こんにちわ。
株式会社ロボケンの寺田です。
少し日が空いてしまいました。またロボケンの事業や日々の出来事を書いていきたいと思います。
私たち株式会社ロボケンは、SES事業・AIやITに強みを持つベンチャー企業です。
「AIやITの力で日本の科学技術の発展に貢献する」ことをコンセプトに活動し、最先端技術による新たな価値の創出を目指しています。
主な事業内容は、システム開発事業や不動産事業を手がけています
近況報告
ザッと挙げると以下の様な内容で活動しております。
・AI事業
画像認識・自然言語処理・音声認識・感情認識・数値予測などをコアテクノロジーに開発を進めています。
・不動産事業
最先端の情報技術を駆使して、翻訳AI搭載の不動産マッチングサイトを開発。効率的な不動産仲介業および、不動産売買業の事業展開を心がけています。
・システム開発事業
さまざまな業界の企業様へ常駐し、Webアプリケーションや業務用システム、スマートフォンアプリケーション、ゲームなどを開発しています。
そして、現在ローンチすべく動いているのが7つのWebサイトと1つの翻訳サイトの開発です。
開発中のサイトは主に以下です。
・物件情報サイト
・SaaS型資産管理サイト
・M&A仲介サイト
・外国人と日本の企業を結ぶ求人マッチングサイト
・翻訳ソフト
・大学・研究機関・ベンチャー企業向けのマーケットプレイス型ECサイト
・NFTマーケットプレイス
・同窓会サイト
AI・ITの知見を活用したソリューション・サービスをリリースすべく毎日忙しい日々を送っています。更に11月下旬か12月初旬にはロボケンのHPもリニューアル予定でございます。
ロボケンのこれまで
「人間さながらのAI・ヒューマノイドを創りたい」という想いから株式会社ロボケンを立ち上げたのが2014年でした。当初は脳型AIの開発をしたい一心で会社を起こしましたが、リソースの問題でSES事業と並走する形でした。
おかげさまで現在もSES事業は弊社の根幹事業として軌道に乗っています。
AIに関しては、どのような事をしていたのか訊ねられることが最近増えてきましたので、下記に記して起きたいと思います。
AI事業における過去の取り組み
顧客対応管理AI①問い合わせメール文の分類
問い合わせメール文の分類し、顧客対応の為の重要情報を可視化するシステムを開発してました。問い合わせメールの文章を、「注文のキャンセル」「ユーザー情報の変更」などに分類するシステムを実現しています。
導入に当たってはシステム運用コスト削減のために、軽量な分類モデルを選択しました。
実際のデータセットには通常特定のクラスの文書が極端に少ないといった、データの偏りが存在します。これを解決するため詳細にデータの分析を行い、適切な分類の提案・文法の知見を用いた前処理・疑似データの生成などをおこなっています。
そして最終的に高い分類精度を達成させています。
顧客対応管理AI②電話音声の文字起こし
電話録音データを加工し、音声認識APIにより文字化をおこないます。
一般的に電話の音声は 音質が限られており、顧客側にノイズを多分に含ひ環境もコントロールができないので音声認識には適していません。
それに応じてノイズの削減、音声区間検出、話者分離といった処理を行い、クリーンな音声に基づく精度の高い音声認識を実現しました。
また、単語出現予測を行うディープラーニングモデルを学習、モデルの予測と文字起こし結果と比較して修正することで業務に最適化した自然文の生成もおこないました。
画像認識①害虫判別
最新のディープラーニングから古典的なアルゴリズムまで、画像処理に関する専門知識に基づいて 、 物体認識、分類、画像生成などに対応します。弊社ではこれまで、対象に関する調査や、画像取得の現場へのヒアリングを通して、適切な手法を選定するという取り組みを続けています。
捕虫シートの撮影画像から、虫の種類と数を判別するシステムを構築しました。
なぜ害虫を識別する必要があるのか?といえば、日本の農業は多種多様で様々な農業の形態があるのです。さらに現在は、高齢化による人手不足で働き手が少なかったり、熟練してない人や業者の参入という課題があります。
以前の農家であれば自身で害虫の判別も駆除もできましたが、非熟練の農家だと判別は難しいんですね。
そういった背景の元に開発をおこなっていました。
ディープラーニングだけでは対処できない場合を補助するコンピュータービジョンのアルゴリズムを加え、互いを補完することにより、多くの種類の虫に対して高い精度で害虫の発生具合をリアルタイムでチェックします。
画像認識②微小物体の探知
顕微鏡で撮影した画像から、カビ/バクテリアの種類と数を判別するシステムです。
ディープラーニングとコンピュータビジョンのアルゴリズムの中から、最適なアルゴリズムを選定、組み合わせることにより、映像や画像中のカビ/バクテリアの存在を探知します。
