こんにちは。株式会社Saix 代表の杉田海地です。
このストーリーは、これから学生インターンに応募してくださる方に向けて書きます。
Saixは学生インターンを「人手が足りないときの臨時要員」ではなく、組織の中心戦力として位置づけています。
これはきれいごとで言っているのではなく、実際に上場企業との伴走の現場で、学生インターンが議事録・リサーチ・アンケート分析を当たり前にこなしているからです。
「Saixの仕事って、実際どのレベルのことをやっているの?」
「学生インターンに、本当にそんなクライアントの現場が見せてもらえるの?」
その答えに一番近いのが、株式会社北の達人コーポレーション様での仕事です。
東証プライム上場、従業員約100名、EC・健康食品の自社D2C事業(「北の快適工房」「SALONMOON」などのブランドで知られる会社)。
木下勝寿社長は、AI時代の経営をご自身のYouTubeでも一線で発信されている経営者のお一人です。
このストーリーでは、僕が普段その現場で何をやっているのかと、そこに学生インターンとして関わるとどんな景色が見えるのかを、できる限り解像度高く書きます。
読み終わったあと、「自分も近い距離で関わってみたい」と思ってくれた方は、ぜひカジュアル面談からお声がけください。
平日午後2時、北の達人コーポレーションのオフィスに向かう
ある日の平日午後、僕は北の達人コーポレーション様のオフィスに向かっていました。
研修開始の14時、少し前に総合受付に着きました。
「本日2時から予約してました杉田です」と名乗って、待合室に通してもらい、ここから研修準備に入ります。
待合室で機材をセットアップしながら、研修資料の本日のゴールと、進行のタイミングを最後にもう一度通します。
「終了時刻ぴったりに収まるか」「途中休憩はどこに置くか」「グループワークの時間配分は何分か」。
東証プライム上場企業の社員約100名分の2時間を預かるので、ここで段取りが甘いと、その日全体が崩れます。
このタイミングで、僕は毎回そこそこ緊張します。
動画でも素直に「緊張多少してきますね」と話しています。
研修慣れしている人でも、約100名の社員と社長が画面の向こうにいる場では、構えるところは構えます。
その構え方を、学生インターンにも近い距離で見てほしいと思っています。
■ 別モニターに100人の顔を全部映しながら、2時間を運営する
今回の研修は、ご縁あって全3回構成で受けさせていただきました。
- 第1回:AIエージェントとチャットボットの違いの理解
- 第2回:ChatGPT Agent/Deep Researchを北の達人コーポレーション様向けにカスタマイズして実践
- 第3回:Google環境でのAIエージェント作成
北の達人コーポレーション様はOpenAIとGoogleの両環境を業務で使われていたので、両方をカバーするカリキュラムにカスタマイズしました。
ここからが、Saixの研修の中身です。
僕は研修中、講師用PCの隣にもう1台、モバイルモニターを置いています。そこには、Zoomに参加している約100名の顔がグリッドで全部映ります。
「いま難しそうな顔をしている人が増えた」「ここで手が止まっている」「逆にこのワークでは笑顔が増えた」── そのシグナルを拾って、講義のペースや説明の深さをリアルタイムで調整します。
オンラインで100人以上に研修するときの最大の難しさは、「ついていけている人と、いけていない人が、画面の中で区別しづらい」ことです。
これを構造的に解くために、別モニターで顔を全部見るというやり方をしています。
2時間の中の進め方は、「個人ワーク10分以内 → グループワーク20分(Zoomのブレイクアウトルーム) → コールドコールでの発表15分 → 全体統括」のサイクルです。
アウトプットの時間を意図的に多く取る設計にしています。ラーニングピラミッドで言われている通り、聞くだけよりも自分で話す方が定着するからです。「いつ自分が指名されるか分からない」という適度な緊張感が、グループワーク中の本気度を上げます。
そして終了時刻は、目標通り、ぴったりに納めます。
東証プライム上場企業の社員約100名の貴重な2時間を預かる以上、終了時刻の精度は、こちらの仕事の信用そのものです。
■ 木下勝寿社長が3回全部、Zoomの最上段に映っていた話
研修の話でもうひとつ書いておきたいのが、木下社長が3回すべてに参加されたことです。
動画でも「マイクオンにした瞬間ちょっと怖いですね、Zoomで一番上に出てくるので構えますね」と僕は素直に話しています。本音です。
代表取締役がご自身の社員研修に最初から最後まで出続けているのは、僕の経験では多くないケースです。
