ライダースパブリシティがご紹介する「家づくり最新コラム」。
今回は、ZEHのデメリットや注意点について説明します。

・初期コストが高くなる可能性がある
エネルギーの収支を0にする性能を保つため、省エネルギー設備や高断熱材、太陽光発電システムなどが必須となり、初期コストが高くなる可能性があります。補助金制度や光熱費の削減効果によって、初期投資が回収できるかどうかを考える必要があります。

・発電量が天候の影響を受ける
ZEHでは基本的に太陽光発電システムが用いられています。発電量が日照時間の影響を受けるため、冬は自家発電だけで電力を賄うのが難しくなるケースも多いでしょう。またエリアの降雪量や日照時間にも注意が必要です。

・間取りやデザインが制限される可能性がある
他の住宅と比べて、ZEHでは多くの設備を設ける必要があり、そのスペースを確保するため間取りなどに制限が加わる場合もあります。内外装のデザインや間取りの希望は設計の時点で伝えるようにしましょう。

・技術の進化による変動のリスク
ZEHに関する技術は進化しているため、数年後には今の材料や設備が古くなり、さらに効率の良いものが開発される可能性があります。ZEHを選ぶ場合は、未来の技術革新をどの程度見越して設計・施工を行っているのかを確認する必要があります。