こんにちは、翔泳社人事部の緑川です。
翔泳社では2020年度から全社員リモートワークに移行しました。今回の記事ではリモートワークの実態を3名の社員にインタビューをしました。
緑川(右上):まずは自己紹介をお願いできますでしょうか。
木村(左下):先月の11月1日に入社をした木村です。マーケティング部マーケティング課に所属をしています。
簗田(右下):去年新卒で入社をした簗田です。研修を終えて今は広告課で広告営業を担当しています。
風間(右上):書籍編集部の風間です。7年前に入社をして、主に資格書を編集しています。
緑川:皆さんは今は週にどのくらい出社をしていますか?
木村:入社をしてからちょうど1か月が経ったのですが、今は上長に出社のタイミングを合わせていただいて、週に1回程度出社をしています。出社時に業務でわからないことを確認させていただいたり、初めて使うツールのレクチャーをしていただいていたりします。
簗田:今はほとんど出社してないですね。会社に行くというよりは、取材のタイミングでお客様の会社へ伺うことは増えてきました。それでも週に1回あるかどうかです。出社した回数は去年入社してから両手に収まるくらいだと思います。
風間:私は週に1回か2回です。書籍編集部では企画会議のように重要な会議だと出社しています。あとは印刷物を確認する場合も出社をします。もちろん家にプリンターはあるのですが、大量に刷るとなると出社した方が効率いいですね。
緑川:皆さんそれほど出社をしなくなりましたが、正直リモートワークは働きやすいですか? 特に木村さんは入社前とのギャップはありますでしょうか?
木村:入社する前は社員の方とコミュニケーションが取れるのか不安でしたが、会社の雰囲気として発言がしやすく、いろいろなことを聞きやすい環境なので、今は安心して働けています。リモートワークということで、プライベートに余裕が増えて、大変働きやすいと思っています。
簗田:私がいる広告課だとSlackやZoomで気軽にコミュニケーションをとれる環境なので、一人で考え込んで辛いといった経験は全然なく、リモートワークでも働きやすいですね。そこはうちの会社のすごいところだと思います。
風間:働きやすいです。とくに私生活の面で助かっています。以前の毎日出社していたときですと、定時の6時に帰っても、家に着くのが7時を過ぎてしまいました。子どもがいますので、9時に寝かしつけるとなると、2時間の間でご飯を食べさせたり、お風呂に入れたり、着替えをさせたりするので忙しかったですし、子どもの顔もそれほど見られませんでした。今は通勤時間分が浮くので、子どもと遊ぶ時間が増えています。
緑川:皆さん働きやすいようでよかったです。木村さんと簗田さんは研修がオンラインで行われていましたが、何か困ったことはありましたか?
木村:すべての指示をSlackやメールなどの文章でいただくので、最初は分かりづらく不安がありました。今でも不安なときはあります。でも、不安なときはすぐにミーティングを開いていただけますので頑張っていけています。複雑な業務を行うときは先輩社員にお願いをして、出社をするタイミングを合わせていただいています。この対応がマーケティング部だからなのかはわかりませんが、先輩社員が柔軟に対応してくださるのはとても助かっています。
簗田:私は同期と一回も顔を合わせないまま研修が行われていたので、本当に大丈夫なのかな? と思っていました。でも、配属が決まった後の研修では、チューターの方がずっと付いてくださっていて、毎週オンラインで1on1の時間を作っていただいていました。その時間帯にしっかりコミュニケーションは取れていましたし、わからないことは部署のメンバーにいつでもSlackで質問をしていました。テキストの指示でわからないことがあったら木村さんと同じように通話で確認ができていたので、困ったことは特にありませんでしたね。
緑川:同じ部署の方ですと気軽にコミュニケーションが取れるようですが、他の部署の方とのコミュニケーションはどうでしょうか?
