こんにちは!
SEKAISHAの笠巻です。
今回はインターンの三浦さんに「今年度勉強したいこと」について語っていただきました。
年度が明けて新元号も発表され、新生活のスタートを切った人も多いかと思います。
そんな、新たな学びに挑戦する人にピッタリな記事です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは、インターンの三浦です。
新年度が始まりました。
入学生、新社会人の皆さん、おめでとうございます!
社会人2年目から、大学生5年目に逆戻りした私は、最近自分がどの学年なのかよくわかりません。気持ち的には、社会人3年目に少し足りないような、大学生6年目というには恥ずかしいような、そんな曖昧な気分です。
ですが、学生だと思い込んで、勉強を楽しんでいます!知りたいことは山ほどあります!
そんな私が今年度こそ勉強したいことを書いていきます。
①数学
正直、私は私立文系の一般受験で、数学は「別人格」と言われるレベルでできません。
と言うかできませんでした。
基本的な計算も苦手意識があったので、試験ではよく計算間違いを繰り返し、避けるようにして、勉強してきました。
ですが、数学の能力は統計にも関連していたり、論理的思考力も数学的な思考力に関連していたりと、非常に重要な力です。文系の論文でも、理由を挙げていき、反証も行なって、証明していく論理性が求められますし、統計を扱うとなれば避けられません。
解法を暗記するだけでは本当の数学力が身につくことはないかもしれませんが、より論理性を持って、様々な人と渡り合えるように数学の学び直しをしようと思っています。
ちなみに、芥川龍之介は「作家になるなら、数学ができなければいけない」といっていた逸話があります。
高校生の頃、数学が苦手だった私が「文学だからって、数学はいるのか」と衝撃を受けたエピソードですが、彼だけでなく、色々な人が数学が論理的思考力の訓練になるといっていますね。
ひとまず、数学検定の対策で復習してみる予定です。
②英語をはじめとする語学
全ての仕事で必要とされるわけではない語学力。
ですが、色々な情報を手に入れようとする中で、必須の力だと思います。書店の本棚を見てみれば、1年前に出た本、半年前に原著が出ていた本などがあります。もっと前に原著で読んでいれば、早く情報が手に入ったかもしれません。
また、英語でニュースを見る習慣があれば、日本で扱われにくいニュース(今は中東のニュースなどが多いですが)もきちんと見ることができます。
ただ、大学の授業で、英語のライティングで一応いい点数を取れたあとは、あまり発信する英語を勉強していませんでした。そして、他の言語を学ぶことに熱意があったわけでもありませんでした。
ですが、だんだんと英語を勉強していくうちに、「ライティングやスピーキングもっと上手くなりたい!」「日本語を学んでいる人のように私も第二外国語を深めたい!」と考えるようになりました。
細かいニュアンスやより自然な言い方を発見すると、「この言語ではこれがナチュラルなのか。面白い!」と思えます。日本語では自然に判断していることも、他の言語ではどうなっているか、他の言語の話者はどう感じているのか、知りたくなりました。
「できないとバカにされる」「将来がなくなる」ではなく、新しい世界の見方が見えるようなるのが語学です。
今年は、英語だけでなく、中国語や韓国語などもやってみたいと考えています。
③古典を読む(哲学など)
様々なビジネス書などを読んでいく中で、ある日「どれも根本は同じ問題を書いているのでは?」と感じることがありました。
何千年も人間は同じような悩みを抱えていて、その解釈を付け加えていくのが哲学という学問の歴史のように思います。
話題の学者の多くも、人文学であれば、古典を現代に訳し直したような理論も多いのです。哲学者たちの多くが、先人たちの考えを元に話していることを現代の我々は忘れそうになります。
それならば、今一度古典に立ち戻ってみようと思いました。
実は、「様々な知識を俯瞰できる大人になりたい」という野望が小さい頃はありました。(変な子供ですが)
そのためにも、古典に立ち返ってみたいと考えています。
特に数学を学べば、数学者であり哲学者でもあったデカルトなどの思考も理解しやすくなるのではないかとも思っているところです!
(大きすぎる夢ですが!)
社会人の同級生と「勉強」
と、ここまでのような勉強したいこと(これに加えて大学の勉強もあります)を熱烈に語ると、社会人の友人からは、
「勉強する気力があって偉いねえ。勉強する気なんて起きないもん」
「最近、そんな考えたことないよ。さすがだね」
と言われてしまいます。
人生100年時代にもったいない気がします。
…かといって、机に向かって勉強する時間がないのもしょうがないと思います。社会人ですから。
「社会人になっても勉強することは偉い」みたいな、この価値観はどこから迷い込んできたのでしょうか?
机に向かって勉強することは、そんなに偉いとは思われないでしょう。
ただ、はたから見ていると、社会人として、仕事を任されて成長している同級生は、うらやましいです。まさに「勉強」して、実践しているのです!
ですが、整理しない限り、「自分はこれだけ成長したな」と思う機会は少ないのだと思います。
「机にむかって勉強しない限り勉強じゃない」
と思う人もいれば、
「勉強して新しいことをしたいのに、休みの日は体力回復だけで終わるな」
と思う人もいます。
社会人生活の最初の段階では、仕事だけに追われるのが「当たり前」なのかもしれませんが、知的好奇心のままに思いを馳せると仕事が回らなくなってしまうほど、追い込まれているのかもしれません。
そんな若手社会人が知的好奇心を満足できるような、自分のことをもっと見つめ直す瞬間があってもいいのかなあと思っています。
目標「知的体力をつけたい」
ということで、今年こそ「知的体力をつけたい」と思っています。
どこまでも考え抜く力、新しい思考の仕方を身につけていくこと、知的好奇心が仕事の邪魔にならないようにすること。
様々な知識を応用できるように、自分なりに訓練していこうと思っています。
そんなことを目指しつつ、教員免許を取ることが今年の第一目標なのです!
親にも、「まずは免許を取りなさい」とたしなめられ、「ああ!大学の課題を忘れちゃダメだよ!」と自分を戒める毎日です。
私の知的好奇心さんがおさまる日はいつになるやら…。バタバタの学生生活です。