こんにちは! こんにちは! PROJECTGROUP株式会社の採用チームです。
今回は、データマーケティング事業のコンサルタントとして活躍する松本 倖輝さんに、「未経験から2年でどのように成長したのか」振り返っていただきました。松本さんは、普段はちょっと天然っぽい一面もあってチームのムードメーカーなんですが(笑)、いざ会議になるとスッとスイッチが入るタイプ。メリハリのあるその姿が、個人的にはすごく松本さんらしいなと思っています。
入社当初は「マーケティングって、結局なに?広告のこと?」というレベルからのスタート。それでも今は、会議の場で論点を整理し、クライアントの次の一手を決めるところまで伴走しています。
この記事では、松本さんが伸び悩みを抜けたきっかけや、任され方、身についたスキルを具体的にたどります。
プロフィール
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- 名前: 松本 倖輝
- 役職: データマーケティング事業 コンサルタント
- 経歴:
- 入社前はマーケティング・データ分析の実務経験がほぼない状態からスタート
- 入社後、用語理解→指標づくり→分析→提案→運用の順で担当領域を拡張
- 現在は、会議の論点整理・提案の組み立て・効果検証を通じて成果に直結する支援を担う
「マーケティングって何?」から始まった
――松本さん、今回あえて聞きたいんですけど、入社時の未経験って、どのレベルでした?(笑)
ほんとに基礎からでした。たとえば「マーケティング=広告」くらいのイメージしかなくて。
ECとかCRM(既存顧客への施策)とかLTV(顧客生涯価値)とか、言葉は聞いたことがあっても、意味は曖昧。
最初は「結局、マーケって何をする仕事なんだっけ?」から入りましたね。
僕の中で腹落ちしたのは、マーケティングって 『売るための仕組みを作って、意思決定を回すこと』 なんだなっていう理解でした。
――その状態で飛び込むの、めちゃくちゃ怖くなかったですか?
怖かったです(笑)。
「周りが当たり前に話してる単語が分からない」って、地味にしんどいじゃないですか。
でも、入社を決めた最後のひと押しは、面談で言われた一言でした。
『できるようになってから来るんじゃなくて、できるようになる前提で任せる』
この言い方が、根性論じゃなくてちゃんと育てる前提の話に聞こえたんですよね。だから腹をくくれました。
――入社前と後で、印象は変わりました?(笑)
変わりました。優しいというより、任せ方が上手い。
できる範囲はすぐ任せるし、危ないところは止める。放置じゃないけど、過保護でもない。
その距離感が、未経験にはちょうど良かったです。
転機は「正解を当てる」から「会議を前に進める」へ
――2年間の中で、一番の転機はいつでした?
入社3〜4ヶ月くらいです。初めて、クライアント定例で説明役を任されたとき。
緊張で前日ほぼ寝れなかったです(笑)。
――あの時、チームでも「頑張ってた」って話してました(笑)。何が一番難しかった?
「正解を用意しなきゃ」って思ってたのが、しんどかったです。
分析結果を出せば納得してもらえる、みたいに答えを固定しにいってた。
でも会議って、数字以外の論点も出るし、想定外の質問が必ず来る。そこで固まりました。
――そこから、どう立て直したんですか?
終わった後に先輩に言われた一言が大きくて。
『正解を当てにいくんじゃなくて、現場が動ける材料を揃えるのが仕事だよ』
それで、資料の作り方を変えました。結論を1個に絞らず、選択肢A/Bとリスクを並べて、“おすすめ”を添える。
すると、相手が自分たちで決め始めたんですよね。
その瞬間に、「ちゃんと現場を前に進められた」って初めて実感しました。
いまの業務は「数字を作る」より「論点を作る」
――今の業務、具体的にどんなことを担当してます?
