1
/
5

ソフトウェアに美しさを求めるZonoの自己紹介

自己紹介

Zono。工業高専から大学、大学院を経て大手SIerに入り6年半、上流・下流に保守・R&Dと人並みに経験を積む。その後、夏季休暇中にホーチミンを訪れたことをきっかけに、2018年12月、SHIFT ASIAに入社。プログラミングを少し嗜み、テストと教育に興味があり、人前で喋るのも好き。

ここでは自己紹介として、私の興味のあることと、いま、これからの仕事についてお話したい。

学生時代(プログラミング・教育)

もともとプログラミングは好きで、16歳頃からJavaやC++を触っては変数の名付けに悩んだり、美しいインデントを追い求めたりしていた。当時所属していたのは競技プログラミングのクラブではあったのだが、難しいアルゴリズムよりもどちらかというと「きれいに書く」「美しく表現する」みたいなところに興味があったように思う。つい先日、SHIFT ASIAのメンバーでBBQをやったときも、黙々と肉と野菜を京都の街並みかの如く綺麗に並べて焼いていたら思いっきり笑われたので、普通の人とは少し違うところにこだわる性格なのかもしれない。

また、同級生や後輩にプログラミングを教えるのも楽しかった。ただ学ぶだけではなく、学んだことを教えるというプロセスを入れることによって、自らの知識不足に気付くことができたり、知識を整理するきっかけになったりと、自分を成長させるという点でとても効率が良いことに気付いたのだった。というのも、私は自分の成長には興味があるが、他人にそこまで尽くすようなタイプではなく、そもそも人と関わるということに対してもどちらかというと消極的な方だった(今もそうだと思う)。しかし人と関わり、人の学びを助けることで自分を伸ばすことが出来るのであれば、ということで、ある意味で味を占め、それ以降も新入社員のプログラミング研修を手伝ったりと、先生役をすすんで引き受けるようにしていた。

大手SIer時代(ソフトウェアテスト)

エンジニアは昇進していくとマネージャにならざるを得ない、という会社が多い中、新卒入社した前の会社はエンジニアのまま昇進していくという仕組みが一応用意されていた。そこが当時、魅力に感じたポイントであった。そもそも私は日本のIT業界に進むと決めたものの、プロジェクトマネージャになって大きな仕事をするというよりは、自らを高めてさえいれば食べていける人間になりたかった。自らの技術だけで勝負をするプログラマやエンジニアには憧れのような感情も抱いていた。

では自分が例えばプログラマとして食っていくか?というと、それもなんだかしっくりこない。プログラミングは好きだし、プライベートでも勉強をするが、趣味といってしまうと本職の方に失礼なレベルだ。部活の先輩後輩や周りの研究者の方たちなど、平日も休日も関係なく何かに没頭する人たちをそばで見てきた。私もそのくらい振り切らないと「これで食べていく」という決意をするには足りないのではないか、という思いがあった。

そんな折、前職でソフトウェアテストに出会う。やってみてすぐ、なんというかしっくりきた。ゼロから設計を起こしてモノを作り上げる楽しさも分かるのだが、私にとっては誰かが用意したモノに対して、別の角度から整理し直したり、抜け漏れを探したり、怪しいところを突いてみたりという作業はより魅力的に思えた。荷造りよろしく、と言われると面倒だし気が乗らないが、妻が詰めたスーツケースはそっと詰めなおす、そんな感じ。現実でやると嫌な奴だと文句を言われるし実際に妻からクレームは来るが、ソフトウェア相手なら立派なテストという仕事になる。もはや、本能の赴くままにソフトウェアテストに向き合っていると言えるかもしれない。

SHIFT ASIA でのこれから

SHIFT ASIAは組織として手動テスト(テスト設計ができる人、テスト実行ができる人)と自動テスト(エンジニア集団)、その他(セキュリティエンジニアなど)の三つに分かれている。私は自動テストの経験者として採用された経緯もあり、現在は主に自動テストのプロジェクトを担当している。入社して数か月が経ち、プロジェクトは無難に回し、環境にも慣れてきた。ただ、テスト設計も得意分野であるし、ベトナム人メンバーの教育にも興味があり、もっと言えば対外的な活動もしていきたいと思っている。思っているだけでは仕方がないので、手始めに社内の教育とSHIFT ASIAのプレゼンス向上(いわゆる宣伝)を目的に、テストに関わる知識・ノウハウを紹介する文章を公開していこうと思う(リンク)。

このように、何かしたい、という思いがあれば何でもできる環境であるし、そのような動きをしていかなければベトナムに来た甲斐がない。大企業のサラリーマンという立場を捨てた今、なおも雇われの身ではあるものの、自らが居場所を作る、という意識は日に日に強くなる。






SHIFT ASIA's job postings
6 Likes
6 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Kazuki Nishizono's Story
Let Kazuki Nishizono's company know you're interested in their content