には個人を誹謗中傷する書き込みも頻繁にありました。

早瀬 「インターネットは、使い方次第で人を楽しませることも不快にさせることもできます。学生時代は、誹謗中傷で傷つく人たちがいる状況に悔しさを感じていました。 でもインターネットは、『世の中をワクワクさせる価値を提供する手段』です。このITと何かを掛け合わせることで、もっといい社会がつくれるのではないかと、考えた時期もありました」

新卒でシステムの導入コンサルティングに従事していたころ、早瀬はたまたま読んだ雑誌で、当社の前田と秋元 康氏の対談記事を見つけます。

「ITを使って、世の中に価値を提供していきたい」

そこには、前田が2013年から立ち上げた「SHOWROOM」で実現したい夢が綴られていました。インターネットは、使い方によってはすばらしいインフラになる。そんな早瀬の気持ちとリンクする事業を知り、SHOWROOMで働いてみたい気持ちが湧き上がり、より一層想いが強まっていった早瀬。
2016年にSHOWROOMへジョインします。

逆境をチャンスにしよう。イチから大役を任せてくれる社風に感謝

早瀬のように年齢や社歴に関係なく、大型プロジェクトをイチから任せられた社員はたくさんいます。しかし、単に相手に業務を丸投げしているのではありません。信頼関係を築いた上で任せていくことを大切にしているのです。

早瀬 「社内では『他者への想像力を働かせよう』という言葉が浸透しています。相手のことを考えた上で依頼することを大切にしているんです。たとえばお願いするタスクによってメッセージでやり取りするのか、会って口頭で説明して頼むのかを使い分けるなどを心がけてきました。 そして相手に仕事を頼んだ分、ちゃんと進捗は把握するようにしています。本当に大変なときでも、当社は部署を超えて支え合う文化が根づいているので、若手社員も安心して取り組めるんです」

しかし、早瀬は自らを「物事をネガティブに考えやすく、仕事のときもそのクセがときどき顔を出す」と分析します。プロジェクトの規模は大きいほど、タイミングが少しズレるだけでスムーズに進まなくなるものです。うまくいかないと悪いことばかりが目につくようになってしまい、成果を出せないこともありました……。

早瀬 「思い通りにプロジェクトが進まないとき、前田にもよく相談するのですが、『むしろそういう場面って、チャンスじゃない?』って言われてハッとすることがあります。 関わるステークホルダーの多い、大きなプロジェクトはプレッシャーに押しつぶされそうになる瞬間もありますが、それだけ配信者やユーザーへの影響力が大きいということでもあるんです。配信後のTwitterトレンドに自分が手掛けた仕事が並ぶ瞬間は『頑張って良かった!』と、この上ない喜びを感じます」

社員の「やってみたい」という言葉に対して、信頼を持って責任感を持たせる。こうした信頼関係が一人ひとりが成果を出そうとするモチベーションにもなり得ます。そんな関係性が他の社員ともできあがっているから、早瀬はこれまでたくさんのプロジェクトを成功へと導けたのです。

企画をビジネスに落とし込む強みを武器に、新たなシナリオを生み出す

前田との「公開1on1」では、「企画を考え、それをビジネスに落とし込んでいくのは早瀬さんの強み。僕を超えていく人だと思っている」と太鼓判をもらった早瀬。しかしまだまだ、相手に対して遠慮がちになることがあると言います。

早瀬 「他者への想像力を働かせることはとても大切です。しかし私は多くのステークホルダーと関わると、周りを気にしすぎて言い出せないことがあります。『こんなことを言ったら、関係が悪くなってしまうかな?』とか……。 前田は自分勝手にせず、相手との信頼関係もちゃんと築いた上で仕事を爆速で進めていく。相手にも配慮しながら仕事を進める、そのバランス感覚を私も見習っていきたいです」

早瀬は今、子どものころから漠然と抱いていた、「ITで世の中にワクワクを提供したい」という望みをかなえています。それはやりたいことに対しては部署・役職関係なく任せてもらえる環境があるから。ここまで協力的でいてくれる職場環境に感謝しているのです。

早瀬 「最近では『SHOWSTAGE』という、スマートフォンでの参加型バーチャルライブ事業も始動。新規事業と従来のコンテンツを掛け合わせる企画も考えていきたいなと思っています。SHOWROOMとしての新たなシナリオを生み出し、今後も世の中をワクワクさせたいと考えています」

次は優秀なメンバーを育てるマネジメントスキルを身につけ、前田を超えるビジネスパーソンへ──。

早瀬は仲間と共に会社をつくる醍醐味を味わいながら、SHOWROOMでなければ生み出せない価値を今後も提供していきます。

2020.03.10

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