こんにちは、ユニラボ採用チームです。ユニラボの魅力を人の面から探る公式連載、「ユニラボメンバー紹介」。今回は、CPO室とアイミツ事業部を兼任する太田さんにインタビューを行いました。外資系の大手戦略コンサルファームでの経験を経て、ベンチャー企業であるユニラボに入社した太田さん。実は社内でも、「ユニラボ愛が強い」と自他ともに認めるメンバーです。太田さんがユニラボに見た「受発注の未来」について、伺いました。
太田拓
2021年4月 ユニラボに入社。大学院を卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社。8年間勤めた後転職し、現在はユニラボのCPO室・アイミツ事業部を兼任している。二歳の息子がいるため、在宅で仕事を行う時はてんやわんや。旅行とバスケ、ドライブが趣味。
――本日はよろしくおねがいします! まずは太田さんのご経歴について教えてください。
ユニラボに入社するまでは、大学院を卒業後8年間ボストンコンサルティンググループで働いていました。在籍していた後半の4年間は、クライアント様のコスト削減や企業再生の案件によく携わらせていただいていました。
私がよく携わっていたのは所謂「間接材」のコスト削減です。企業の売り上げや戦略に直接関わる購買品のことを「直接材」といいますが、直接材以外の経費購買品を「間接材」といいます。間接材コスト削減の魅力としては、直接材コスト削減や新規事業立ち上げなどよりも短期間で大きなコスト貢献ができる可能性がある点です。金額をまとめるとかなりインパクトがある分野なのですが、コスト項目1件ごとの金額が大きくないので目立たないことも多く、意外と多くの企業さまで取り組めていない部分です。
様々なクライアント様に関わる中で、マネージャー職なども経験してきました。高い専門性が求められる環境で様々な業種の会社に関わることが出来るのはとても楽しかったです。
――現在太田さんはユニラボでCPO(Chief Product Officer)室に在籍されていますよね。戦略コンサルから、ベンチャーのプロダクトの責任を追う立場……大きなキャリアチェンジのような気がします。戦略コンサルとしての経験や知見を今の仕事にどのように生かしているのですか?
活かせていることはたくさんありますが、今までの私の専門性が活きているかというとそうでもありません。どちらかというと、戦略コンサルで学んできた仕事の仕方が活きているなと思っています。それこそ、事業やプロダクト全体の構造を把握したり、エコノミクスを理解したり、それを見た上で仮説を立てたり……。当たり前といえば当たり前のことですが、それをきっちり丁寧に、スピーディーに行うことができるという点ではバリューが発揮できていると思います。
CPO室では主に、プロダクトのあり方について考えています。現在ユニラボには、アイミツ・アイミツSaaS・アイミツCLOUD、3つのプロダクトが存在します。それを俯瞰的に見た上で、機能重複を防いだり、お客様から見たときのわかりやすさについて考えています。ユニラボとして、提供しているプロダクトの目指すべき姿を作っていくような仕事ですね。
――大手戦略コンサルで働かれていた太田さんにとって、ベンチャー企業に入社したことによる「カルチャーショック」はありましたか?
ポジティブサプライズが大きかったです。ユニラボのメンバーはみんな能力が高く、しっかり考えながらやっているな、と感動しました。先程も言ったように、戦略コンサルで学んできた基礎的な仕事の仕方もできているメンバーが多いのは良い驚きでした。ただやはり、具体的かつオペレーティブな話が得意な人たちが多い印象はあります。経営方針に対して、抽象的なところから論点を整理していくところに関しては私が価値提供できるところだなと感じました。
会社の空気としても、ユニラボは正に「おとなベンチャー」。ベンチャー企業というとキラキラした若手の人たちが遮二無二働いている印象が在りますが、ユニラボは代表の栗山さん・柴田さんをはじめ落ち着いた経験のある方が事業と組織を引っ張っているので、そういう意味でも働きやすいと感じました。
――太田さんはどこでユニラボを知り、ユニラボのどこに惹かれたのですか?
出会いはヘッドハンターの方からお声がかかったことでした。最初は本当に名前も知らず、ちょっとおもしろそうだな、くらいの軽い気持ちでお話を聞きにいっています。
ユニラボのメンバーで最初に話したのは、代表の柴田さんでした。ユニラボは「まっすぐ」というバリューをとても大切にしていますが、柴田さんがまさにまっすぐな人。突然面接に来た私に対しても、とてもストレートに答えてくれました。そのうえでユニラボの事業内容を知り、非常に面白いと感じたのが大きかったです。BtoBの受発注という領域は決して派手ではありませんが、着実に成長していける。会社が適切な発注先に出会うことで生まれる可能性については、戦略コンサル時代に強く感じていたので共感も早かったと思います。
もともと私が戦略コンサルに入ったのは、日本が好きだから、です。もっと日本を良くしていきたいという思いで戦略コンサルとして働いていました。今この世の中で、地方を創生したり、情報格差を解消することはとても大きな意義のあることです。自分が持つ原体験と近しいところもあり、共鳴したんだと思います。
――最終的に、「ユニラボにいこう!」と決めてくださったきっかけはなんでしたか?
