こんにちは!
株式会社アール・アンド・エー・シー採用担当の鈴木です。
何もしていないのに湿気と暑さでHPが削られまくっています。
配達員の皆さんや、外で働いてる皆さんへのリスペクトが止まりません。
早く秋が来てくれることを願っています🥺
さて、今回のストーリーはAI開発インタビューです!
今期から発足したAI推進グループについて、
開発部門長の佐々木さんと、入社1年半の若手エンジニア 髙橋さんにお話を伺いました。
どうしてAI推進グループができたのか、AI開発の面白さや難しさ、
お二人のAI活用場面についてご紹介します!
まずは、お二人のご経歴を簡単に教えていただけますか?
佐々木さん:私は独立系のソフトベンダーからR&ACに転職して、開発に携わって10年以上になります。
前職ではCSや簡単な開発をしていたので、R&ACに入ってから本格的に
開発をするようになりましたね。
今は、Victory-ONEの開発やカスタマイズなどを経て、
開発部門の部門長をさせてもらっています。
髙橋さん:僕は公務員からエンジニアにキャリアチェンジしました。
2023年12月にR&ACに入社して、最初の1年間はG4やG5の開発を担当しました。
2024年12月にはV-ONEクラウドの開発に異動して、
翌2025年1月からはAI機能開発を担当しています。
ありがとうございます!では、普段はどんな業務をされているんでしょうか?
佐々木さん:V-ONEクラウドやVictory-ONEの、おおまかな方向性を決めるのが私の主な業務です。
髙橋さん:僕は、V-ONEにAI機能を実装するために必要な技術の調査や、
実際に使えるかの検証、そしてV-ONEへの実装を行っています。
どんなAI機能を実装するかの検討段階にも携わらせてもらっていますね。
グループとしてのMTGは週1回ですが、佐々木さんとの進捗MTGは毎日やっています。
細かく相談できるので、僕が突っ走る前に都度軌道修正できて良いです(笑)
佐々木さん: 新しい方が入社されたら、この形もまた変わっていくかもしれないですね。
今期からAI推進グループが発足しましたが、そのきっかけや経緯を教えてください。
佐々木さん:生成AIを取り入れていかないと、会社として取り残されてしまう危機感がありました。
そして、それが本当に使えるのかどうかをたくさん検証していかなければならないなと。
コーディング支援系の生成AIエージェントもどんどんブラッシュアップされているので、
そちらも追いかけていかないといけない状況でした。
そういったところが発足のきっかけだったと思います。
なるほど。では、なぜこのメンバーに決まったのでしょうか?
佐々木さん:AI開発をやってみたいかどうかを、開発メンバーと1on1で話したんです。
未知の領域を進んでいくことになるので、ちょっとした向こう見ずさも
ある程度必要なのかなと感じました。
髙橋さん:僕も、「今このチャンスを逃したら次はいつだろう?」と思ったので、
「今行けるなら行こう!」と思い、手を挙げました。
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AI開発という新しい業務の面白いところ、そして難しいところはどんな点でしょうか?
