S&Iの新人研修ってどんなことを学ぶの?同期と学ぶ5か月間 | 組織
こんにちは!S&I 採用担当の山本です。就活を進める中で、新人研修についても詳しく知りたいと感じる学生さんも少なくないはず。具体的な研修内容は?どれくらいの期間やるの?研修後はどんな風に成長でき...
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こんにちは!S&I 採用担当の山本です。
S&Iの新人研修についてご紹介する本シリーズ。
第2回は、新人研修を経てこの秋から配属となった新人のうち、本社に集まってくれた6名にインタビューした内容をお届けします。
今回は、「研修全体を漢字一文字で表すなら?」「研修を終えて、改めて自分の強みを一言で表すなら?」といったお題に答えてもらう形式で実施しました。
新人研修期間を振り返って、自分や同期の成長、研修期間中のエピソードを語ってもらっており、インタビューを通じて、新人研修の雰囲気や取り組みの様子を感じていただければと思います。
今回インタビューに参加いただいたメンバーは、営業の小川さん、清水さん、技術の浦さん、大越さん、柿沼さん、菅野さんです。それではインタビュー、スタート!
インタビュー、スタート!
【1】 研修全体の感想を漢字一文字で表すとしたら?
【2】 研修が終わった今、改めて自分の強みを一言で表すとしたら?
【3】 自分的ベスト3を教えてください!
さいごに
前回ご紹介したとおり、S&Iの新人研修は約5か月間にわたって、グループ会社の新人と一緒に、社会人の基礎からITの基礎までじっくり学ぶプログラムです。この5か月間で毎日新しいことに触れ、たくさんの気づきを得たはず。
そこでまずは「研修全体の感想を漢字一文字で表すなら?」というテーマでインタビューを実施。
5か月を通してどんな経験を重ね、どんなことを感じたのか。6名が選んだ“一文字”から研修期間の姿をひもといていきます。
- 同じ質問でも、“輪・進・兆・緒・基・育”と答えはさまざまですね。みんながそれぞれの視点で、研修を前向きに捉えてくれていたのかなと感じました。
- その中で、菅野さんは「進」という漢字を選ばれていますが、この漢字を選んだ理由を教えてください。
菅野さん回答:進
菅野:新人研修期間はほとんど毎日違う内容の研修を受けていました。加えて、私は家に帰ってから基本情報技術者試験の合格に向けた勉強も日々コツコツ続けていたので、今日に至るまで一歩一歩着実に進んでこられたと実感しています。
研修中は新しいことがたくさん身についた、というよりも、もともとあった自分のスキルを進化させることができたなぁと感じたので、この漢字を選びました。
- S&Iでは、職種に関わらず入社後に基本情報技術者試験の合格を目標に研修を進めています。研修に加えて試験勉強も並行して行う必要があり、なかなか大変な日々だったと思います。そんな中で、研修中につまずくことはありましたか?
菅野:私はSE職なのですが、技術的な内容に関しては「つまずく」というよりも「置いていかれる」という感覚の方が近かったように思います。研修中は、そう感じることが何度もありました。
- そうだったのですね。「置いていかれる」と感じたとき、菅野さんはどのようにその状況と向き合いましたか?
菅野:一気にすべてを覚えようとするのではなく、覚えやすいものから確実に頭に入れるように心がけていました。最初から100%を目指すのではなく、まずは60%の出来を目標にし、それが達成できたら次は80%を目指す…というように、少しずつ積み上げていった感じです。
- 菅野さん、ありがとうございました。着実に一歩一歩進んできたことや、置いていかれそうになったときも自分で向き合って乗り越えてきたことが、「進」という漢字に表れているなと感じました。
- ではもう一人お話を聞いてみたいと思います。柿沼さんは「基」を選ばれていますが、どうしてその漢字を選んだのですか?
柿沼さん回答:基
柿沼:「基礎」や「基盤」という意味からこの漢字を選びました。
研修は、ビジネスマナーなどの社会人的な基礎力の面と、プログラミング言語やネットワーク機器などに触れる技術的な基礎力の面とで、大きく二つの要素がありました。自分は、どちらを身につけるにしてもまずは前提となる知識が大事だと考えていて。これまでの新人研修は、身につけた力を実践で使っていくための土台作りの期間だったと感じたことが理由です。
- 柿沼さんは、大学時代はAIの分野を学んでいましたよね。ITの基礎については入社前からある程度身についていたと思いますが、入社後に新たに学んだことはありましたか?