途中で社長からコメントが入る、冗談が入る ── その姿を社員約100名が画面の向こうで見ています。
研修後のアンケートには、社員の方から「正直AIには苦手意識があったのですが、想像よりも進化していて、自分の業務にも活かせるかも」という声も寄せられていました。
社長の参加だけが理由とは断定できませんが、「社長も一緒に学んでいる」という事実が研修の本気度を底上げしていたのは、現場の感覚として確かにあります。
経営トップが研修にどこまで関わるかは、研修側の僕らが決められることではありません。
ただ、「社長にもこの時間に出ていただく価値があります」と提案できる立ち位置を作るのは、僕らの仕事だと思っています。
そこを作るには、僕ら自身が日々、経営者の言葉で仕事をしている必要があります。
■ 研修を受けた人たちが、その後どうなったか
研修の真価は、終わったあとに問われます。
研修終了後、北の達人コーポレーション様の受講者の方々にインタビューさせていただいた対談動画があります。
Webマーケティング部の中村さんと、商品部の白山さんのお二人です。動画でお話しされている内容を、そのままご紹介します。
中村さん(Webマーケティング部 商品責任者)
「Webマーケティング部の中村と申します。担当している業務としては商品の責任者としてチームのマネジメントだったり、戦略の方針だったりとかを決めるというところを担当していて」
「枠戦略を考える時って、商品で考える場合と市場起点というかトレンドが激しい業界なので、そのいまのトレンドって何だろうという、結構他者の情報とかを集めるということですごく時間かかっていたんですけれども、AIによって情報収集を簡単にしたりとか、あとは(他社)さんの動画を元に自社にうまく転用するとか、そういったことをよくやるんですけれども、そこに今まで人力ですごく時間を使っていたのが、やっぱりこうAIを通すと均一化されたアウトプットが安定的に出てくるっていうところは時短になってありがたい」
「議事録周りのこう誰が言った言わないとか、タスクのネクストアクションをするとか、そういったところは非常にこう自動で更新されてくように整理するっていうのはすごい使える」
「今まではチャットGPTになんか依頼するみたいな、検索で使うとか、そういう感じが多かったんですけれども、やっぱりこう、エージェント機能とか初めて使いましたし、こういうところがもう1年後、2年後本当にすごい勢いで発展していくと思うので、すごい可能性もありますし、そういう情報をキャッチアップしていち早く業務に生かして大きく成果を出せたらいいなっていう、意識は大きく変わりました」
白山さん(商品部 企画と開発)
「白山と申します。商品部の企画と開発というセクションに所属しておりまして、自分で考えた企画をテストマーケティングをして、一定基準クリアしたら、そのまま開発フェーズに移行して、特定の商品に関しては私が企画したものもそのまま開発に移行するっていう今仕事をしております」
「当社で販売する商品っていうのは特にあのジャンルにこだわりがないので、それこそ健康食品、化粧品だけじゃなくて、雑貨だったり食品だったりみたいなところも幅広く企画をしていくので、販売する上で必要な法律っていうのが全部ジャンルごとに異なるんですね。なので比較する階とかで、この商品に関してはどういう法律の何を言って、何を言っちゃいけないみたいなところが、AIを使うまではWebで探しに行って、それだけで本当に数時間みたいなところがあったんですが、今回AI研修も通じてなんですけれども、やっぱりこのリサーチする手間っていうのが、ほぼ今0になってるので、そこはかなり大きなところ」
「アンケートも本当に300人とかに取るので、それをコメント全部1から読み込んで分析していくよりも、各分析のポイントだけ先にプロンプトにしておいて、一定基準っていうかこの商品はお客様のネガティブを解消できるようなところが刺さってるかどうかとか、判断とかはかなり効率化ができている」
「分析に関してはGPTsを使ってまして、ただアウトプットに関してはジェミニの方がちょっと人間っぽいというか、結構感情を載せた文章だったりとかいうところになるので、LPの素給だったりとかは今結構ジェミニに(任せている)」
「私直近期またあの別の全然未知の業務に携わることになったので、業界情報とか全くまだわかんない状況だったので、今だと毎週月曜日にその週あった業界のトレンドだったりとかを朝一まとめて送ってもらうとかいうところはすごく助かった」
ご本人の口でこのレベルの変化を語っていただけたのが、僕にとっては何よりの手応えです。
■ 学生インターンに、ここのどこを見てほしいか
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ここからが、このストーリーで一番伝えたい部分です。
