「何のために働くのか?」という問いに、あなたなら何と答えるだろう。「仕事が好きだから」「成長したいから」「生活のため」……。人それぞれの理由がある中で、「家族のために安定した収入を得たいから」と答える人も多いのではないだろうか。
「家族のため」であるはずの仕事。それが忙しさのあまり、家族との時間を持てない理由になっているケースも多い。しかし、今回の“その人”、プルデンシャル生命の髙垣卓也さんは、「僕は家族が最優先です」と言い切った。
学生時代に突然訪れた環境の変化をきっかけに、家族への想いを強くしたという髙垣さん。そしてのちに、家族愛を大切にするプルデンシャルの企業理念に深く共感し、ライフプランナーとして生きる道を選んだ。「家族を守ることの本質」を伝えることに使命感を持つ髙垣さんの想いは、どこから湧き出てきたのか――。
「家族との時間が、一番楽しい」と言い切る、トップクラスの営業
「お父さんの会社がごたごたして大変だから……」。やんわりと母から離婚を告げられたのは、髙垣さんが中学3年生のとき。母と兄と自分の3人が家を出ることになり、生活は目に見えて苦しく、家族で過ごす時間も消えていった。若き日の髙垣さんの胸には「僕は絶対に家族にこんなつらい思いはさせない」という強い決意が芽生えた。
――それから約20年。髙垣さんは現在、プルデンシャルのライフプランナー、つまり生命保険の営業パーソンとして働いている。入社当初から上位2%に入るほどのトップクラスの成績を挙げ、現在に至るまで第一線で活躍を続けているという。
「僕が営業として結果を残せているのは、本当にお客さまのおかげなんです。初めは前職で知り合った方々が話を聞いてくださったし、学生時代の友人達にも助けられました」と謙遜するが、入社から7年間もお客さまが途絶えないのは髙垣さんの実力と人望によるものだろう。
「ありがたいことに僕のお客さまは、ほとんどが他のお客さまからのご紹介です。もしかしたら、前世で何か徳を積んだのかもとよく冗談を言っていますね」。髙垣さんはそう言って笑った。
仕事に精を出す髙垣さんだが、プライベートでは小学5年生の長女、4年生の次女、そして2歳の長男を育てる3児のパパ。「家族と一緒に過ごす時間が一番楽しい」と、子どもの姿を思い浮かべ柔らかな表情になる。
「朝・昼・晩と、食事は家族と一緒に食べます。休みの日は家族で出かけるのが楽しみですし、ディズニーランドに行った帰りの車で僕以外のみんなが爆睡している姿を見ていると、幸せだなと実感できます。妻からは『たまには一人でゆっくりしてきたら?』と言われることもありますが、僕が家族と過ごしたいんです」
「Free toWork」が叶える家族との時間
とはいえ、保険の商談とは、お客さまの仕事終わりである平日の夜や、土日がメインになりそうなものだ。「1日3食、家族と一緒に」という働き方をどのように実現しているのだろうか。
「僕はそこ、全部空けています。家族の予定と被らないようにお客さまとのアポイントを入れることができる仕事ですから。商談も自宅からオンラインで行うことが多いですね。最近は、お客さまの方から『リモートワークなので、仕事の休憩時間にオンラインでやってもらうほうが助かる』と言っていただけることも増えましたよ」という。
プルデンシャルには、創業当初から「Free to Work」という考え方がある。これは、いつ・どこで・誰と会うのか、つまり働くスタイルはライフプランナー自身が決めてよいというものだ。髙垣さんはこの考え方を存分に活かし、家族時間を作ることを叶えている。
「派遣サイボーグ」が憧れたのは、家族を幸せにできる働き方だった
髙垣さんの前職は超大手の人材会社。派遣スタッフに仕事を紹介する営業をしており、入社したのち6年連続でトップ5位以内の成績をおさめ、全社表彰も受けていた。
「業務量は多かったですが、しんどいと思ったことはありませんでした。派遣先の企業と派遣スタッフの板挟みになるポジションでしたが、感情的にならず淡々と仕事をするタイプだったので、『派遣サイボーグ』なんて呼ばれていましたね」
髙垣さんは最年少マネージャーに抜擢され、会社から期待されていた。そんな状況で、なぜプルデンシャルへの転職を選んだのか……理由が気になった。
「僕はもともと保険の営業が好きではありませんでした。長女が生まれたときに加入した生命保険の担当者が、知らない間に辞めていて不義理に感じたんです。当時は生命保険の必要性も理解していなかったので、『人の不安をあおって利益を出す仕事』、『人の不幸でお金を儲ける仕事』だとすら思っていました」
そして、特にプルデンシャルには抵抗感があったと続ける。
「実は何度かプルデンシャルから転職のスカウトを受けていました。何人かの方から、『頑張ったのに正当に評価されないという不満はありませんか?』と聞かれ……。そういった部分で悩む人が多いことは事実だとは思います。でも僕にとっては、生命保険に嫌悪感がある中で、自分が思ってもいない不満を押し付けられているように感じました」
しかし、最後の1人は違った。
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