柿沼:AI関連の知識はありましたが、ネットワーク分野、特にルーターやスイッチなどの実機に触れる機会は全くなかったので、新たな学びも多かったです。
S&Iも主力事業としてインフラ構築事業があり、その土台がある上でAI事業にも取り組んでいると思うので、そういった意味でも基盤・土台の重要性を学ぶことができたと思います。
- 柿沼さん、ありがとうございました。大学時代にIT分野を専攻していたとしても、ITの領域は非常に幅広く、入社後の研修で初めて触れる内容や学ぶことも多かったと思います。その中で、すでに基礎が身についていたにもかかわらず、「基本が大事」と考え、前向きに取り組んでくれた姿勢がとても印象的でした。こうした姿勢は、今後の成長にもつながる素晴らしい経験だと感じます。
- ちなみに、このメンバーの中だと、柿沼さんだけでなく浦さんも学生時代にIT分野を学んでいましたよね。同期のみなさんからみて、お二人が頼りになると感じた場面などありましたか?
大越:僕はばっさー(浦さん)に助けられました。
以前、研修先のWi-Fiに接続できなくなったことがあったのですが、「どうしよう!」と困っていた時、ばっさーが直してくれたことがありました。
インフラ構築の研修でもネットワーク分野に明るいばっさーとペアになったので、側で丁寧に教えてもらいながら環境を完成させることができました。分からないことがあるとき、身近に聞ける人がいて、とても頼りになりました。
2つ目の質問は、「改めて自分の強みを表すとしたら?」です。新卒採用面接では“自分の強み/弱み”は定番の質問の一つですが、新人研修を通してさまざまな経験を積んだことで、これまで気づかなかった考え方や、新たな強みだと感じる自分の面が見えてきたと思います。研修を経て、ご自身の “強み”について変化があったか教えてもらいました。
- 皆さん、ありがとうございます!“調整・やわらかさ・性格・挑戦力・知識・落ち着き”と、それぞれの個性や考え方が反映された回答が出ましたね。
- ではその中から、小川さんは「落ち着き」と挙げてくれました。まずはその理由を教えてください。
小川さん回答:落ち着き
小川:研修前後でのビフォーアフターというよりは、今回の研修期間でより強化された点として「落ち着き」を挙げました。
大越:(笑)今よりもっと冷静になれたってこと?
小川:そうそう。研修期間中、人前で質問される機会があり、内心どんな質問がくるのか身構えて緊張していました。でもいざ質問されると意外とスムーズに回答ができて、周囲からも「落ち着いて回答できていたね」と評価してもらえたんです。
実際には緊張していたり、平常心じゃなかったとしても、周囲から落ち着いているように見えるなら、緊張を隠せていること自体が自分にとって安心材料になると感じました。
- なるほど。面接でお話した時も、小川さんはとても真面目で落ち着いている印象でしたが、実際には緊張されていたのかもしれませんね。ところで、大越さんは先ほど小川さんの回答を見て思わず反応されてましたが…
大越:いや、「落ち着きが強化される」って純粋にすごいなあと思って。
清水:もう(これ以上落ち着かなくて)いいやろ、って感じだよね(笑)
大越:うん。もう十分落ち着いてると思う。
小川:そうかな?ありがとう(笑)
- 小川さん、ありがとうございました。同期とのやりとりから「落ち着き」とのギャップも見えました!
- ではもう一人、浦さんにお聞きしたいと思います。「性格」と答えた理由を教えてください。
浦さん回答:性格
浦:はい。これは同期から実際に言われて新たに気付いた強みです。
自分はもともと結構楽観的な性格で、どんなことも「何とかなるっしょ!」というスタンスなのですが、その考え方が周囲の雰囲気をほぐすことにつながっていたようで。そういうフランクな性格が、何か困ったことがあったときに「相談しやすかった」と評価してもらえました。
グループワークの最後に発表者を任されたのですが、もう一人の発表者がすごく緊張した様子で余裕がなさそうだったんです。でも隣にいる僕はいつもどおりの平常心で落ち着いていたので、発表後は「緊張が伝染しなくてよかった」とも言ってもらいました。自分ではこの性格を緊張感がなくて課題だとすら思っていたので、今回周囲からこうした評価をもらって、初めて強みなんだと認識することができました。
- ありがとうございます。どんなときも平常心で落ち着いていられる「性格」ということですね。同期のみなさんから見ても、浦さんはいつも落ち着いていますか?
小川:緊張している様子は見たことないですね。
浦:自分としては緊張も焦りもあるので、そういう時は素直に感情を出しているつもりなんですが…あまり表に出ていないみたいです。
- お話を聞いていて、先ほど小川さんが強みとしていた「落ち着き」と似ているようにも感じるのですが、みなさんからするといかがですか?