僕は、北の達人コーポレーション様のような上場企業の現場を、学生インターンに「遠くから眺めるもの」にしたくないと思っています。
これから学生インターンに任せていきたい仕事は、たとえばこういうものです。
1) 研修・MTGの議事録整備
研修やクライアントとのMTGで出た質疑、グループワークでの発表、社長やキーパーソンの発言、宿題として持ち帰ったもの ── これらを、自動文字起こしから「論点/決定事項/宿題/次回アジェンダ」の4区切りで整える仕事です。
中村さんが動画で「議事録周りの自動で更新されてくように整理するっていうのはすごい使える」と話していた、まさにあの議事録運用と、近いレイヤーの仕事になります。
2) 受講者アンケートの構造化
全3回×約100名分のアンケートを集計し、第1回→第2回→第3回の満足度・理解度の推移を可視化する仕事です。
そのままクライアントへの研修報告書のデータになり、社外メディア記事や提案資料の根拠としても使えるアウトプットになります。
3) リサーチ・他社事例の構造化
白山さんが動画で話されていた「業界情報を毎週月曜朝一に送ってもらう」運用に、近いことを僕らもやっています。
学生インターンには、AIに調査を走らせる前提条件(プロンプト・参照ソース・出力フォーマット)を整え、AIが出した結果を人の目で再構造化して、僕や業務パートナーに渡す ── このプロセスを担ってもらいたいと思っています。
4) 動画素材・台本のドキュメント整備
このストーリーのもとになっているYouTube動画2本のように、撮影後の文字起こし・台本ベースのドキュメント化が日常的に発生します。ここも段階的に学生インターンに開いていきたい仕事のひとつです。
これらは「雑用」ではなく、中村さん・白山さんが業務でAIに任せている領域と、近い方向性の仕事です。
東証プライム上場企業の社員が、AIを使って自社の業務をどう変えていくか ── その現場を見ながら、自分の手でも近いレイヤーの仕事を回すことになります。
報酬・働き方の基本ライン
確定で言えるラインだけ書きます。細かい条件は面談時に直接すり合わせましょう。
学生インターンの時給は1,500円〜2,000円。経験・業務難易度で個別設定します。
契約は業務委託(最初の1ヶ月はおためし業務委託・1ヶ月単位の更新)。
稼働は週20時間目安、コアタイムなし、完全フルリモートです。もちろん、対面で一緒に作業いただける方に来ていただけることはとても嬉しいです。授業との両立は前提に置いていて、テスト期間や繁忙期は事前にすり合わせます。
業務委託パートナーへの報酬は時給制で統一していて、成果インセンティブは設けていません。純粋に時間単価のみです。
「世の中から残業をなくす」をビジョンに掲げる会社が、自社のインターンを長時間拘束する矛盾を避けるためのルールで、短時間で成果を出した方ほど評価される設計です。
学生インターンであっても、社内の呼称は「業務パートナー」です。「外注先」「人手の足し」とは呼びません。
一語の選択にこだわっているところは、Saixが大事にしているカルチャーの一部です。
■ カジュアル面談のご案内
ここまで読み切ってくださった方は、Saixの空気を一通り掴んでいただけたと思います。
「いきなり応募する覚悟はないけれど、話だけ聞きたい」というご相談、大歓迎です。
Saixのカジュアル面談は、合否を判定する場というより、お互いを深く知るための相互理解の場として設計しています。
「いまの就活と並行で見てみたい」
「他のインターンと比較しながら考えたい」
「進路相談ベースで聞いてみたい」
「研究室・サークル・本業とのバランスを率直に相談したい」
どれも歓迎です。進路相談ベースのご連絡も気軽にどうぞ。
応募方法は、このストーリー下部の「話を聞きに行きたい」ボタン、または学生インターン募集ページからご連絡ください。
簡単なプロフィール(学年・学部・週稼働時間目安・関心領域)をメッセージでご共有いただけると、初回面談がスムーズになります。
面談は30分のGoogle Meet。代表の杉田が直接お話しします。
最後にひとつだけ、僕の本音を書いて締めます。
学生のうちに、東証プライム上場企業の経営者の意思決定の現場で何が起きているか、約100名の社員がAIにどう向き合うのか ── これを自分の目で見るチャンスは、人生で何度もないと思っています。Saixのインターンでは、そういう現場で起きていることを、議事録・リサーチ・アンケート・素材整理という形で、自分の手で構造化していくことになります。その景色に、近い距離で関わってほしい。お会いできるのを楽しみにしています。
株式会社Saix 代表取締役
杉田海地