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次世代の子供たちが生きる世の中をより良いものに。どん底の新入社員時代からCxOも経験した新規事業室メンバーの入社理由とは?

SecureNaviメンバーのキャリアや思いを伝える「Stories」。今回は新規事業室の渋江良彦さんにインタビューしました。

「仕事ができない社員」と叱られた経験、役員メンバーと新規事業立ち上げ、COOとしての経営経験...と様々なキャリアを歩んできた渋江さん。
「自分の次の世代が生きる世の中を良くする事業に関わりたい」という思いからSecureNaviに入社しました。
本記事ではそんな渋江さんの入社までの経緯や、現在挑戦していること、今後の展望について伺いました。

目次

  • 渋江さんのプロフィール

  • 学生時代、アウトローな環境からの脱出

  • 視座も視野も異なる役員メンバーと新規事業立ち上げを経験

  • SecureNavi入社への思い「次世代の子供たちが生きる世の中をより良いものに」

  • 唯一無二のテーマはPMF、その先の「悲報をなくす」を目指して

渋江さんのプロフィール

2007年にSIerに第二新卒で入社し、運用エンジニアからキャリアをスタートし、そこからHENNGE株式会社にてSaaS、さくらインターネット株式会社にてIaaSなどクラウド領域中心のキャリアを歩み、セールス、テクニカルサポート、スタートアップ支援などの役割を経験。
その後HENNGEに出戻り、toB SaaSのCSの立ち上げに従事。
副業でSaaS事業を起業するが撤退し、2021年 マネーフォワードのグループ企業にて情シス向けのSaaS管理サービスの立ち上げに携わり、Japan COOを務める。
2024年10月 SecureNavi株式会社 新規事業室に参画。

学生時代、アウトローな環境からの脱出

ー様々な会社・役割を経験してきた渋江さんが、特に渋江さんの価値観に影響を与えた経験はどんなものだったでしょうか?

渋江)ターニングポイントになったのは大学への進学でしたね。
私は定時制の高校を卒業しています。
昭和だと定時制は苦学生が通学する場所というイメージがあったかもしれませんが、平成の時代、私が通う定時制は全くそんな雰囲気ではなく、例えるならブレイキングダウンのような場所でした。

無免許運転で車通学する生徒、校内でバイク移動する生徒、社会的なルールが通用していない環境。数十年の定時制高校としての歴史の中で、大学への進学実績は僅か3名しかいませんでした。

「この環境のままだと自分もアウトローな人生しか選択肢がなくなってしまうのでは」という思いから親に土下座をして塾へ通わせてもらい、数ヶ月ほどの受験勉強期間を経て、大学に入学をしました。
(あとは大学の新歓コンパに参加してみたい!という甘い憧れがあったことも隠せませんが...)

高校時代に過ごした環境から大学へ進学したこのファーストステップが、キャリアの裾野を広げてくれたと思っています。

ー学生時代、ご自身で環境を変えた経験が今の渋江さんにつながっているのですね。

視座も視野も異なる役員メンバーと新規事業立ち上げを経験

ー渋江さんの中で、クラウドサービス事業に関わった経験も大きかったとお聞きしています。

渋江)そうですね、その中でもHENNGEにおけるクラウドサービス事業のリリースに携わったことが私にとって偉大な体験でした。

1社目のSIerの会社では最初営業部門への配属だったのですが、毎日「渋江君ほど仕事ができない新人は見たことがない。」と叱咤激励を受けるほど、上司の求めることと自分の働きがマッチしていない時期もありました。
そんな状態だったため、入社後わずか2ヶ月程度でエンジニア組織へスピード移動することになりました。

その会社でエンジニアとしての経験を積んだ後に転職した先がHENNGEで、再度営業職を1年ほど経験したのですが、そこでも上司と相性が合わず...。辞表を出した時に拾っていただいたのが、現在HENNGEの副社長を務められている宮本さんでした。

当時HENNGEではオンプレ型ソフトウェアからクラウドサービスに事業転換をしようとしていたタイミングでした。そんな時に宮本さんとマンツーマンで導入コンサルを含むほぼ全ての業務(受注以降のこと)を行う役割として、学びながらも仕事を任せて頂き、働く自信をつけることができました。

また、通称「クラウド決死隊」という、当初は部署名の存在しないような新規事業に取り組む組織にも参画し、基本的に役員のみで構成されるプロジェクトメンバーと毎週夕方から深夜までビジネス会議を実施してきたことも大きいと思います。

現在だとスタートアップ・起業が一般化されつつありますが、創業メンバーの役員の学生時代は企業に就職することが当たり前で、起業家なんて世間的にはごく少数派でした。
そんな役員たちと私のような一般社員とは視座や視野に大きな差がありましたが、20代半ばの多感な時期に、そんな役員の方々と近い距離で働けたことはとても貴重な体験でした。

仕事を通して自分の中で成功体験を積むことができ、「自分でもできることがある」と感じることができたのが、私のキャリアのターニングポイントになりました。
メモ

SecureNavi入社への思い「次世代の子供たちが生きる世の中をより良いものに」

ー様々な経験を経て、SecureNaviに入社した理由を教えてください。

渋江)キャリアを重ねるにつれ、公共性のある事業に携わっていきたいなと思うようになりました。
企業は社会の公器と言うように、社会における大切な一部分です。
そんな企業が広く安定した利益追求をできるための安定装置的な存在となる(=公共性のある)事業に興味がありました。