一同:違いますね。
大越:浦くんは「楽観的な性格からくる落ち着き」、小川くんは「しっかり準備したうえでの落ち着き」って感じかも。
小川:自分は準備ができていないとすごく不安だし落ち着けないので、大越くんの言ってくれた違いはまさにその通りだと思います。
- なるほど。同じ「落ち着き」でも、準備からくるものと性格からくるものでは印象や感じ方が違うんですね。それぞれの個性が表れていて面白いですね。小川さん、浦さん、ありがとうございました。
最後に、研修期間の「自分的ベスト 3」をランキング形式で回答してもらいました。印象に残っているエピソード、持っていてよかったもの、苦手だった研修などなど、テーマは自由。独自の切り口から新人研修について語ってもらいました。
- 皆さん、研修で楽しかったことや持っていけばよかったものなど、さまざまなベスト 3が出てきましたね。
- では、まずは大越さんの「やっていてよかったことベスト 3」について、詳しく教えてください。
大越さん回答:研修期間全体を通じて「やっていてよかったこと」ベスト3
1.笑顔
2.挨拶
3.感謝の言葉
大越:ベスト3といいつつ、順位は全部ほぼ同率でやっていてよかったと感じたことです。自分はこの3つさえ押さえておけばなんとかなると思っています(笑)たとえ研修中に分からないことが出てきて気まずい思いをしても、とりあえず笑顔を絶やさなければ大丈夫!
- 本当にどうにかなるかはさておき…でも確かに、研修はもちろん、仕事をするうえでもこの3つは重要かもしれないですね。実際、感謝の言葉はどんな場面で伝えていましたか?
大越:たとえばグループワークで「発表してくれてありがとう!」とか、分からないことを「教えてくれてありがとう!」とか…。些細なことでも、常に伝えるようにしていました。
逆にいうと、それだけ周りに助けられていたし、自然と伝えられる場面も多かったという感じです。
- 大越さん、ありがとうございました。笑顔や挨拶、感謝の言葉を意識することで、周囲との関係づくりにもつながっていたのではないでしょうか。
- では次に、清水さんの「研修中にやってよかったことベスト 3」について教えてもらいたいと思います。テーマとしては大越くんのベスト 3と似てるようにも見えますが、挙がっている項目は全く異なりますね。
清水さん回答:研修中にやってよかったことベスト3
1.楽しむ!!
2.一番に発表練習やレビューを行う
3.自宅でクラウド構築!!
清水:1番の「楽しむ」は、文字通り「何事も楽しむ」ということです。自分は営業職として配属が決まっていますが、特に技術研修に関しては、営業ならやらなくてもよいのでは?と考える人もいると思います。でも、自分はその部分も楽しんで取り組んでいて、振り返ってみると、研修期間を通してずっと楽しんでいたと思います。だから苦労も全然なかったですし、ひたすら努力して苦労している人や天才よりも、楽しんでいる人の方が成功しているのでは?と考え、「それなら楽しもう!」と思い至って、研修に取り組んでいました。
- 楽しむって大切ですよね。S&Iでも、IT知識の有無よりもITへの興味や好奇心が強く、この業界での仕事を楽しめる人か、という点も重視して採用を行なっています。清水さんのように、何事も楽しんで取り組める方は、変化の早いIT業界でも前向きに新しいことに挑戦していけると思います。
清水:2番目に挙げた「一番に発表練習やレビューを行う」については、研修中のグループワークでのエピソードから感じたことです。グループワークでは、発表内容のレビューをもらうための枠が一日で10個あるんですよ。僕のグループは常に朝いちばんの枠を狙って動いていたんです。一番最初にレビューしてもらうことで、ワークに取り組む前に課題を明らかにしてそれを改善するところから始められました。そのおかげでPDCAを回しながら取り組む一日の流れを作ることができ、全体的なスケジュールにも余裕を持って取り組めました。
最後、3番目に挙げた「自宅でクラウド構築」については、文字通り、研修の予習として自宅でのクラウド環境構築に取り組んだことです。1番目に挙げた「楽しむ」にも通じることですが、これも楽しんで取り組めたので苦ではなかったですし、結果的に研修で学んだ内容が全て入っていたので、実際の研修が各段に理解しやすく、楽になりました。
- 最後のクラウド構築については、確かに研修先に行かなくても自分でできますよね。
清水:はい、誰でも無料でできるので、予習・復習としておすすめです。
- ありがとうございました。楽しみながら研修に取り組んでくれていたことが伝わってきました。研修は自分の気持ちや意識の持ち方次第で成長の幅が大きく変わります。清水さんのように前向きに取り組む姿勢は、これからのキャリアでもきっと活かされると思いました。
いかがだったでしょうか。今回は実際に研修へ参加したからこそ分かる「生の声」をお届けしました。新人へのインタビューを通して、新人研修の雰囲気や心構え、どんなふうに成長できるかなど、具体的なイメージをお届けできていれば幸いです。
最後は新人6名から今後S&Iへ入社してくださるみなさんへのメッセージをお届けして、この記事を締めたいと思います。