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メルカリのPM片岡慎也が、Renosyの開発に参画した理由

<プロフィール>
片岡 慎也(株式会社メルカリ プロダクトマネージャー) 写真右
高専で建築を学び、海外の大学へ進学。卒業後はコンサルティング会社、アスクル、GREE、フリークアウトを経て2014年にメルカリに参画。その後、US版メルカリのプロダクトマネジメントやJP版プロダクト責任者を経て、現在はUS版メルカリ東京オフィスのチームマネジメントを務める。

樋口 龍(株式会社 GA technologies 代表取締役社長) 写真左
幼い頃より世界的なサッカー選手を目指し、ジェフユナイテッド市原(現J2)に所属 (育成選手)。24歳の時にビジネスマンへ転身し、不動産会社へ勤務。”アナログな不動産業界にテクノロジーで革命を起こす”と志し、2013年に株式会社GA technologiesを設立し、代表取締役社長に就任。AIを活用した中古不動産流通プラットフォーム「Renosy」を中心に、データドリブンな不動産サービスを展開。

ーふたりの出会い

<GA technologies 本社にて、Renosyの開発定例ミーティングの前に実施された対談の様子>

樋口:片岡さんとは、共通の知人からの紹介で2-3ヶ月前に知り合いました。弊社が展開するReTech(不動産×テクノロジー)のBtoCサービス「Renosy(リノシー)」の強化を手伝って欲しいという話をしたら、片岡さんも快諾してくれて、すぐに参画いただきました。

片岡:そうですね。私はいまUS版メルカリの東京オフィスのプロダクトマネージャーをやっているのですが、そもそもメルカリには副業を推奨する文化があるんです。社内・社外を問わず、スキルアップやキャリアアップにつながる行動は、その人自身のためになりますし、その成長が多様な形でメルカリへの貢献にもつながればいいねということで、副業が推奨されています。そこで私も「自分のスキルを活かし、社外でも活動できないか?」と考えていたところ、共通の知人を通じて樋口さんを紹介していただきました。はじめて樋口さんとお話した時、樋口さんのこの業界に対する想いや、抱えている課題、それに対してGAの持っているリソース、アセットでどう立ち向かおうとしているのかを、非常にロジカルに、そして熱く、強い想いで話してくれたのが印象に残り、この人と一緒に働いたら凄く自分のためになると感じて「一緒に働かせてください」と言ったんです。

樋口:そこからはすごいスピードでキャッチアップしていただいていますね、さすがです(笑)

片岡:私はUSでの仕事がメインなので、Renosyのお話をいただく前からUSではFinTechの次に来るのがReTechだと言われるくらい、ReTechの波が実際に来ているのを知っていました。これから日本でも間違いなく盛り上がってくる領域ですし、機会があれば携わりたいと思っていたので、日本でもReTechのサービスをやっているところがないか興味は持っていたんです。なので、とてもいいタイミングでいただいたお話でした。

ーRenosyのサービス開発に関わって

片岡: Renosyの最大の強みはワンストップの一気通貫でサービスを提供できるところだと思っています。GAだと入口から出口、そしてアフターフォローまでできる。それが実際にできている他社は少ないと感じています。私が知らないだけかもしれませんが(笑)。こういった、一気通貫で行える強みがあるからこそ、サービス内容も大きな打ち手を打つことができるんですよね。

樋口:そうなんです。ネット×リアルのサービス、特に不動産の領域はリアルが必ず介在するビジネスです。しかし、既存の不動産サイトが今からリアルを持てるかと言ったら難しいし、リアルな会社がこれからネットを持てるかと言ったらそれもハードルが高い。僕らはそれを創業からやり切ろうと決めてやってきた。それが、片岡さんの仰る「他にはないワンストップサービス」の実現につながっています。

片岡:個人的な話になりますが、私の今年の抱負は「unlearn(アンラーン)」なんです。今までの様々な仕事を通じて自分の中に無造作にたまってきた知識や経験を、一度すべてバラバラのピースにして、もう一度「Re-build(リビルド)(再構築)」することを今年の私の抱負としているんです。Renosyのプロジェクトも、GAという会社のフェーズ的にも、不動産に関わるサービスを一気通貫で「unlearn」&「Re-build」できる可能性があるのでとても期待しています。

樋口:ありがとうございます!

