「人生を変えてもらった。だから今度は、自分が誰かの人生の可能性を広げるきっかけを提供したいんです――」
そう熱く語るのは、大阪第九支社 第5営業所を率いる井上。
井上が営業所長になり、初めて迎えたライフプランナー(以下、LP)が今井だ。
二人の出会いは、今井がまだ大学3年生の頃。当時LPだった井上との出会いが、今井の人生、キャリア、運命を大きく動かした。
快進撃を続ける若きLPと、彼を支え、導く営業所長。
生命保険を通じて、彼らが本当に届けたい価値とは――。
強い信念を胸に走り続ける、二人の物語に迫った。
―――本日はよろしくお願いします。まずはお二人の自己紹介をお願いします。
井上:大阪第九支社 第5営業所で営業所長を務めております、井上優介(いのうえゆうすけ)です。大手人材会社を経て2021年9月にプルデンシャル生命に入社し、LPとして活動した後、2024年の4月に営業所長に就任しました。
今井:同じく大阪第九支社 第5営業所に所属しております、今井隆成(いまいりゅうせい)と申します。2023年9月に入社し、井上所長のもとでLPとして活動しております。社会人としては、大手人材会社でのコンサルティング営業を経て、プルデンシャル生命が2社目になります。
―――お二人の出会いは、今井さんが大学3年生の時だったと伺いました。互いの第一印象を教えてください。
井上:私がまだLPだった頃、知人の経営者から「就職活動の支援をしてほしい学生がいる」と紹介されたのが、当時大学3回生だった今井LPでした。
素直で真面目で、とにかく「気持ちのいい学生だな」と。初めて会った後、彼から「毎週会って営業について教えてほしい」と連絡が届き、その熱意と行動力に感心しました。
しかも、就活の相談に乗っただけなのに、次会った時に「これ、つまらないものですが…」って手土産を持ってきたんですよね(笑)今どきこんなことができる学生がいるのかと、強く印象に残ったことを今でも覚えています。
その時から、「この子は将来、間違いなく優秀な営業マンとして活躍する」と確信しましたね。
今井:僕の父は自営業を営んでおり、朝から晩まで働く人でしたが、いつもキラキラして見えました。一方で、世の中の大人たち、例えば電車に乗って通勤する方々を見ていると、どこか疲れているように感じていて…。
そんな中で出会った井上さんは、すごくやる気に満ち溢れていて、とにかくキラキラ輝いていたんです。当時の僕にとっては、まるで有名人に会ったかのような衝撃でした。
「井上さんみたいになりたい――」と、会った瞬間から強烈に惹かれましたね。
―――そこから、井上さんによる営業指導が始まったのですね。
井上:ええ。LPの仕事は時間の融通が利きますから、毎週時間を作って彼にビジネスパーソンとしての在り方、営業についての考え方、ノウハウを伝えました。ただし、それは相手が「隆成」だったからできたこと。毎週欠かさず連絡をくれ、教えたことを素直に実践し、どんどん吸収していく。私としても教えがいがありました。
当時は自分が営業所長になるなんて思ってもいなかったので、私の所属していた営業所の藤田所長(現・支社長)にいつか紹介するつもりで、将来有望な人材を育てておこう、くらいの気持ちでしたね。もちろん、私自身も「いつかこの子と一緒に働けたら最高だな」という思いは抱いていました。
―――今井さんは、採用コンサルティングの仕事にやりがいを感じていたそうですね。なぜ転職を考えたのでしょうか。
今井:おっしゃる通り、人材会社での仕事は本当に楽しくて、お客さまの会社の将来を担う新卒採用をご支援することに、大きなやりがいを感じていました。「仕事が本気で楽しい」と思える人を一人でも増やしたい、その一心で仕事に邁進していました。
転機が訪れたのは、社会人1年目の時です。漠然と「生命保険に入らないといけないな」と感じており、せっかく加入するのであれば井上さんから話を聞きたいと思い、自ら「保険の話を聞かせてください」と相談しました。
―――その時、プルデンシャル生命や保険商品について、深く知ることになったのですね。
今井:井上さんから保険商品についての説明を受けた際、保険の仕組みに感銘を受け、加入を決めました。その後、保険に加入した旨を、愛媛の実家にいる母に報告したんです。
実は僕が大学2年生の頃、父が白血病で他界しました。一家の大黒柱を失い、母に苦労を掛けないために、当時熱中していた野球も大学の卒業も諦めて働こうと考えていた最中、母は「野球と大学を続けてもいい」と言ってくれたんです。どうしてそんなことが可能だったのか、ずっと不思議でした。その答えが、プルデンシャル生命の保険だったと知った時は、非常に驚きましたね。
