【代表インタビュー】自らを実験台に働き方の変革を続けるレコモット。その新たなビジョンに込められた思いと世界観。 | VMV
こんにちは。レコモット採用担当です。レコモットでは、2022年初頭にビジョン、ミッション、バリューを新たにリニューアルしました。この記事では、そこに込められた思いと目指している世界観について、当...
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こんにちは
レコモット採用担当 須賀です。
2005年に設立されたレコモットは、今年で創業20周年を迎えました。
今回は、創業者であり代表の東郷に、これまでの歩みとこれからのレコモットについて話を聞きました。
【はじめに】
【本編:インタビュー】
●20周年を迎えて
●代表が見る”今”のレコモットとは
●この先のレコモット
●応募を検討している方へ
【あとがき】
レコモットとは
レコモットは「人を中心に、ワークスタイルを変革する」をコンセプトに2005年に設立した働き方を支援するITソリューション企業です。
社名の由来は、あらゆるコミュニケーションをモバイルテクノロジーでつなげていく、という意味の造語、「Relational Communication and Mobile Technology」の頭文字。ビジョンにある誰もが『Your Style』を制約なく実現できる社会を叶えるべく通信キャリアやベンダーの壁を超えたサービス提供や、複数のサービスを跨いだ情報共有などさまざまなシステムとコミュニケーションをテクノロジーで融合させる世界を目指し、実現してきました。
▼過去の代表インタビューはこちらから
代表プロフィール
1992年にアスカコンサルティングでワークフローシステムの企画開発に従事。1996年にディー・アンド・ビー・テクノロジー・アジアにて、国産会計パッケージのマーケティング職に従事。2005年に旧親会社の元で竹岡(取締役)と共同で創業し、代表取締役CEOへ就任。
プライベートでは、一人娘と妻と暮らし、自他ともに認める親バカで愛妻家。すでに5年前に辞めているが、地元の少年サッカーチームで30年以上コーチを続け、少年サッカーの県大会決勝戦のテレビやラジオで解説を担当したことも。
レコモットは今年で20周年を迎えましたが、今どんなお気持ちですか?
振り返ってみれば20年経っていた、という感覚ですが、紆余曲折を経て、今こうして20年という節目を迎えられたことは、決して当たり前ではなく、ありがたいことだと感じています。 ITベンチャー界隈では、10年、20年と続く企業はほんの数パーセント言われています。
ライセンス売り切りといった「フロー型」のソフトウェア販売が主流だった時代に、創業当初から「ストック型*」のビジネスにこだわり、時代の潮流に合わせて積極的に変化と進化を続けながらも、「moconavi(モコナビ)」のコンセプトである—“あらゆるコミュニケーションをナビゲートする”という想いは、今も変わらず私たちの中心にあります。 創業当時は技術者集団であり、社員数も少なかったので、OEMなどのパートナービジネスからスタートしましたが、今ではそれが大きな強みとなり、効率的でレバレッジの効いた営業体制を築けています。これも、長年の積み重ねと、変化し続けてきた結果だと思っています。
*ストック型ビジネス:お客様に月額料金でプロダクトを利用いただくビジネスモデル
お話を伺っていると、とても冷静に20年を受け止められているように感じます。
「20周年だから特別に何かをする」というよりも、日々の積み重ねの延長線上にある節目。これまで変化してきたように、これからも変化し続けなければいけない——そんな気持ちでいます。
新しいことに挑戦することは、時に現場から戸惑いの声が上がることもありますが、それでも挑戦しなければ、企業としての成長は止まってしまいます。 最近では、レコモットの名前も少しずつ知られるようになり、「moconavi」のお客様も1,700社34万IDをこえる規模なってきました。この信頼と実績を維持するためには、スピードだけでなく、これまで以上に品質もこだわる必要があると考えます。
プロダクトのセキュリティと使いやすさをトレードオフにしない、品質とスピード感をトレードオフにしない。この2つを組織として実現できれば、お客様、パートナー、当社の社員、株主など全てのステークホルダーの満足度を向上させるものと考えており、代表としての私の責任でもあり、会社としての挑戦でもあります。 そして何よりも、私たちの都合ではなく、常にお客様目線で価値のあるものを届けていきたいと思っています。
東郷さんから見て今のレコモットはどう映りますか?
