SEESAWでのWebディレクターの役割は多岐に渡り、広い範囲をデザインで支援するデザインコンサルに欠かせないポジションです。WebやUIデザインのディレクションはもちろん、ブランディングの相談を受けたり、ロゴやキャラクター制作の進行に関わったり、ディレクターという役割の枠を越えてプロジェクトに関わる場面が多くあります。
今回話を聞いたのは、SEESAWに入社して約1年のWebディレクター熊田さん。これまでWebディレクターとしてキャリアを積んできた彼女が、実際に入社して感じたギャップや面白さ、印象に残っている案件などについて率直に語ってくれました。
大企業から少数精鋭のデザインチームへ。感じたギャップとは
── SEESAWではどのような仕事を担当されていますか?
Webディレクターとして、主にWeb案件のディレクションを担当しています。2025年4月ごろに入社してから担当した代表的な案件としては、行政関連のWebサイトや、不動産系の検索サイトの新規構築をはじめ、UIやデザイン領域の進行管理、実装担当とのやり取りまで含めて関わってきました。
そのほか、CMと連動したLP制作や、ロゴやキービジュアル制作、大学のキャンパスサイトリニューアルなど、Webサイトを中心に案件内容は多岐にわたります。更新業務など運用を担当するものもありますね。グラフィック制作系の案件では制作そのものではなく、スケジュール管理やクライアントとの調整など、フロントに立つ役割を担っています。
── SEESAWに入社する前は、どのような経歴だったのでしょうか?
Web業界でのキャリアは12〜13年ほどになります。これまで複数のWeb制作会社でWebディレクターとして経験を積み、最初は自社サービスのディレクション、その後は受託制作を中心に携わってきました。ガラケー時代のモバイルサイト制作から、徐々に広く経験を重ねて今に至ります。
Web業界に入る前は映像の仕事をしていることもあり、作る仕事がキャリアの軸になっています。
── 転職先としてSEESAWを選んだ理由を教えてください。
前職ではWeb領域に特化した大規模な企業だったため、今後のキャリアを考えたときに、SEESAWのようにUIやUXをより上流から扱い、Web以外の領域にも関われる環境に魅力を感じました。また、規模が大きすぎず、役割の幅や裁量が広い点も働きやすそうと感じた部分です。
── 実際にSEESAWに入ってみて、ギャップや想定通りだったことはありましたか?
想定通りだったのは、会社の規模が比較的小さい分、アサインの自由度が高いところです。これまでデザイン領域を専門にやってきたわけではありませんが、ロゴ制作などの進行も含めて、必要に応じて自然に任される環境だなと感じています。その点は、入社前のイメージと大きく変わりませんでした。
一方で、想定よりギャップを感じたのは、社内ルールや業務フローの整備状況です。前職は従業員が数万人いる大きな会社だったので、社内での取り決めはしっかりと整備されていました。なので、SEESAWの案件管理の仕組みやルールがまだ整理途中な部分には、最初は少し戸惑いました。大企業から来る人にとっては、そこは驚くポイントかもしれません。
勤怠管理など基本的な業務には違和感はありませんでしたが、案件管理ツールの使い方や社内ネットワークなど細かな点で前職との違いを感じることはありました。
全社員に向けたマニュアルとしてNotionに社内ルールはまとめられていますが、まだ定められていないことも多く、慣れるまでは何かあったときに「誰に聞けばいいか」で迷うことはありました。
新たに挑戦したブランディング領域
── SEESAWに入ってから、初めて挑戦したことや新しく習得したことはありますか?
これまであまり関わってこなかった「ブランディング」の領域はSEESAWで新たに経験したことです。 新規の問い合わせで入ってくるブランディングの相談に対して、一次受けとしてヒアリングをしたり、提案の前段から担当することに挑戦しました。
これからそういった案件も増えていくかと思い、最低限は話せるように、過去の提案資料を見返して「こういう考え方で進めるんだな」と、SEESAWのやり方への理解を深めています。今後は、分析なども含めてもう少し踏み込んで関われたらいいなと思っています。
また、ロゴやグラフィック制作に関わる中で、Webとは異なる知識も新しく学びました。具体的にはキャラクター制作に必要なデータの「三面図」など、これまで触れたことのなかった概念を知ったのも印象的でした。SEESAWではロゴなどデザインのガイドラインを作ることもあり、そういったものは見たことはありましたが作るのは初めてだったので、新鮮です。
── Webとグラフィックでは、ディレクターとしての関わり方に違いはありますか?
Webは構造が複雑で、ディレクターが考えることや調整することも多く、色々な要素をつなげる難しさがあります。一方で、グラフィックは一枚で勝負する世界なので、デザイナーの思考や負荷のかかり方がまったく違うなと感じました。
ディレクターとしては、細かく口を出すというよりも、信頼して「見守る」スタンスになることが多いですね。結果として、きちんとしたアウトプットが出てくるので、そこは安心しています。
── これまで関わった案件の中で、特に印象に残っているものはありますか?