父が加入していた保険がプルデンシャル生命だったことを、母から聞かされて――。僕たち家族は、父が遺してくれた保険金によって、路頭に迷うことなく生活できた。そして、僕も大学を卒業し、野球を続けることができた。その事実を、父が亡くなって2年以上経ってから、井上さんとの出会いをきっかけに知ったんです。
父が僕たち家族に遺してくれた深い愛情、そして父からの愛情を保険金という形で届けてくれた生命保険、その価値を改めて実感しました。“父から受け取ったこの大きな愛と想いを、今度は僕がお客さまに届ける側になりたい”そう強く思うようになりました。
――― 一方、井上所長は、どのようなタイミングで今井さんを採用しようと考えていたのでしょうか。
井上:彼が前職で「西日本でNo.1になったら採用しよう」と心に決めていました。2年くらいかかるだろうと踏んでいたのですが、彼はなんと1年目で新人賞を獲り、2年目になる頃には本当に西日本一の成績を実現しました。
その成長スピードには驚かされましたね。時を同じくして、私も営業所長になることが決まり、自分のチームを作るにあたって「第1号は絶対に隆成しかいない」と。彼なら必ずうちの会社で活躍できると確信し、「一緒に働こう」と伝えました。
―――今井さんは、井上所長からの誘いを即決されたのですか。
今井:はい。迷いは一切ありませんでした。父の件があってから、「いつか井上さんと一緒に働きたい」という想いは固まっていました。また、井上さんから声をかけてもらえるということは、僕がLPに挑戦する準備が整った証だと思えました。
もちろん、前職の同僚や上司からは「なぜ順調なのに辞めるんだ」「保険業界なんて大変だぞ」と、たくさん反対されました。しかし、僕の決意は揺るぎませんでした。
僕にとってこの仕事は、亡き父への恩返しでもある。父はもういませんが、僕がLPとして一人でも多くの方に保障をお届けし、生命保険の大切さを伝えていくことが、天国の父にできる唯一の親孝行だと考えました。
そのような強い想いがあったため、周りの声に心が揺らぐことは一切なかったですね。
―――入社後、今井さんは同期の中でも優秀な成績を収めるなど、素晴らしいスタートを切られました。困難に直面したと感じたことはなかったのでしょうか。
今井:毎日が必死で、悩んでいる余裕すらなかった、というのが本音です。
ただ、入社して感じたのは、LPの仕事は「個人プレーじゃない」ということ。入る前は一人で戦うイメージがありましたが、実際は全く違いました。
井上所長はもちろん、営業所や支社全体が一つのチームとして支え合い、高め合っていく。このチームプレーの文化は、想像以上の心強さでした。
井上:今井LPの活躍は、私にとっても本当に嬉しい驚きでした。ただ、正直に言うと少し心配に感じる部分もありました。若くして入社し、入社後の社長杯(社内コンテスト)は同期の中でトップの成績で入賞を果たした。早期から素晴らしい実績を残す一方で、彼の中に「慢心」「満足」が芽生え始めているように感じたんです。
このまま、ただ売れるだけのLPで終わってほしくない。彼はもっと大きな可能性を秘めている。そう思った時、ふと今井LPのお母さまの顔が浮かんだんです。
採用を決めた時、愛媛のご実家まで挨拶に伺い、お母さまにもお会いしました。彼の働く一番のモチベーションが、お母さまへの恩返しと、亡きお父さまへ生き生きと働く姿を見せることだと知っていましたから。
だからこそ、私は彼に問いかけたんです。
「ただ売れるだけの営業マンになって、本当にお父さんやお母さんは喜ぶのか?隆成が目指す姿、やりたいことは、本当にそんなことなのか――」と。
―――今井さんはその時、どう感じましたか。
今井:井上さんと出会って5年以上経ちますが、後にも先にも、あんな風に真剣に叱られたのはあの時だけです。自分では全く気づいていませんでした。毎日忙しくしていると、自分がどんな状態にあるのか、つい見えなくなっていましたね。
当時、井上さんがあの言葉をかけてくれなかったら、僕はきっと勘違いしたまま、「成果を残す」だけに固執したLPになっていたかもしれません。ハッとさせられ、改めて襟を正すきっかけにもなりました。
―――いつも今井さんを見ていた井上さんだからこそ、伝えることができた愛ある厳しい言葉だったのですね。井上所長の存在が支えになっていると感じる瞬間は、他にもありますか。