事業性のフィットもありますが、なによりも人の印象が良かったです。代表の栗山さん・柴田さん、取締役CROの工藤さんと話をする中で、「この人達がやることは間違いない」と信じられました。凄く尊敬できて、話をするのも楽しかったのです。間接材に関わってきた経験を活かして他の会社も見ていましたが、そのなかで一番ユニラボの人たちがまっすぐで素敵だと感じ、自分自身も成長しながら事業経験を積んでいけるな、と感じました。
あとはもう一つ……2歳の息子がいるので、ワークライフバランスも大切にしたいというのも大きな要因でした。戦略コンサルの仕事は本当に忙しく、地方常駐が長期に渡ることもあります。息子とは全然会えていませんでした。小さい頃の成長は本当にかけがえのないもので、そこを見ていたかったのです。私も、父親としての責任を果たせるようになりたいな、と思っていたので、そういう意味でもマッチしたのだと思います。家族と過ごす幸せ、は人生のベースとしてとても大切ですから。
代表の柴田さんもお子さんをとても大切にしている方だったので、安心して入社できました。
――太田さんが今までのご経歴で、受発注の不を感じたことはありますか?
たとえば、システムの開発など、社内に知見のある人がいない発注はブラックボックスになってしまいがちです。専門家がいないことでフェアな判断も難しくなりますし、中立に立って受発注に関するアドバイスをする会社はそう多くありません。「適切な値段で、適切なものを買えるようにする機能」はとても重要なことです。いろいろな企業のコスト削減計画に深く入り込んで来た経験の中で、これは本当に必要なのか・なぜこんなに高額になっているのか、ということを考える機会が多かったがゆえに、その重要性は身にしみて理解しています。
そういう受発注の不に対して、中立な会社があることで、多くの会社がビジネスを続けていくことが出来るなら、それは素晴らしいことだと感じます。だからこそ、ユニラボの事業に可能性を感じています。
――太田さんにとって、「まっすぐ」とはどのようなことですか? 太田さんの思うまっすぐの定義を教えてください。
まっすぐ向き合うことは、大事だけれど特別なことではありません。普通で、ごく当たり前のこと。仕事をしていて、嘘をついたり、取り繕ったり、相手を出し抜こうとしたり、お客さんを騙そうとしたり……そんなことは本来無くて当然のこと。自分たちがやるべきこと、目指しているものに対して誠実に歩んでいくことがまっすぐである、ということだと思います。大切なことだけれど普通なことでもあり、当たり前に体現したいことです。
――ユニラボに入って、なにかご自身の価値観やマインド、スタンスで変化したことは在りますか?
自分の「まっすぐさ」はより純度が増したと思っています。ことに向き合う、事業に向き合う、会社の成長に向き合う、そのスタンスがグレードアップしたと思います。コンサルタントの仕事は、よくも悪くもクライアントの意思決定を促す仕事でした。クライアントの状況に合わせて出すべき答えや取るべきスタンス、行うべきアドバイスは常に変化します。常に顧客にまっすぐであることが求められる環境でしたが、事業へのまっすぐさはユニラボに入ってからより自分の中でさらに大切にするように成りました。
ユニラボでは、事業がまず上位概念として存在します。事業≒お客様とも捉えられますから、その一体感を感じながらまっすぐさを捉えるように成ったことは一つの変化だと感じます。
――”ユニラボ愛がすごい”と評判の太田さん。ぜひ、ユニラボのここがすごい!というところを聞かせてください。
まっすぐであることは当たり前のことだと先程お伝えしましたが、会社のメンバーが全員、それを体現できているところが好きです。息をするように誠実に仕事ができるのはすごいところだなと思っています。
大体、会社の人と個別で話していると、事業や周りの人への愚痴って一つや二つ出てくるものだと思います。ただ、ユニラボではそれを聞いたことがありません。私はけっこう、そういう本音の部分を引き出すのが得意だと思うのですが……本当に、一度も聞いたことがありません。フラットな目線で、やるべきことに向かっている。そこがとても好きですね。会社一丸となって、歩むべき方向に進んでいける、そういう心理的安全性、安心感のある会社だと思っています。
――最後に、太田さんが「こんな人と一緒に働きたい!」と思う人はどんな人かおしえてください。
変に取り繕わない人がいいな、と思います。自分を取り繕ったり、よく見せようとして嘘を付く人はわかってしまいます。わからないことはわからないと伝えていいし、だからこそこの会社でこんなことがやりたい!という強い意志がある人と一緒に働いていきたいです。ユニラボはそれが出来る環境だと思っています。