大きく3つです。
1つ目は、指標づくり(何を見れば意思決定できるかの定義)。
2つ目は、分析と示唆出し。
3つ目が、会議で提案して“次の一手”を決めるところまで。
自分の中では、分析のゴールはグラフ作りじゃなくて、会議で決まったことがそのまま現場で動き出すことになりました。数字がきれいに並んでいるだけだと自己満足で終わってしまう。でも、その数字をきっかけに「じゃあ来月はこれをやろう」と具体的な一歩が決まった瞬間に、初めて仕事として意味があると感じられるようになったんです。
あと、うちのチームは「次アクション」をふわっと終わらせないのが結構特徴で。会議の最後に、①誰が(オーナー)②いつまでに(期限)③何をどうやるか(やり方)を、その場で一行ずつ決めます。たとえば同じ「改善しよう」でも、こんな感じまで落とします。
- 誰が:松本がクライアント側のEC責任者◯◯さんに
- いつまでに:今週金曜までに案を出す→来週火曜の定例で意思決定
- 何をどうやるか:
- 現状の数字を見る順番に並べ替えた1枚サマリー(売上→粗利→継続→解約)を作って共有
- クライアント:施策候補を3つに絞り、社内確認が必要な点(法務/CS/物流)を洗い出す
- 両者:Slackで論点を先に揃えて、定例は「決める」だけにする
こういうレベルまで決めると、会議が終わった瞬間から動けるし、「結局やらなかった」が起きにくいんですよね。
――最近の印象的なプロジェクト、別のエピソードで聞かせてください。
ありました。サブスク系(定期購入)商材の案件で、売上は一定あるのに、利益が伸びないケースです。
広告は回ってる。でも、利益が薄い。現場だと「もっと新規を取ろう」になりがちなんですけど、それだと問題が解けない。
そこで、まず利益のボトルネックを分解しました。
- 新規獲得単価(CPA)が高いのか
- 定期継続(解約率)が悪いのか
- 同梱・アップセルの組み立てが弱いのか
購買データと解約データを突合して見た結果、原因はCPAよりも「初回後の2回目到達率」に寄っていた。
つまり、取れてるけど続いてない。
――あの案件、途中から“オンボーディング”って言葉がよく出てましたよね。
そうです。顧客のオンボーディング(使い始めの体験の組み立て)が弱いと、継続が落ちる。
そこで僕が提案したのは、広告の最適化じゃなくて、初回〜2回目までの体験を整えることでした。
たとえば、
- 初回同梱の案内を「商品説明」から「不安の解消(使い方/注意点)」に寄せる
- LINE/メールで“3日目・7日目”に使い方の短いガイドを入れる
- 2回目の前に、よくあるつまずきへのFAQ導線を置く
これをA/Bテストで段階的に入れていったら、2回目到達率が改善して、結果として粗利が伸びた。
会議でも「広告の話」から「体験の組み立ての話」に論点が移ったのが大きかったです。
で、ここも次アクションまで決め切ったのが効きました。たとえば、施策を決めた日にそのままタスクを切って、誰がいつ動くかを明確にしました。
- 施策① 初回同梱の文面変更:クライアントの制作担当が今週水曜までに初稿 → 松本が木曜にチェック → 金曜に入稿
- 施策② 3日目/7日目のガイド配信:松本が配信シナリオ案を今週火曜までに作成 → クライアントが水曜に承認 → 来週月曜から配信開始
- 施策③ FAQ導線の追加:CS担当が「つまずきTOP10」を今週中に抽出 → 松本が来週火曜までにページ案に落とす → 来週の定例でGO/NG判断
「いつから数字で効果を見るか」も同時に決めて、配信開始の翌週から毎週同じ曜日に“定点観測”する。ここまで揃えると、改善がちゃんと前に進む感じがありましたね。
――逆に、うまくいかなかったケースもありますよね?
あります。正直、最初の頃は“正しい分析を出せば成果は出る”と思っていて、ある案件で数字上は筋が通っている改善案を出しました。でも、現場の体制やリソースをちゃんと理解できていなくて、結局実行まで進まなかったんです。
そのとき初めて、「正しい」だけでは足りないと痛感しました。誰が動くのか、どれくらい負荷がかかるのか、社内承認はどこで止まるのか。そこまで想像できていなかった。
それ以来、提案前に必ず「これ、現場で本当に回るか?」を自分に問い直しています。
――やり切れなかった案件の振り返りもあったんですよね。
はい。一度、優先順位を見誤って、いくつも施策を同時に走らせてしまったことがあります。結果としてどれも中途半端になってしまった。
あのとき学んだのは、やらないことを決めるのも仕事だということです。今は、会議で決めるのは1〜2個まで。残りはあえて次回に回すようにしています。小さくてもいいから、ちゃんとやり切る。その積み重ねが成果に繋がると分かりました。
――いいですね…!“数字を見る”が“事業を触る”に変わった瞬間だ。
まさにそれで。
「マーケって、広告じゃなくて体験づくりなんだ」って、ここで一気に腹落ちしました。
――直面してる課題はあります?