今井:もう、いつもですね(笑)どんな時でも、僕からの電話には絶対に出てくれる。所長自身も忙しいはずなのに、僕たちメンバーのために時間を惜しまない。その姿勢に、日々救われています。
前職時代、僕が毎朝7時から梅田のマクドナルドで商談の準備をしていると知って、井上所長が毎朝付き合ってくれたことがありました。入社前から今も変わらず、ここまでしてくれる所長は、他にはいないと思います。
井上:私もかつて、当時の所長だった藤田さんに、同じように支えてもらいましたから。いつ電話しても必ず話を聞いてくれて――。その姿勢にどれだけ救われたかわかりません。
自分がしてもらったことを、今度は私が自分のメンバーにする。
それは、プルデンシャル生命が大切にしている、承継していくべき文化だと思っています。私ができることは、誰よりもメンバーに寄り添い、一番近くで見守り、道が逸れそうになったときに、軌道修正すること。そのための接点回数や、共に仕事をした時間の総量には、誰よりもこだわっていきたいですね。
―――今井さんはLPとして、お客さまや社会にどのような価値を提供できるとお考えですか。
今井:僕自身がそうであったように、遺されたご家族の人生を経済的な困難からお守りすること。それが生命保険の根幹であり、僕たちLPの最大の使命だと考えています。特に、万が一のことがあった時にご家族を守る「保障」の重要性は、僕自身が経験したからこそ、誰よりも強くお客さまにお伝えできると自負しています。この想いを忘れず、一人でも多くの方に、生命保険の大切さを伝え続けていきたいですね。
―――井上所長は、そんな今井さんにどのようなLPになってほしいと期待していますか。
井上:「20代で、死亡保障を日本一お預かりしたLPになってほしい」と思っています。実体験をもつ彼だからこそ、そのメッセージには誰よりも説得力がある。彼が死亡保障の大切さを世の中に広めてくれることが、社会貢献にも繋がると信じています。
そして、そんな彼の姿に憧れて、「今井さんのようになりたい」という仲間がきっと集まってくる。彼を採用した時から、そんな未来を思い描いていました。
―――井上所長は、今後どのような営業所を作っていきたいですか。
井上:私にとって、人生で最も大切なことは「思い出作り」だと思っています。LPという仕事は、仕事もプライベートも、両方を充実させることができる。だからこそ、この営業所をメンバーみんなが人生の最高の思い出を作れる場所にしたいんです。
「家族のためにお金を稼ぎたい」「保障の大切さを伝えたい」どんな動機でもいい。多様な価値観を持つメンバーが集まるからこそ、チームは強くなる。メンバーそれぞれの「誰かのために頑張りたい」という想いを、この場所で叶えさせてあげたい。LP一人ひとりの自己実現が、私の目標であり夢です。そんな姿を見せることで、ここまで育ててくれた両親への親孝行もしたいと思ってます。
メンバーが輝いていれば、自然と「このチームで働きたい」という人が集まってくる。若く、勢いがあり、お客さまのために本気で、そして何よりメンバー自身が毎日楽しく働いている。
そんな、日本一の支社を作る礎となる営業所にしていきたいですね。
―――今井さんは今後、どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
今井:僕も、井上さんにしてもらったように、今後は後輩の育成にも力を入れていきたいと考えています。毎朝、若手向けに営業の勉強会を開いているのですが、彼らが成長し、保険や保障の大切さを広めてくれる存在になってくれたら嬉しいですね。
また、僕自身、お客さまに保険の大切さを伝え続けることで、両親とLPになるきっかけを与えてくれた井上さんに恩返しをしていきたいです。
―――最後に、転職を考えている方、キャリアに迷っている方へメッセージをお願いします。
今井:前職が人材業界だった経験からも言えることですが、まずは「一歩目を踏み出す勇気」が何よりも大切だと思います。現状に悩みや不満があるなら、何かを変えたいと思うなら、まずは行動してみる。
僕自身、その一歩を踏み出したことで、人生が大きく変わりました。最初の一歩を踏み出すことは、非常に勇気が要ることですが、その一歩が新たな未来を切り拓くはずです。
井上:私にできることは、キャリアの可能性を広げる「きっかけ」を提供することです。LPになる、ならないは関係ありません。
一度お話を聞きに来ていただければ、人生にとって何か新しい選択肢を提示できるかもしれません。私たちとの出会いが、人生をより豊かにするきっかけになれたら、それ以上に嬉しいことはありません。