こんにちは。株式会社ピグマ、代表兼すごい会議コーチの太田智文です。
先日、すごい会議のカードゲームを開発している際に、「アンガーマネージメント」というものがあるということを開発者からお聞きした。
「日本アンガーマネージメント協会」 https://www.angermanagement.co.jp/
そこで、改めて「怒り」というのはマネージメントするものだという認識を持った。
先日、ウェブで、とある経営者とミーティングをする中で
営業部門のメンバーが営業の会議に参加したがらないという話を聞いた。
「なんでですか?」
とお聞きしたところ
「私(社長) に怒られるから」
とのこと。 ( 認識できてるのが素晴らしい! )
で、お聞きしたのは
「社長が怒ったことで、期待は手に入ってますか?」
で、回答は
「入りません」
(これも、認識できてるのが素晴らしい! )
そこで話したのが、何に怒ってるのかがゴチャゴチャになってませんか、という話。
数字が達成しなかったことを怒ってるのか
そのプロセスで、決めた計画をやりきらなかったことを怒ってるのか
やる気がないような行動が散見して怒ってるのか
約束を守らなくて怒ってるのか
何に怒ってるのか、怒ってる本人も、怒られてる本人もわかってますか? と。
怒ってる内容が、その人の大切にしてることの現れだと人は解釈する。
だとすると
もし、数字が達成しなくて毎回怒ってるのであれば
スタッフは「社長は、数字が達成しないと怒るんだ」と解釈するし、
もし、決めた計画をやりきらなかったことを毎回怒ってるのであれば
スタッフは「社長は、決めた計画をやりきらないと怒るんだ」と解釈する。
いくら普段の会議で、理念や行動指針を唱和しても、
実際の現場で怒られるポイントの方が、相手に伝わってておかしくない。
対策としては
怒る社長に、「怒らないで」というのは、ストレスを溜める。
ですので、
怒る際に「何を怒ってるのか?」を合わせて相手に伝えると
効果的という話をした。
怒ることで得られるメリットは、ほぼない。
とすると、変えられるのは、あなたのコミュニケーションから。
一度、深呼吸して、
「何を怒ってるのか?」
を自分で認識して(認識できれば、怒りという感情を扱えるようになります)
会話を始めてみては?
少なくとも、会議が終わった時に
「あぁ、この会議に参加して得られるものがあった!」
と思ってもらえる会議にするのは、あなた次第。