佐々木さん:情報が膨大にあるので、その取捨選択が本当に難しいです。
あとは、生成AIで出てきた情報の裏取りを絶対にやらなければならないんですが、
それがすごく工数がかかるんですよね。
新しい機能なので、ライブラリなどが世の中的にまだ開発中なところが多いのも課題です。
弊社はMicrosoftの技術を使ってきた背景があるので、
SQL Serverで何ができるか、という発想になりがちで。
AWSで作ってみるのもアリなのですが、Azureに縛られちゃってるなと感じたりもします。
そこは難しさを感じますね。
髙橋さん:そうなんですよ。新しい技術を使おうとすると、その参考になる情報が世の中に全然なくて。
使えそうなものがあっても、どう使うかという情報が少なかったりするので、
手探りでやっていく感じですね。
佐々木さん:生成AIは全知全能というわけではないので、知っていることしか知らないし、
知っていることも新しい組み合わせをある程度の評価軸を与えると
自動的にそこをやってくれはするのですが、
全く知らないようなことを生成AIに期待するのは違うんですよね。
髙橋さん:僕は「調べるきっかけをもらう」くらいで考えていますね。
「何を調べたらこれがわかるんだろう?」というものを調べる時に、
まずAIにポイントを聞いて、それをGoogle検索の検索欄に入れて調べる、
みたいな使い方をしています。
僕は本を読んだり勉強したり、新しい知識を得ることが好きなので、
業務の中でどんな技術が使えるかな?と調べるのは楽しいなと感じます。
それを取り入れてどう作っていくのか、が難しいところですね。
今は高山さんと佐々木さんと僕で、どうやってAIを組み込んでいくかという
構成の舵取りの話も出ていて、「じゃあこの機能を作ってみようか」と進めているのですが、
そこに関われるのは面白いです。
ただ言われたものをただ作るのではなく、
何を作っていこうか?の段階から参加できるのは楽しいですね。
方向性が決まるまでは調べ物が多くて、全くコードを書かない時期もあったりしました(笑)
佐々木さん:自社プロダクトという具体的なものがあるので、そことどう結びつけるかなんですよね。
「これを使えばできるのでは?」という提案があったとしても、
それを実装するには、これをやって、あれをやって…という工程があるので(笑)
髙橋さん:「これいいな!」と思っても同時に、できるかどうかすぐ判断できないので、
イエスかノーかをはっきり言えない、判断が難しい…みたいなことはありますね(笑)
お二人は、普段どんな場面でAIを使っていますか?
佐々木さん:技術的な調査が多いですね。調べ物での利用が多いです。
開発系の生成AIの部分に関しても調査などを行っています。
髙橋さん:僕はもうGoogle検索よりも先に、まずAIに聞いていますね。
一番最初の手段がAI、という感じです。
そこから、根拠があるのかとか、もっと深く知りたいものをGoogle検索で調べています。
調査業務では調べる際の勘所をつかむために、まずAIに概要を聞き、
どんな観点で調べればいいかを教えてもらっています。
実装業務では、最適なコードの書き方や発生したエラーの解決策などを聞いています。
僕も技術的な調査が多いですね。
佐々木さん:適切なキーワードで検索できるかどうかでアウトプットが変わってくるので、
「こういうことを聞きたいんですよね?」と言ってくれる生成AIの方が楽、
というのもあったりしますね。
髙橋さん:何から調べていいのか分からない時に使ったりしますね。
あと、文章の中に分からない単語がいっぱいあるときに、
そのまま文章をAIに貼り付けて「分かりやすく言い換えて」と聞いたりしています。
海外記事の翻訳で使ったりもしますね。
佐々木さん:私は社内インフラの部門長でもあるので、社内問い合わせで活用することもあります。
先日は「左クリックがきかない」という問い合わせについてAIに聞いてみたりしました。
Google検索でも良いのですが、AIだと生成AIエージェントが複数人で調査と協議をして、
「これが適切です」という結果をまとめて表示したりしてくれるので
参考になったりするんですよね。
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これから、個人として、グループとしての目標があれば教えてください。
佐々木さん:メンバーの成長に貢献することと、製品の機能強化の大枠を決めて、
より使いやすい製品にしていくことです。
髙橋さん:今年中にAI機能を一つリリースすること、そして色々なことを調査・検証し、
多くの情報やノウハウを社内に共有・蓄積していくことです。
現在、AI推進グループでは新しいメンバーを募集中ですが、お二人はどんな人と一緒に働きたいですか?
佐々木さん:新しいことに積極的にチャレンジしていただける方、
そしてチームとして課題に取り組んでいただける方と一緒に働きたいですね。
髙橋さん:新しい技術や情報に興味関心が強い方、
そしていろんなことを臆さず試して、前に進んでいける方ですね。
今回は佐々木さん、髙橋さんにお話を伺いました!
AI開発の難しさや情報収集の工夫、そしてどう作っていくかという
企画段階から携わっていることの面白さが伝わってきました。
実装が楽しみです😊
R&ACでは、AI推進グループの新しい仲間を募集しています。
少しでもご興味がございましたらぜひ一度お話しましょう!
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