株式会社シェイクで働く町田さんは、入社2年目の人材育成パートナー。
学生時代からはじめた〈アルティメット〉では、日本代表にも選出されて世界大会にも出場。当時、新卒で入社した会社と日本代表選手の”二足の草鞋”で奮闘する中で選手としての壁に直面。
そんな彼女が“スポーツ心理学”を学び直し、人材育成という新たなフィールドを選んだ背景には、「人に寄り添い、チームを良くしたい」という強い想いがありました。
今回は、町田さんのキャリアの転機と、シェイクで広がる挑戦の可能性についてお話を伺いました。
スポーツを軸に選んだファーストキャリアと、“数字の先”に見えた違和感
ーーこれまでの町田さんのご経歴について教えてください。
新卒でスポーツ企業に入社し、プロテインやスポーツサプリメントを扱う自社ECサイトのデジタルマーケティングを担当していました。
広告運用やキャンペーン設計など、データをもとに戦略を立てて数字を動かす仕事には面白みがありましたが、一方で「データという大衆の先にいるお客様一人ひとりが見えない」というもどかしさを感じる部分もありました。
ーー同時に、大学時代から社会人にかけて、アルティメット日本代表選手としても活動されていたのですよね。
はい。大学でアルティメットに出会い、日本一を目指すチームで本格的に競技を始めました。最初はチームの雰囲気の良さに惹かれて軽い気持ちで入部したのですが、「日本代表になれるかも」という先輩の言葉に背中を押され、いつしか本気で代表を目指していました。
社会人になってからも競技を続け、日本代表に選ばれてからは、週末は練習、平日は会社勤務という生活を半年程続けていました。体力的にはハードでしたが、大好きなアルティメットを続けられている充実感がありました。
しかし、世界大会に向けた練習期間、選手として大きな壁に直面しました。男女混合チームでプレーしていたのですが、身体能力差やコミュニケーションのズレ、競技中に熱の入った男性選手に対して萎縮してしまったり、徐々にプレーするのが怖くなってしまったこともあり、結果的にスタートメンバーからも外れてしまったんです。当時の挫折経験は、私にとって大きな転機になりました。
ーー二足の草鞋で挑戦されていた中で、会社を辞めて大学院へ進学。これにはどんな経緯があったのでしょうか?
きっかけは、まさにその「挫折」でした。
マーケティングの仕事を通して「もっとお客様一人ひとりに寄り添いたい」という気持ちが芽生えていたこと。そして競技での苦しみを通じて、「人が力を最大限発揮できる環境や関係性」に関心を持つようになったこと。その二つの思いが結びつき、“スポーツ心理学”を学びたいという気持ちが強くなりました。
もともと大学では心理学を専攻していたので、「スポーツ」と「心理学」を掛け合わせて、人を支える力を体系的に学びたいと考えました。
昼間の大学院に通うことは大きな決断でしたし、家族の後押しがあって実現できた選択でした。とはいえ、同世代がキャリアを積み上げていく中で「自分はこのままでいいのか」と悩む日々もありました。シェイクから内定をいただいた時、ようやく「この選択は無駄じゃなかった」と心から思えたんです。それまでは、資格が取れるわけでもないこの学びが、どんな未来につながるのかまったく見えず、不安でいっぱいでした。
「学びを現場で生かす」──シェイクとの出会いがくれた新しいつながり
ーー大学院での学びが、どのように今のキャリアへつながっていったのでしょうか?