今のレコモットには、様々なバックグラウンドを持った人たちが集まっています。メンバーは、それぞれに個性があって、考え方も多様。そんな人たちがレコモット「Values」に共感して仲間になってくれていることは、私たちの大きな強みだと思っています。
一方で、このValuesをいかに体現していくかについては前向きであるものの個人の解釈に頼るところもあり、レコモット全体のカルチャーとして昇華させるにはもう1歩というところです。今まさに「文化を育てている」段階なのだと思っています。レコモットは、誰かに言われなくても、自分の意思で動ける人が多い。だからこそ、細かいルールで縛るのではなく、Valuesを軸として「自由」と「責任」をもって自律的に考え動ける組織を作りたいと考えています。
▼レコモットのvalues
東郷さんが考える自由とはなんでしょうか?どんな会社が理想ですか?
「自由」とは、決して自分勝手ではなく、相手の自由も尊重することで初めて成り立つもの。その責任は実は重いと思います。理想は、最低限のルールの中で、自分の意思で行動すること。
これは長年の少年サッカーのコーチ経験からも、「誰かの指示を待つのではなく、自分で考えて動く」ことの大切さを感じているからかもしれません。失敗してもいい。そこから学び、次に活かせばいい。余白を楽しみながら頑張った人がきちんと報われる組織が理想です。
今のレコモットは、まだ発展途上。でも、だからこそ面白い。多様性の中で、どうやって一つの方向に向かっていくか。そのチャレンジを、みんなで楽しめる会社でありたいと思っています。
今後の新しい取り組みを予定していますか?
これまで私たちのサービスは、効果やベネフィットを重視してきましたが、冒頭でもお話ししたとおり、「品質」にもっとフォーカスしていきたいと考えています。
そして、今後の新たな取り組みとして「プロダクトのセルフサービス化の推進」に力を入れていきたいと考えています。 お客様ご自身が、難しい操作を覚えなくても、簡単に使えるようになる。 このようなサービスを実現することで、サービスの活用が自立的に促進され、お客様にとっても、パートナーにとっても、そして私たちレコモットにとっても手離れがよくなり、全ての人にとって、より高い価値をお届けできるようになります。
歴史の長いプロダクトなので「こういう使い方が当たり前」と思い込んでいるかもしれませんが、そこにこそ変化や改善の余地があると思います。タブーなく自動化やセルフサービス化を進めていくことで、もっと自由に、もっと快適に使えるプロダクトにしていきたい。そんな思いで、新しいチャレンジに取り組んでいきます。
今後3年5年、レコモットをどう成長させていきたいですか?
プロダクトも組織も、もっと「自立自走」できる形にしていくことだと思っています。 ビジネス面では、自治体向けの展開が進み、すでに今年度で150団体以上の自治体様に導入される予定です。これからは、オフィスワーカーの1,600万人だけでなく、エッセンシャルワーカーと呼ばれる現場で働く3,000万人の方々にも価値を届けていきたい。
公共性の高い領域であっても、レコモットの強みであるゼロトラストセキュリティを活かして、社会に貢献できる存在になっていきたいと考えています。 「moconavi」があるからクラウドサービスが使える」、「moconaviがあるからこの市場にクラウドサービスを提供できる」そんなふうに利用者からもサービス提供者からも言ってもらえるように、セキュリティプラットフォームとしてのプレゼンスを高め、デファクトスタンダードとして選ばれる存在であり続けたい。
そして、テクノロジーよって、あらゆるコミュニケーションのハブになることで、誰もが新しい働き方やスタイルを描けるようにしていきたいです。
組織としても、アイディアを尊重し、それを実行できる人が評価される会社でありたい。自由闊達な文化の中で、相手を思いやりながら、自分の成長にも挑戦できる。そんな環境を、これからも大切に育てていきたいと思っています。
レコモットに興味を持ってくださった皆さんへメッセージをお願いします。
私たちは、「自由闊達であること」を大切にしています。ただし、それは“好き勝手にやる”ということではありません。
自分の自由を大切にするなら、相手の自由も尊重する——そんな考え方を共有できる方と、一緒に働きたいと思っています。
レコモットのバリューズに共感し、自分で考えながら行動できる人。成長に向き合いながら、周囲にも良い影響を与えられる人はぜひ応募してください。 「Envision Your Style」——あなたらしいスタイルを描きながら、レコモットで一緒に未来をつくっていきましょう!
▲20周年記念パーティーでの東郷
20年という節目を迎えたレコモット。
東郷さんのお話からは、冷静に歩みを振り返りながらも、未来に向けて確かな熱を持っていることが伝わってきました。
先日の岡田さん(CEO受賞者)のインタビューとも重なる部分が多く、レコモットという会社の“らしさ”を改めて感じる機会となりました。
▼岡田さんのインタビューはこちら
レコモットの仲間として、一緒に「Your Style」をつくっていける方をお待ちしています。