風間:正直に言って、他の部署の方とはコミュニケーションが取りづらいですね。昔だったら廊下や階段などですれ違ったときに話すことができたのですが、いまは部署が違うと話す機会がほとんどないと思っています。ただ、いろんな部署と雑談会を開催して、なんとかその問題を解消しようとしていますので、まだ試行錯誤の途中だと思います。
木村:同じ課でも気軽に雑談がしにくいのは少し寂しいとは思いますね。でも、その分、自分から積極的に話しかけたり、レクチャーをZoomでお願いしたりするようにしています。他の部署の方には積極的には話しかけられないので、そこは課題として考えています。ただ、同じ日に入社をした方とは今度お昼を食べに行く予定です。今後はオンラインでコミュニケーションをとる能力は必須になると捉えて、自分の中でも試行錯誤しています。
簗田:他部署とコミュニケーションが取りづらいという課題は、ここ一年で改善しつつあると思います。Slackにいろいろな趣味のチャンネルができたり、先ほど話題にあった雑談会ができたりして、少しずつですが改善に向かっているのかな? と思います。
緑川:話が変わるのですが、リモートワークですと、外部との取材や打ち合わせはどのように行っているのでしょうか?
簗田:オンラインの取材ですと、事前に要件を打ち合わせしてから行うことが多いです。取材の前に編集者と取材先の方が質問内容や構成案を話し合って、取材内容のすり合わせをします。なので、実際に取材をするのは、オンラインでお会いして2回目以降となることが多いですね。編集部の方と話していると、取材はオンラインで問題なく進行することができるそうです。ただ、最近リアルの取材が増えてきたのですが、やはり話している時の写真が撮影できますので、リアルで取材を行えるのは効率が良いですね。
風間:書籍編集部の方でも、打ち合わせや取材は基本的にはオンラインです。ただ、オンラインで良いとは言え、初めて執筆を依頼する方にはできるだけリアルで会うようにしています。というのも、緊急事態宣言がでていたときは、著者の方と一度もリアルで会わずに業務を進めていたのですが、コミュニケーションで勘違いが起こりやすく、うまくいかないことがありました。それからは、なるべくなら最低でも1回はリアルで会うようにしています。
緑川:働きやすさで言うとリモートワークだけでなく、フレックス制や裁量労働制なので働く時間を調整できますし、業務時間内の中抜けもできるのですが、中抜けはしたことがありますか?
木村:中抜けに関しては、以前、上長に聞いた際に「会議が入っていなければいいよ」とのことで気軽に使える雰囲気でしたので今後使っていきたいと思います。猫を飼っているので、動物病院に連れていく際に夜診の動物病院を探さなくても、一番近い動物病院へ行かせていただけるのは大変ありがたいです。
簗田:制度として中抜けを使用したことはないのですが、私はSlackに「ちょっと郵便局へ行ってきます」と投げてちょっとした用事を済ませています。あと、午前中に病院に行っている人はSlack上でよく見ますね。
風間:子どもの事で病院にいくこととか、雨の日のお迎えで中抜けすることはありますね。また、業務に集中したいときは、子どもが寝ている早朝の時間帯に業務を行うことがあります。7時くらいに子どもが起きるので、そこで中抜けをして、また10時から業務を行うことがありますね。
緑川:皆さんありがとうございました。最後に応募を考えている方へ一言お願いいたします。
風間:研修については教える側の私たちが様々な方法を模索している段階なので、応募者の方は不安にならなくて良いと思います。私たちがこれから考えていかないといけないことですね。
木村:私も最初はオンラインで業務を行うのは不安だったのですが、翔泳社の場合はそんな心配はしなくても大丈夫だと思います。会社の雰囲気として気軽に相談しやすくて、どんな先輩に質問をしても丁寧に回答してくれるので、安心していただいて大丈夫なのかと思います。
簗田:会社の人たちはSlackを使うのが上手で、本当にしゃべっているように使いこなしています。ツールを使えばってオンラインでもうまくコミュニケーションを取ることができるようになっているので、リモートワークも含めた新しい働き方に関心がある方からの応募をお待ちしております。