学会に参加していた際、偶然人材育成の企業が「子どもの成長支援」をテーマに発表していたんです。その時、「企業も人の“心の変化”を扱っているんだ」と驚きました。
それまで「人の成長支援=教育やスポーツの現場」と考えていた私にとって、“人の成長を支える仕事”があると気づいた瞬間でした。
そこから人材育成・組織開発の企業をいくつも調べ、最終的にたどり着いたのがシェイクです。
ーーその気づきが、大学院での学びを“現場の実践”へとつないでいったんですね。
そうですね。大学院ではアスリートの個別支援や、不登校の学生支援などに携わっており、「人の育成に関われること」が自分にとっての幸せであり、やりたい仕事だと実感していました。
アスリートや学生に限らず、企業で働くすべての人の“成長”に関われる環境に身を置きたい――そう思った時、自然と人材育成の道を選んでいました。
人の内面を支えるだけでなく、チーム全体が信頼し合い、尊重し合える関係をどう設計するか。そこに自分の次の挑戦があると感じたんです。
ーー数ある人材育成領域の中でシェイクだからこそ感じていたことはありますか?
シェイクは、一人ひとりの「感じ方」や「考え方」を大切にし、それを組織の成長につなげていく文化があります。
アスリート時代に感じた「お互いの強みを引き出せるチーム作り」への思いが、そのまま仕事として形にできる。これまで経験してきた辛さも迷いも、まとめて新たな一歩に繋がるようなものを感じていました。
描いていた挑戦を、今ここで――シェイクでの仕事と環境
ーー現在の町田さんは、シェイクでどのような業務を担当されていますか?
シェイクのコンサルタントは大きく3つの業務を担っています。
コンサルティング営業/プログラム開発/ファシリテーション(研修講師)の3つで、現在は主にコンサル営業とプログラム開発を中心に携わりながら、少しずつファシリテーションの経験も積んでいます。
ーー入社前に描いていた挑戦は、実際にどうつながっていますか?
シェイクには、制度的にも風土的にも、個人の挑戦を応援してもらえる環境があると感じています。
制度としては「7:2:1」という時間配分の体制があり、業務時間の7割を本業、2割を組織貢献、1割を自己学習に充てることができます。
組織貢献の時間では「日経新聞を読もう!」という社内プロジェクトがあったり、私自身は大学院での研究を応用し「研修に対する効果測定」をテーマにしたプロジェクトを立ち上げました。研修の効果を感覚的な評価ではなく、データや行動変容の指標で可視化できないか――そんな仮説を社内メンバーと共に形にしています。
自己学習の時間では、ビジネススクールに通ったり、過去には大学からの依頼でキャリア講座に登壇させていただく機会もありました。来年度からは、大学の全14回の講座を講師として担当する予定です。
ーー風土の点でも挑戦しやすさはありますか?
そうですね。自分が興味を持って動くことを「やってみなよ」と後押ししてくれる風土があります。
大学講師の件も、他の会社であれば“副業”的に扱われるかもしれませんが、シェイクでは「自分の成長が会社の成長につながる」と考えてくれる。
その考え方が、挑戦を続ける大きな原動力になっています。周囲にも前向きに挑戦する人が多いので、自然と刺激を受ける環境ですね。
「誰も取り残さないチーム」を増やすために――これから実現したいこと
ーー今後、町田さん自身どんな価値を社会に届けたいですか?
少し文脈は変わりますが、老若男女が運動や遊びを通して自然に混ざり合える“居場所”をつくりたいというビジョンをぼんやり描いています。
おそらく、幼少期に児童館で多世代と関わった経験が、私の感性を育ててくれたのだと思っていて。
今の時代だからこそ、世代や立場を超えて関われる機会が必要だと感じています。
スポーツ心理学と人材育成の知見をつなぎ、「健康的に、老若男女が混ざり合える場」を設計できるスキルを磨いていきたいです。
ーー今後さらにビジョンが明確になっていくのが楽しみですね!素敵なお話をありがとうございました。
スポーツ、心理学、そして人材育成。
一見異なる3つの軸を、町田さんは「人を支えたい」という一本の想いでつないできました。挫折や迷いの経験を力に変え、いまは「人とチームの成長を支える」側として挑戦を続けています。
今後も引き続き、シェイクで挑戦を続けるメンバーを紹介していきますので、ぜひ暖かい目で読んでいただけると幸いです!