ー今、Renosyにエンジニアとして参画する魅力

片岡:そのRenosyの開発に関わるエンジニアという視点でも、やはりワンストップなサービスに関わっていけるところが魅力ですね。GAにはテクノロジーを支えるエンジニアも、リアルを支えるセールスの方もいて、かつ不動産は長期間のビジネスになるじゃないですか、そこにはビジネスチャンスがたくさん転がっているんです。でも、実際にやりたくてもできない会社がほとんどで、GAはそれをできる入場券を持っている。業界の根幹となるサービスをいちから作っていける。こんな機会は一生に一度あるかどうかなんですよ。私は幸運にもGREEやメルカリで「一生に一度」級の経験をすることができましたが、こうしてGAのサポートを担う立場として携わらせてもらえるのは、ドラゴンボールの悟空が敵と戦う前に「オラ、わくわくするぞっ!!」ってテンション上がっちゃう感じなんです(笑)。



樋口:(爆笑)敵が強くてテンション上がっちゃう感じですね?

片岡:強ければ強いほどテンション上がっちゃいますね。IT化できる余地が多く存在する不動産マーケットで、テクノロジーとリアル両方の強みを持って大きな変化を作れるなんて、こんなチャンスは一生に一度あればいいくらい。ゼロイチ(0→1)の事業に関われるチャンスすら殆どないのに、それだけじゃなくて、業界そのものをより効率化してお客さまに使っていただくために事業やサービスを企画する。こんなこと本当にないんです。

樋口:そのチャンスに気づけるかどうかですよね。仕事ができる人は、何がチャンスか気付くことができる人だと思っています。

片岡:たとえばメルカリも、「フリマ」というリアルな場で行われていた取引を「スマートフォン」を使いネット上での取引を可能にしたことで、世界を変えたじゃないですか。配送も含めて一瞬で世界を変えた。フリマ自体は前からあったし、Eコマースも前からあった。ただ、この掛け算をした革命的なものがなかった。既に存在しているもの同士の掛け算で全く別のとてつもないものになったから、メルカリはここまで大きくなったんです。だから、ネット×リアルの双方の強みを持ってReTechをやっていくRenosyは、すごい可能性があると思っています。

樋口:そうですね。不動産のマーケットは40兆円もあるのにReTechでまだ勝ち切れている会社がなく、しかも日本には5,60社しかない。大きなチャンスなんですよね。そして先ほど片岡さんが仰っていた、GAはそこへの入場券を手にしているという部分。その価値は今後新しく入ってくるエンジニアさんにもきちんと伝えたいですね。

片岡: Renosy自体、もっとサービスの価値を社会に伝えていく必要がありますね。お客様のかゆいところに手が届いて、かつ、これだけポテンシャルもある事業なので、いかにしてそれをお客様に伝えていくか。今のプロジェクトチームはアプリやウェブ画面とか機能、UIといった、ラストワンマイルに近い部分をやっています。繰り返しになりますが、業界の根幹となるであろうサービスに関わることって、業界に対する責任も重いと思っています。副業でこんな素敵なことができるなんて最高ですよね(笑)。

ー最後に

樋口:経営者はベストプラクティスを追求しなければならない。でも組織を運営する中では一人でできることは本当に限られていて、僕らができない領域は、片岡さんのように知見や経験のある方のお力をお借りすることで組織やサービスをより良くしていくんです。外部の方の力を借りるのは嫌だっていう経営者もいるんですけど、そんなことは正直関係なくて、僕らがもっていない知見を持っている方と一緒に働いていると、本当にすごいなって実感するんです。ジョインしていただいて本当に嬉しいなと感じています。

片岡:私の意気込みとしては、副業として関わらせていただきながらも、大きな期待と責任をいい意味で感じているので、まずは今関わっているRenosyをもっと良くして無事にお客様に届ける、リリースする。でもそれは始まりでしかないんです。より多くのお客様に使ってもらえるサービスになるまで関わっていきたいですし、それを実現するためには圧倒的に人が足りないんです(笑)。GAには既に優秀な方はいらっしゃって、Renosyを創っている方、運営している方はいるんですが、大きな山に登るにはまだまだ仲間が必要です。このタイミングに参画するという事はサービスの根幹に関わる事ができるという事なので是非このチャンスにジョインしていただきたいなと思っています。ほんとに楽しいフィールドだと思いますよ!(笑)

樋口:今日はどうもありがとうございました!

片岡:こちらこそありがとうございました!

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