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快適さのためでなく、成果を出すためのフレックスとリモートワーク

リアルミーではフレックスとリモートワークを取り入れています。普段のコミュニケーションはSlack、ノウハウや情報の共有はWikiツールのDocBase、なにか会議があればappear in、今後はオンラインオフィスツールのRemottyも入れようかなと思っています。もちろん、必要なときにはオフィスにみんなで集まります。勤務時間はコアタイム無しのマンスリーフレックスですが、22時~翌5時は仕事禁止です。

はじめはフレックス&リモートで成果が出るのか懐疑的だった

私の前職は世間一般と同じく、9時に全員が始業して、特に理由がなければオフィス内で勤務して、というスタイルでした。外出先での用事が済んでも、まだ帰社できる時間であれば帰社していました(非効率だなぁと思いつつ)。個人的には通勤は嫌いだったし、常に職住近接でしたが、なんらか社内会議も毎日ありましたし、オフィスで働くことが普通だと思って過ごしていました。そのため、フレックス&リモートが快適であるということは認識しつつも、本当に会社として成果を出すために有効であるかは疑問もありました。快適に働くことが目的になってしまわないか?チームワークは損なわれないか?情報共有はなされるのか?同じベクトルをもって働けるのか?

みんな自宅で仕事ができることは喜ぶけれど、それと引き換えに成果が失われるのであれば本末転倒です。

成果を出すためのフレックス&リモート

しかし、ミッションが「人々が自分らしさを追求し、いきいきと暮らす世界を創りだす」である以上、働くメンバー自身も自分らしさを追求していないといけないと思いました。今後、働くパパママだけでなく、さまざまなターゲットにサービスを提供するとなれば、働くメンバーにも多様性があったほうが事業のインサイトも得やすい。働く時間や場所が多様性に制約をかけてしまうのはもったいない。今でもメンバーには保育園のお迎えにいくワーママが多いし、事業内容的にもクライアントやユーザーと接する機会が多い。限られた時間の中で最大の成果を出すのであれば、フレックス&リモートは必然のように思いました。

これからの課題はチームワーク

さて、必ずしも全員が同じ時間、同じ場所で働かないとなれば、デメリットとして生まれるのはコミュニケーションです。いくら個人が限られた時間で最大の成果を生み出しても、チームワークのかけ算が損なわれれば会社全体として成果を生み出せません。そのため、大きく3つの対策が大事だと考えています。

1)情報をオープンにする仕組み

リアルミーでは財務情報含めてあらゆる情報が全メンバーに公開されています。役割による情報格差はありません。Slack、DocBase、Google Drive、Kintoneを見ればだいたいの情報は伝わります。情報はオープンにすべきものという価値観を浸透させるために、メンバーの給与情報すらもオープンにしようかなぁと思っているぐらいです。隠し事なし、都合の良いことも悪いこともオープンにする文化は、互いの信頼関係の強化を促します。

2)情報共有を促すために個人評価を無くす

オープンにする仕組みがあっても、情報を共有するインセンティブがないと情報は集まりません。そこで、いっそ個人評価をなくそうと思っています。個人評価の比重が高いと、社内で無益な競争が生まれます。成果を出すためのノウハウを隠したり、ノウハウのシェアに時間を使わなくなったり、役割による情報統制が行われたりする。リアルミーでは情報を隠して自分だけ成果を高めた人よりも、情報をオープンにしてチーム全体の成果を高めた人のほうが評価が高いものとします。

3)雑談を促す

最後に、リモートワークをするとちょっとした雑談が失われがちです。Slackは真面目な議論や進捗報告が多いから、どうでも良い雑談をしづらくなります。でも、オフィスで一緒に働いているときはくだらない話だってたくさんするし、そういう雑談が相互理解につながったりもしますよね。そうした雑談を許容する雰囲気をつくるために、ソニックガーデンさんのRemottyを入れようと思っているところです。

そうしたわけで、私たちのミッションを実現するため、自分らしさと多様性にこだわった結果としてフレックス&リモートは必然でした。日本でもさまざまな会社が導入をはじめ、デメリットへの対策ノウハウも蓄積されてきています。失われるものがあるのは仕方がないよね、と放置するのではなく、試行錯誤しながら成果を高める方法を模索したいと思います。

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