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AWSのエキスパートたちや広島県での事例、スタートアップの成功例といった、広島ならではのコンテンツやセッションが集うJAWS-UGによる全国規模の交流イベント「JAWS FESTA 2024 in 広島」が10月12日に開催されました。
事業共創カンパニーRelicからはスポンサー出展するほか、Relicのインフラエンジニアである保 龍児 (amixedcolor/エイミ)が登壇しました。本記事では、イベントでお話しする概要の他、登壇するエイミのエンジニアとしてのキャリア、AWSへの取り組み、どんなビジョンに向けて活動しているのかご紹介します。
ーーはじめに、JAWS FESTAでお話しされた内容について簡単に教えてください。
今回の登壇テーマは「不要なリソースの自動整理によるコスト最適化」に関するものです。具体的には、社内で開発したSandboxアカウントの不要なリソースを自動で削除するシステムについてお話しします。このシステムによって、手動で何百ものリソースを消す必要がなくなり、約60%のコスト削減につながりました。
ーーシステムの実装にあたって、どのような技術を使用されたのでしょうか?
主にAWSのSAM(Serverless Application Model)とLambdaを使用しています。また、リソースの一覧を取得するためのAPIについても話す予定です。実は、一般的に見つかるAPIは的外れなものが多く、本当に使うべきAPIを見つけるのに苦労しました。その経験も共有したいと思っています。
コスト削減を目指している企業や、不要なリソースが溢れている企業に特に参考になると思います。ぜひ、サンドボックスアカウントを利用し始めた組織や、従業員数が増えてアカウント利用者が増加し、管理費が高くなって困っている企業の方などに聞いてもらえると嬉しいです。
――エイミさんについても聞かせてください。これまでのエンジニアとしての歩みは?
小学生の頃からプログラマーになりたいと思っていました。元々、物事の仕組みを考えるのが好きで、パソコンでゲームをする時にも「なぜこれが動いているのか」と気になって調べたところ、プログラミングという世界を知りました。何でも作れそうだという可能性に魅力を感じたんです。
筑波大学に進学後、大学の授業がきっかけでアジャイル開発に初めて触れました。そこから関連するコミュニティに参加し全国各地でのイベント運営に携わった他、開発についても実践的な経験を積みました。アジャイルの考え方は、今でも私の開発スタイルの基礎になっています。
Relicに入社後はクライアント企業の新規事業開発支援でLaravelを使った開発や様々な案件に携わり、現在はプラットフォームエンジニアリング・エンジニアイネーブルメントに従事しています。具体的な業務として、既存のプラットフォームの整備や新規のプラットフォームの検討、各プロジェクトからの開発相談対応やリードエンジニアの育成を担っています。所属している部署は「事業をつくる開発者集団」を作るグループでもあるので、自分だけが「事業をつくる開発者」になるのではなく、組織全体での実現に向けて活動しています。
――現在はAWSに力を入れているそうですが。
はい。AWSって面白そうだなととても興味を持っていて、ちょうど配属転換でAWSを扱う部署に異動になり触れる機会を得ることができました。しかしAWSを学び始めたものの、最初はAWSを難しく感じていました。AWS資格を取得して基礎的な知識は押さえられてきたが難しいな‥と悩んでいたこと、AWS Summitに参加したことで見方が変わりました。詳しくは個人noteで記事にまとめたのですが、あるセッションを聴いてAWSの可能性を強く感じ、そこからは難しさを楽しみながら習得できるようになりました。今は、社会人歴 1~3 年目で突出した AWS 活動実績がある若手エンジニアを表彰する「AWS Jr. Champions」を目指して活動しています。
――将来のビジョンは?
私の夢は、完全没入型仮想現実の技術を使った事業を作ることです。この技術を使って事業を作り、世界中の人々に"あらゆる平等な機会”を提供したいと考えています。技術を通じて、誰もが自分の可能性を知り、それを実行できる世界を作りたいですね。将来的には、完全没入型仮想現実の第一人者になることを目指しています。
この技術は2030年頃に誕生すると言われていますが、私はその技術を普及させる橋渡し役になりたいと考えています。そのために、今はRelicで事業をつくる経験を積んでいます。実はRelicに入社を決めたのも、代表・北嶋の「環境のせいで挑戦できない人をなくす」という理念にも強く共感したことが大きな理由です。
「事業をつくる開発者集団」を目指すRelicの開発職では採用も強化中!新卒・中途ともに募集しています。