不動産企業のCMと連動したLP制作の案件です。広告代理店経由の案件で、クリエイティブディレクターが複数人入り、タレントを起用したCMと並行して進む広告寄りの案件でした。
印象的だったのは、アウトプットそのものよりもスケジュール感です。CMの放映開始日が決まっている中で、素材の納品が直前になり、「広告ってこんなスピード感で進むんだ」と驚きました。CMを基準に全体が動くので、こちらは素材を待つしかない場面も多く、これまで経験してきたWeb案件とはまったく違う進め方でしたね。
LPだけでなく、キービジュアルや企業メッセージ、ロゴタイプ、キャラクター制作なども関わり、途中で「キャラクターを作りたい」「ぬいぐるみを作るかも」といった話が急に出てくることもありました。その都度スピーディに対応していくチームの動きや、広告ならではのダイナミズムはとても印象に残っています。
チームで話し合いつつも、自分の領域は自律的に進める方針
── SEESAWのメンバーは、どんな方が多いと感じますか?
一言でいうと、穏やかで真面目な人が多い印象です。いわゆる「血の気が多い」タイプはあまりいなくて、全体的に冷静で理知的な人が多いなと感じています。
メンバーは比較的若い方が多く、世代的な空気感もあるのか、争いを好まないというか、落ち着いた雰囲気ですね。デザイナーが多い会社なので、デザインに対する意欲は高く、それぞれが自分の領域でしっかり取り組んでいる印象です。
一方で、案件ごとに個別で動くことが多く、日常的に全員で密に連携する、というよりは、それぞれが担当案件を自律的に進めている感覚があります。運用案件などではチーム感がありますが、基本的には個々で完結するケースが多いですね。
── 普段のお仕事の日は、どんなスケジュールで動いていますか?
日によってかなりバラバラですが、打ち合わせは多いほうだと思います。定例が重なる日は、4〜5時間ほどミーティングが入ることもありますし、定例の準備を含めると、ひとつの案件に半日近く使うこともあります。最近は新規案件の一次受けも担当しているので、急に打ち合わせが入ることもあります。
朝はまずメールをチェックして、クライアントからの連絡にはできるだけ早く返すようにしています。その分、自分の作業時間はどうしても細切れになりがちなので、ミーティングがない時間帯にまとめて作業を進めるようにしていますね。
── 残業や働く時間帯については、いかがですか?
忙しい時期は、夜遅くまで作業することもあります。案件が重なると、残業が多い日が続くこともありました。
ただ、常に遅いわけではなく、最近は定時に帰れる日も多いです。 繁忙期には1〜2週間ほど立て込むことはありますが、常に毎日遅くまで残業が続く、という働き方ではありません。
SEESAWに向いているディレクター像
── SEESAWに向いているのは、どんなタイプの人だと思いますか?
ディレクター職でいうと、ある程度実装や制作の流れを理解している人のほうが、この環境にフィットしやすいと思います。これから学びたい、という段階よりも、他社で一定の経験を積んできて、「次は何を広げていくか」を考えられる人のほうが向いている印象です。
また、やってみたいことの幅が広い人のほうが合っているのではないでしょうか。SEESAWでは、役割が細かく分かれているわけではなく、ディレクターでもフロントに立ってクライアントと話す場面が多いです。そのため、ヒアリング力があり、お客さんとの会話にあまり苦手意識がない人のほうがやりやすいですね。
言い換えると、「指示を待つ」よりも、自分で考えて次のアクションを見つけられる人。裁量がある環境を前向きに使えるタイプが向いていると思います。
── 逆に、あまり向いていないのはどんな人でしょうか?
「Webディレクターの仕事だけをやりたい」という人は、少しギャップを感じるかもしれません。実際には、Web以外の案件や、プロデュース寄りの役割を担うことも多く、肩書きの枠を超えた仕事が求められます。
むしろ、営業やプロデュース、アシスタントプロデューサーなどの経験がある人や、「ディレクターの領域を超えていきたい」と考えている人のほうが、この環境を楽しめると思います。
── これから挑戦したいことや、達成したい目標はありますか?
明確に「これを達成したい」という大きな目標があるわけではないのですが、今後はブランディングをより上流のフェーズから扱えるようになりたいと考えています。単にアウトプットを作るだけでなく、分析を通じて事業そのものにどう関わっていけるか、という部分にも、もう一段踏み込んでいきたいですね。
また、UIやUX、画面設計だけでなく、プロダクトやサービス全体の設計に関われるような案件にも挑戦してみたいと思っています。それが今後どのタイミングで来るのかは分かりませんが、そうした機会があれば、ぜひ関わっていきたいです。
SEESAWでは広くデザインや企画に携わりたいプロデューサー、ディレクターを大募集しています。
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