原料生産地や食品加工工場などでの生産工程中にシステムとして組み込むことで衛生管理に貢献します。
AI事業における海外講演
AIに関する取り組みが評価されたのか、2019年11月にはドミニカ共和国でのAI関連フォーラムにも参加し講演を行わせていただきました。
海外での活動は↓から
https://robo-ken.jp/ai%e9%96%a2%e9%80%a3%e3%81%ae%e6%b5%b7%e5%a4%96%e6%b4%bb%e5%8b%95/
ITLA(Instituto Tecnológico de Las Américas)
提供(ITLA): https://www.itla.edu
ITLAは、2000年にドミニカ共和国によって設立された高等研究のための技術機関です。
ドミニカ共和国唯一の技術教育を専門とし、国の行政省から多数の受賞を受けています。
ITLAでは、社会発展のためにテクノロジーを導入し、学術トレーニングを通じてドミニカ人の生活を変革するというミッションを持っています。
専門分野は、ソフトウェア開発、情報ネットワーク、マルチメディア、メカトロニクス、自動製造、情報セキュリティなどで語学学校も運営しており、活動は多岐に渡ります。
私はひょんなことからドミニカ大使館の方と巡り合うことがあり、遠くドミニカでAI開発の講演を行うことができました。
この時の模様はYoutubeにも残っているようです。
https://youtu.be/ze8Th8iEAaw
提供(ITLA): https://www.itla.edu
ITLAの学生は皆さん熱心で、講演の後には様々な質問が飛び交っていました。遠くドミニカでAIや学習への熱の高まりを感じた瞬間でした。この画像だとグイグイこられてますね💦
FEALAC (Forum for East Asia – Latin America Cooperation)
ITLAでの講演の翌日にはFEALACでも講演をおこないました。
FEALACとは、2001年に設立された,東アジアと中南米との交流と協力の強化を目的とするフォーラムです。加盟国間の友好協力関係の促進や経済、貿易・投資、金融、科学技術、環境保護、文化、スポーツ、観光などの幅広い分野における交流と協力の拡大を目的に開催されています。
この時は第9回目のFEALACで、Huawei(中国)、Ambev(ブラジル)、Samsung Electronics(パナマ)、Uber(エルサルバドル)などが講演を行う中で、私も「中南米エリアのAI普及に向けた脳科学的アプローチができるAI人材の育成と脳の研究&AIモデル化、そしてAIプロダクト開発の重要性」をテーマに、中南米で活用できるAI技術やAI開発人材育成事業について発表を行い、日本の最先端技術について紹介しました。
画像認識、感情認識、音声認識等のAI技術が、ローカライズを行えば中南米地域で活用出来る可能性があると伝えた時には、会場から響めきが上がり関心の高さが伺えました。
わずか2年前の出来事ですが遥か昔のことのような、それでいて今でもドミニカ共和国での2日間は鮮明に思い出せるというか、時間が経つのは早いものです。
今後の展望
今日では、画像認識や音声認識によるセキュリティ・システム、車などの自動制御、医療システム、介護システムなど、AIが人のために活躍する場は飛躍的に拡大しています。
そして、私たちロボケンも人に寄り添い、人の幸せにもっと貢献したいと思っています。
遠いドミニカでもAIや先端技術で人々の生活や社会を豊かにしていこう!と熱い志を持った人たちが沢山いました。
この時の体験もロボケンの
「AIやITの力で日本の科学技術の発展に貢献する」
というコンセプトに影響していますね。
なぜか不意に懐かしくなり過去の事を思い出しては書き出してみました。
秋がセンチメンタルにさせてくれるんでしょうか。
ロボケンとしては年末から年明けに、現在手掛けている新規事業も動きだしそうなので感傷に浸っている暇はないのですが(笑)
株式会社ロボケンでは幅広く人材を募集しています
規事業の参入に伴い株式会社ロボケンでは
マーケター、ITエンジニア、AIデータサイエンティスト、デザイナー等々、
様々な職種の人たちを広く募集しております。
興味のある方は一度ざっくばらんにお話ししましょう!
カジュアル面談も行っています
https://meety.net/matches/wvzJEmhcpJeo
職種も幅広く募集しています。
NoCodeエンジニア
事業開発・市場調査・営業販売
Pythonプログラマー・SE etc
https://www.wantedly.com/companies/roboken/projects
興味のある方はぜひお気軽にお問合せ下さい!