公共性のある事業に興味を持ったのは子供が生まれたことが大きいです。
当然のことですが、人生には必ず終わりがあります。
「次世代の子供たちに対して、自分が何ができるか」ということを考えた時、今よりも安心安全な世の中を提供したいと思ったんです。
そんな私の思いと、SecureNaviのVISIONである「悲報をなくす」がマッチしていたため入社を決めました。

また、私のバックボーンは「クラウド」「セキュリティ」「立ち上げ」などがキーワードとして挙げられると思っていますが、Secure Naviの新規事業室ではそういった私の経験や能力を活かせそうだと感じたことも理由の一つです。

ー選考中、CEO井崎さんとの会話も決め手になったとお聞きしました。

渋江)井崎さんの存在も入社を決める際にとても重要な要因でした。
これは私の個人的な価値観によるものですが、私は今回の転職で会社を選ぶ時に「この会社の社長のために自分の人生を捧げられるか」を考えるようにしていました。

会社員は会社と仕事するわけではなく、人と仕事をします。働く人たちのトップが社長です。
社長によって、会社、組織、人も形成されていきます。

少し前にホラクラシー組織・ティール組織といった組織運営形態の言葉が流行りましたが、
どちらにしても組織が上手く機能できない理由は、人事部や事業部側に組織作りを主導させてしまうこと(任せ切ってしまうこと)や、社長が手段としてホラクラシー・ティールを理解していても、元々根本となる信念や体質を有していないケースがあると思います。

組織を束ねる社長の信念に合意できるか、合意できないことがあっても一緒にいたいかどうかが私にとって転職の軸になっていました。

唯一無二のテーマはPMF、その先の「悲報をなくす」を目指して

ー渋江さんがSecureNaviで取り組んでいることを教えてください。

渋江)SecureNaviの新規事業である「Fit&Gap」という新しいサービスをPMFさせ、スケールさせるのが私のミッションです。

私のこれまでのキャリアは理系のセキュリティ(ファイアウォールやウイルス対策などの技術的なセキュリティ)に携わってきており、Secure Naviの掲げる文系のセキュリティ(社内規程の整備やリスクアセスメント、監査や第三者認証の取得)の領域については、まだまだ十分な理解があるとはいえません。
そこの領域のマーケット、顧客、事業へのキャッチアップもしつつ、早期にPMFやその先の事業展開まで走りきるというのが唯一無二のテーマです。

私たち新規事業室は現在、CEOの井崎を含め5名体制。Secure Naviの中でも比較的個性が強いメンバーが揃っていると感じます。

・WAFを取り扱う国内ベンダーの元執行役員(WAF:脆弱性を悪用した攻撃からWebサイトを保護するセキュリティ対策)
・自転車メーカーを立ち上げたが失敗した苦労人
・ビジネスコミュニケーション能力の高いエンジニア
・不良高校出身の私
といった多様なバックグラウンドを持つメンバー構成で、日々学びがあります。

ー入社してみて、働き方やカルチャーについてはどう感じましたか?

渋江)今まで「ほとんど」リモートは経験してますが、「フル」リモートは初体験でして、色々と気づくことがありました。

まず、フルリモートワークにおける感情表現です。
フルリモートワークにおいてはSlackでのテキストコミュニケーションが主流なのですが、喜怒哀楽をアイコン(:*)で表現するのが自然ルールのようで、それが徹底されているのが凄いなと感じました。テキストのみの投稿はいまだに見たことがないレベルです。
心理的安全を皆さんが意識して業務に取り組まれており、非常にニュートラルな印象を感じました。

あとは思った以上にオンとオフがしっかりしていましたね。
お休みの予定を伝えるオープンチャンネルで「午後、家庭の事情で不在にします」「午前はボランティアに参加しますので不在です」「朝と夕と子供のお迎えで不在です」など、自分のプライベートで業務する日・時間をアレンジするのが普通に行われています。
オンオフがしっかりしている印象で、プライベートを大事にしたい方や子育て家庭は非常に働きやすいと思います。
かくなる私も保育園に通う子供がいるので、気兼ねなく送迎できてます。

ーこれからSecureNaviで挑戦していきたいことを教えてください。

渋江)直近のミッションはFit&GapのPMFなのですが、中長期的には会社のVISIONである「悲報をなくす」を直接的に追求していきたいなと思っています。
具体的には、文系セキュリティにおける悲報を根元からなくすことです。
朧げながら、ありたい世界はイメージできているので、これはまたの機会にお話しできればと思います。

最後に、せっかくのインタビュー記事なので、転職を検討されている方に向けてメッセージを添えさせてください。

私は「優秀」という一般の定義からは外れた人生を送ってきました。
よく巷(X)では「新卒で入社し、営業No1の実績を残した」とか「〇〇の立ち上げを任され、年間売り上げ1億円を〇ヶ月で達成した」といった輝かしいストーリーを持つ方々で溢れていますが、私はその逆とも言える人生を歩んできました。

しかし、そんな落ちこぼれの人間でもなんとかなるのが人生だと思ってまして、良い仕事をする上で、大事なことは2点あると思っています。
1つ目は  働く人も含めた「環境」
2つ目は「執念」

私は「執念は才能を凌駕する」という言葉が好きです。
世の中にほとんど天才はいませんし、能力の差もありません。
ライオンと戦うわけでもないし、象と相撲をするわけでもなく、ビジネスは人間同士のやりとりです。
そんな人と人との間で、そんなに大きな能力の差はないと思っています。

ではどこで大きな差がつくのかというと、働く人も含めた「環境」と「執念」だと思っています。

SecureNaviは、良い経験ができる「環境」を提供できる会社です。
もしあなたに何か心に抱く「執念」があって、少しでもSecureNaviのVISONに興味があればあなたの考えを聞かせてください。ご応募お待ちしています!



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