優先順位付けですね。やれることが増えるほど全部やりたくなる。
でも現場が動くために本当に必要な材料って、全部じゃない。
最近は「この会議で決めたいことは何か?」から逆算して、見るべき数字とやるべき施策を絞るようにしてます。
“優しい”より“前に進む”文化。だから未経験でも立ち上がれた
――うちの文化で、未経験でも伸びた理由って何だと思います?
レビューの仕方ですね。ダメ出しじゃなくて「じゃあ次どうする?」に寄る。
資料を見せると、いきなり答えが返ってくるんじゃなくて、まず「その前提は何?」って聞かれる。
最初は怖かったですけど(笑)、ここで考え方が鍛えられました。
――コミュニケーションの雰囲気はどう?
いい意味でオンオフがはっきりしてます。仕事中はかなりロジカルで、論点がズレるとすぐ戻される(笑)。でもオフになると普通に雑談も多いし、年齢も近いメンバーが多いので、気軽に聞きやすい空気があります。
Slackも、だらだら長文が飛び交う感じじゃなくて、「目的・状況・論点・仮説」をセットで投げるのが当たり前。コンサルという職業柄か、教え方もわりと簡潔で、結論→理由→次アクション、みたいに整理されて返ってくるんです。だから未経験でも「何が分かってなくて、次に何を考えるべきか」がクリアになる。
あと、ほとんどのメンバーが組織論や経営論を学んできているので、マネジメントの意図をちゃんと理解してくれる。感情論でぶつかるより、「今この役割は何か?」と整理できるのが、個人的にはすごく接しやすいですね。
――ワークライフバランスは?忙しい時期もありますよね。
あります(笑)。ただ、忙しさがコントロール不能になりにくい。
「長時間働く」より「短時間で前に進める」ほうが評価される空気があるので、波を作って働けます。
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次の2年で目指すのは「アイデアを出す人」から「プロジェクトを動かす人」へ
――今後、身につけたいスキルや挑戦は?
提案を作って通すだけじゃなく、クライアントの課題に対して、解決のためのアイデアや具体事例を提示して、「じゃあそれをどう進めるか」まで一緒に前に進められる側に行きたいです。
単なる提案で終わらせず、タスクに落としてプロジェクトとして動かせるようになると、成果の再現性が上がると思っています。
――事業としての未来はどう見てる?
データって整えるだけだと価値が出にくい。
僕らがやりたいのは、数字を出して終わりじゃなく、ちゃんと成果が出る動き方が定着するところまで。
そのために、現場が回る仕組み(数字の定義、運用、振り返り)を整えていく。
個人としても、「顧客の会議が前に進む推進役」になりたいです。
応募者へのメッセージ!
未経験でも伸びる人の共通点とは
――どんな人がこのポジションに向いてると思います?
完璧なスキルよりスタンスです。
大事なのは、1)「分からない」をちゃんと言える、2)「じゃあどうする?」まで考えられる。
未経験はできないのが当たり前なので、黙ると伸びるきっかけを掴めない。
逆に、素直に聞けて、次のアクションに落とせる人は伸びます。
――未経験・異業種からでも活躍できますか?
できます。ただ「楽」ではないです(笑)。
でも努力の方向がズレないように、壁打ちやレビューはある。
僕も最初は「どこで詰まってるか」を言語化するだけで精一杯でした。
それでも少しずつ任せてもらえる範囲が増えて、気づいたら会議で提案していた。
「自分で成長曲線を作れる」環境だと思います。
――最後に、迷ってる方へメッセージをお願いします。
もし今、伸び悩みを感じているなら、「能力がない」じゃなく「意思決定に触れてない」だけかもしれません。
うちは最初から会議の論点に触れます。怖いけど、確実に鍛えられます。
完璧じゃなくていいので、まず話しに来てください。
「できるようになる前提で任せる」って、本当にあるんだなって思えるはずです。
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