ライダースパブリシティがご紹介する「家づくり最新コラム」。
今年3月に日本銀行がマイナス金利政策の解除を発表したことにより、日本の政策金利が約8年ぶりに実質的なゼロ金利政策に切り替わりました。金利政策の移行による住宅ローン金利への影響はどうなるのでしょうか？
今回は、マイナス金利政策についてお伝えします。

マイナス金利政策とは、日本銀行が民間の金融機関から預かるお金の当座預金口座を部分的に減らす政策です。
2016年に、同行が金融政策として「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」をスタートし、マイナス金利政策が導入されました。以降、金融機関は日本銀行にある当座預金の残高のうち、一定額を超えた分の金利がマイナス0.1％になりました。
金融機関は日本銀行にお金を余分に預けると、手数料を支払わなければならないため、個人・企業へ貸し出すことに重きを置くようになります。
マイナス金利政策がスタートしてからは、金融機関の金利引き下げ競争が激化し、住宅ローン金利はこれまでになかったほどの低水準で推移してきました。