自分の限界を突破するために必要なのは「勇気」と「チャレンジ」です。
でも「勇気」を振り絞っても、その後なかなか続かないもの。「勇気」以上に大事なのは、「勇気をもう少しだけ続けてみる」ことなんです。
あるトップ営業パーソンは、「『英雄とは、普通の人よりも勇気があることではない。5分間ほど他人より勇気が長続きするだけの話だ』(エマーソン(アメリカの哲学者))という言葉が好き」だと言います。
勇気をあと少しだけ持ち続ける努力をする。それだったら、試してみることはできるのではないでしょうか。
あるトップ営業パーソンは、空き時間にお客さまにずっと電話をかけていました。後輩が「一度断られたお客さまのリストですよね?どうして電話しているのですか?」と聞いたところ、「ちゃんと断られてないから」と言ったのだそうです。
確かに、お客さまの中には、「忙しい」「会う時間がない」と言ってくる方もいるでしょう。そう言われて、「やっぱりお断わりということかな・・・」と、相手の意向を慮って自分からあきらめてしまう営業パーソンは多いのではないでしょうか。でも、もしかしたら、本当にお忙しかったり、何か事情があるのかもしれません。
お客さまに最初にお会いするときに抱いた勇気をあともう少し持ち続けて、お客さまのご意向を確認してみる。もしかしたら「今は本当に忙しいんだけれども来月だったら時間が取れる」という回答が得られるかもしれない。でも、もしかしたら正式に断られるかもしれない。そうであればその事実となぜ断られたのかを振り返る勇気を持って、次なるステップを考える。
そんな「勇気」が、後に大きな違いを生んでいくのです。