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デジタル社会を作る北米、ヨーロッパ、アジアの最先端技術海外メーカー製品を扱う専門商社

Photo by Anne Nygård on Unsplash

◆世界を股にかけるということ
当社は、専門商社の一面があります。当社が付き合っている海外最先端技術メーカーは、100社を超え、1万点以上のものがあります。社員には、もっと取り扱い製品を絞ったほうが良いのではないか?と言われます。しかし、私はそうは思わない。

◆なぜ、新しい海外メーカーとのアライアンスからセールス&マーケティングを続けるのか?
・ 外資系企業時代に上司から「転職の鉄則は、7割の成功がイメージできない会社には、転職してはダメ」と言われたことがあります。私も強い共感を持ちました。私の転職がうまくいったのは、自分の得意なこと、不得意なことを分かっており、博打ではない転職だったからこそ、実績を出し続けてきました。そうです、ビジネスを進めていくことも、成功のイメージがないまま進めても、成功はしないと思っております。

海外メーカーといっしょに仕事をすることは、製品開発をしなくても、ニーズや動向をつかむことができ、ビジネスケースを蓄積することができます。
同時に、世界の動向をつかみながら、日本とアジア市場へものを売りながら、サポートすることで、生きた情報が蓄積できます。

一方、新しい技術開発をして、それを市場に出す。ほとんどのケースは失敗に終わります。
日本のベンチャー企業は、新しい技術、新しいサービスを打ち出します。ウエブやセミナーで、成功例はよく紹介されますが、失敗例のほうが多いと思います。特に、コア技術をベースとする会社は、結局、ビジネスがブレークできず、どこかの会社でM&Aされて、消滅していく事業を多くみてきました。そうです、甘くないです。
私が、自社製品で勝負するときは、7割以上の成功イメージがあるときです(すでに進行中)。そして、そのときは、北米、ヨーロッパの市場に売り込みを開始するところです。
そのためには、大きくの事例や情報の築盛が成功例のキーを探すことができると思っています。

◆世界の最先端技術の動向をどうみているのか?
戦後、日本は、北米技術を主に取り入れ、軍事技術が通信技術に大きな影響を与えており、その部分を主体に追いかけていました。電話技術など、軍事防衛技術の延長です。
次に、パソコンやスマートフォンで使われる技術は、新しいものづくりのリファレンスとなるため、その技術を追いかけてきました。その裏方には、半導体技術の発展と動向がどう絡むのかを見てきました。

現時点で、どういうことをベースと考えているか?

・ ヨーロッパで動く標準規格
インダストリー4.0、インダストリー通信規格、自動車・鉄道・医療などのセイフティ・クリティカルな分野の動向。

・ 自動車の自動運転の技術
自動運転のレベル0〜レベル5までは、ヨーロッパ手動で、仕様やテスト環境が進んでいます。

・ 中国製造2025
半導体、AIベンチャー、最新CPUのRISC-Vの動向

・ アメリカのクラウドサービス
新しいネットサービスが生み出されています。その動向。

・ 半導体全般

◆当社がやっていることは一般の人には理解しがたいことです.しかし、付加価値が高いビジネスの過去、多くの大学院、大学生をインターンとして迎えていた時期がありました。これは英語ではない、本やウエブに書いていないことが多いといわれました。
私も、社会人になったときに、とんでもない業界に入ってしまったと後悔をしました。先輩社員と顧客回りをしたときに、半導体の番号、技術的な用語の連発で、なんどもウトウトしてしまい、怒られた記憶があります。そういう内容です。

根気よく、いろいろなことを整理をして、提案書をつくることを続けると、点と点が結びついたときに、理解度が深まり、多くの提案ができるようになっていました。そして、そこで販売サポートをしたからこそ、世の中にでてくる新しい製品やサービスが産声をあげたときに、喜びを感じていました。

いっしょに働く人は、まずは、製品整理やウエブづくり、そして、海外メーカーとやりとりをして、その製品をどう売るのか考える力をつけてほしいと思っております。

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