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グラフィックデザインだけでは生きていけない?WEB時代におけるグラフィックデザイナーのステップアップとは 〜SEESAWセミナーレポート〜

グラフィックデザイナーの皆さん、デザイナーとしてのステップアップをどう考えていますか?向上心のある方は、「Webやインタラクティブなデザインもできるようになりたい」と思っているかもしれません。

そんな方へ向けて4月14日、デザイナー専用求人サービスの『ビビビット(http://vivivit.com)』と合同でセミナーを開催ました。テーマは「グラフィックデザイナーのためのWebデザイン講座」です。その中でSEESAWのアートディレクターが話した「WEB時代におけるグラフィックデザイナーの生き方とは」をレポートします!

今の時代、グラフィックデザインだけで生きていくのは難しい。

「様々な媒体が存在する現代。グラフィックデザインだけで生きていくのは、はっきり言って難しいでしょう。」

セミナーでまずMが掲げた最初の言葉です。

今グラフィックデザイナーとしてお仕事をされている方は、美術系の大学や専門学校でデザインを学んだ方が多いと思います。実はグラフィックデザインの教育を受けた方のほとんどが、Web制作に触れる機会がなかったようです。SEESAWのデザイナーも全員がグラフィックの専門的な教育を受けていますが、入社時点ではWebに関しての知識はほとんどありませんでした。

そうは言えど、昨今情報の入手先はWebが中心になっています。例えばコンサートの情報、洋服の通販、電車の乗り換えからポイントカードの管理など……今まで紙で行ってきたことがインターネットを通じてパソコンやスマートフォンで閲覧できるようになりました。ここ数年では動画やアニメーションも盛んになっています。情報はディバイスに合わせてどんどん形を変え、進化していっています。様々な媒体が存在する現代、印刷物のみを制作するグラフィックデザインだけで生きていくのは今後どんどん難しくなるかもしれません。

なので、できることや知識の幅を少しずつ広げ、アップデートしていくことがデザイナーとして生き延びるために必要なのです。

特に、アートディレクターやクリエイティブディレクターなど上流工程を目指している場合、幅広い知識はとても大切です。

▼クリエイティブディレクターにあると良い知識一例


様々な立場の人を取りまとめる仕事のディレクター。多様な職能に対する共通言語や知見を持っていないと、彼らを率いることができません。今ある自分の能力を最大限に活かしつつ、少しずつ振り幅を広げていきましょう。

今後は器用貧乏が活きる時代!軸足を持って、進化するべし

自分の将来を考えるには「現在の自分にあるスキル」を整理することから始めてみましょう。

セミナーでは参加者全員で自分の立ち位置と、将来のなりたい自分に必要な能力を考えてみました。ゲームで言う「ステータス振り分け表」のような形で以下のように可視化しました。



例えばSEESAWのアートディレクターの場合、今の自分の立ち位置とステータスはこのような形になりました。

▼ステータス振り分け表(総数100)


元々広告代理店のグラフィックデザイナーからキャリアをスタートし、自分の強みをグラフィックデザインにおいています。ここ数年はアートディレクターとしてのスキルもを身に付け、基本の軸はグラフィックデザインとアートディレクションに置いています。Webに関しての知識はまだ少なく、経験のあるWebディレクターやWebデザイナーと協力してWebを含めたのプロジェクトのディレクションもできるようになってきたそうです。色々な知識を広く持っていて自称「器用貧乏」ですが、それが現在のアートディレクターという立場にはピッタリ合っているようです。

ここで大切なのが、「軸」を持っておくこと。軸になる部分がないと全てが中途半端になってしまうので、ひとつのジャンルの経験を積んでから新たな知識を得ることが重要です。専門的なスキルが身についていると、それが自分の強みとなります。「ただのグラフィックデザイナー」より「Webの知識もあるグラフィックデザイナー」や「映像も作れるグラフィックデザイナー」のほうが、現代のニーズに合っているように思えませんか?

「今からWeb媒体のデザインを勉強しても遅いのでは?」という不安がある方もいると思いますが、グラフィックデザイナーはWeb業界で活躍できるポテンシャルを持っています。Web上の情報構成も印刷物と同じ平面でのデザインです。やり方さえ覚えてしまえば同じ要領で制作ができます。色や形の使い方など共通する部分がたくさんあり、「グラフィックデザイナーだからこそできること」も多いのです



自分のステータスを見直して、未来のことを考えてみよう

さて、グラフィックデザイナーはこれからどうステップアップするのか。

全ての人がこうなるとは限りませんが、大きく括ると2つのステップアップの方向性があります。デザイナーより上流工程から監修や指示をする立場である「アートディレクター」や「クリエイティブディレクター」になるか、一定の経験を経た後に独立をして「フリーランスデザイナー」になるかのどちらかを目指す方が多いでしょう。

アートディレクターを目指すのであれば、グラフィックやWebの他にも映像やインタラクティブ、マーケティング関連の知識も持っておくとより規模が大きい、面白いプロジェクトをに携わるチャンスが増えます。新しいものが好きで好奇心が旺盛な方は、アートディレクターに向いているでしょう。

フリーランスのデザイナーになる場合は、発注数が多いWebデザイナーを目指すことがオススメです。コーディングを含むWebデザインの依頼が多いので、ある程度htmlやCSSなどコーディングの知識をつけたり、コーディングを頼めるエンジニアと連携したりするとより多くのお仕事を発注されやすくなります。


こういったことを踏まえ、みなさんも是非自分の「ステ振り表」を作ってみてください。現状整理は自分のキャリアを考えるための第一歩になります。目指しているキャリアへ向かうには、まずどんなスキルを持ったほうがいいのか?ステップアップするためには、いつまでになにを極めるのか?一度書き出して考えてみましょう。

挑戦したい方、独立を目指す方はSEESAWへ!

自分の現状を振り返った上で「これからはもっと面白いことがしたい!」と思う方、SEESAWと一緒に働いてみませんか?大手企業の広告から、スタートアップのブランディングまで幅広い制作を手がけるSEESAWなら、やりたいことができるかもしれません。

応募条件は不問。この記事やコーポレートサイトのポートフォリオを見て少しでも興味を持っていただけたら、お気軽に「話を聞いてみたい」を押してください!

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