「人をたいせつにしないで、何をたいせつにするんだ。」
これが、株式会社PMAのモットー。
何か、とっても大切なことを言っている気がするけど、どんな想いが込められているんだろう?それを、このWantedlyストーリーの編集を任されたインターン“いっくん”が、社員へのインタビューを通して紐解いていきます!
記念すべき第一弾は、今年2021年の4月に中途入社した碓井さんにお話を伺います。
––まずは碓井さんのプロフィールをご紹介します。
北海道札幌市出身。アパレル会社の本社勤務を夢見て上京し、都内の大学へ進学。学生時代はマーケティングを専攻しつつ、アパレル販売員のアルバイトに精を出す。販売員の経験を通して、「ファッションが好き」という気持ちはあくまで消費者視点であり提供者視点ではないことに気がつく。就職活動では“提供者視点で好きなものは何か?”を深掘りし、「自分の好きな人が輝ける環境づくり」を軸に40名規模のベンチャー企業に入社。管理本部で人事を中心に労務・総務・経理・法務などの管理業務に4年間従事。リーダー職としてチームマネジメントをしながら上場準備を経験するも、上場直前期に退職し2021年4月にPMAへジョイン。
––よろしくお願いします!さっそくですが、PMAへの入社の決め手はなんでしたか?
すべてのジャッジに「本質的かどうか」の追求が徹底されていることです。クライアントワークにおいても、会社経営においても。
例えばクライアントから「ウェブCMを作りたい」と言われて「はい作りましょう」とはならないんです。「なぜウェブCM?」「それは何のために?」と根本まで掘り下げて、クライアントの真の課題が何かを見極めます。そして仮にそれを解決する方法がウェブCMではないと判断した場合は、最適な別手段を提案します。時にはクライアントと意見がぶつかることもありますが、必要なことは物申す会社です、もちろん敬意は払いつつ。なぜなら我々がするべきことは「クライアントの言う通りに動くこと」ではなく「クライアントの課題を解決すること」だからです。
会社経営においても「本質的かどうか」の視点は重視されていて、特に印象に残っていることがあります。入社の面接時、代表に「今後、何年以内に会社を何名規模にしたいという目標はありますか?」と聞きました。これに対する回答が、てっきり具体的な数字が返ってくるかと思いきや、「ないです」と。「人を採用するのは、PMAのミッションを遂行するにあたって必要だと判断した時だけ。僕のやりたいことは、単に会社を大きくしたり、有名企業の社長になることではないんです。マーケティングの力で、より良い社会・持続可能な社会づくりに貢献したい。だから、人数の目標が先行することはないですね。」とのこと。
この「本質的かどうか」を重視する方針が、私自身の考え方や性格にマッチしたことが入社の決め手です。
––そもそも、新卒入社し4年勤めた会社を退職した理由はなんですか?
経営方針が目的と手段を履き違えているように感じたことが理由です。
私が入社して2年が経つ頃、社として上場を目指し始めました。
上場を目指す目的は、上場したら有名になるよ、資金調達が容易になるよ、社会的信用が得られるよ、ローンを組みやすくなるよ、などなど説明されましたが、正直な感想は「で?」でした。「で、上場して、その先どうするの?」と。
結局退職するまでの残り2年間で上場後のビジョンについて腹落ちする回答は得られず、経営層に対して「この人たちは上場して何がしたいわけではなく、上場企業の役員になりたいだけなんだなぁ」と思っちゃいました。
かつ、自分自身も「上場後のビジョンがないなんてむしろチャンスじゃん、やりたいことどんどん提案しちゃえ」みたいなモチベーションもなくて。ここにいても双方メリットなし、辞めどきだなと感じました。
「ストックオプションの権利を捨ててでも転職するの?」とPMAの面接でも聞かれましたが、迷わずYESでした。もちろんお金は大事だけど、どうやって稼いだお金なのか?の重要性は4年間で学んだので。ここに残って惰性で得るのと同じ金額、納得感のある方法で稼いでやろうくらいの気持ちでした(笑)
と言いつつ、前職には本当に感謝しています。1社で2社分の経験が積めたと言いますか。ルールもへったくれもないゴリゴリのベンチャーが上場基準の組織に成長していく過程を、管理本部として会社のあらゆるモノ・コトを上場基準に引き上げていく業務を経験できたことは、自分のキャリアにおいてとても貴重なことだと思います。
––ご自身の信念に従った退職ということなんですね。それでは、次の質問です。PMAに入社されてからは、どんな仕事をされていますか?
前職と変わらずバックオフィスの業務ですが、PMAでは「コーポレートプランニング」と呼んでいます。人事、労務、総務、法務、経理などなど。採用もするし、給与計算もするし、コーヒー豆も買いに行くし、契約書も作るし、経費や請求まわりも扱うし。業務は本当に多岐に渡りますが、つまるところ「PMAという組織が“会社”として成り立つための仕事」をしています。素敵な仕事をしている素敵なメンバーたちをサポートできて、毎日やりがいを感じています。
これに加えて、PMAの新規事業である「リジェネラティブ フードブランドの立ち上げ」というプロジェクトにも参画しています。第一弾の製品としてキムチを作る予定でして、野菜を作る農家や、味の監修をするシェフ、パッケージやロゴを担うクリエイティブチームなど、このプロジェクトのために集結した各領域のプロたちとお仕事をさせてもらえて日々刺激を受けています。
––前職の経験を活かしつつ、新たなフィールドも開拓中ですか!では、碓井さんから見て、PMAはどんな会社ですか?カルチャーや雰囲気など。
PMAは「利他」の思考を大切にしていて、それが日々、随所に感じられます。
「来月○○くんの誕生日だからみんなで祝おう!プレゼント何にする?」とか、「コーヒーマシンが汚れてたんで拭いておきました〜」とか。
誰かの入社時にはウェルカムブックというメンバー紹介パンフレットを作ります。右の写真は、ウェルカムケーキの上に飾ったトッパーです。「Welcome to PMA Chaboo(チャーボーというニックネーム)」の文字は、前夜にせっせと画用紙をくり抜きました。入社した彼女の、思い入れのあるインスタ投稿と好きな犬種を添えて。
クライアントワークに限らず、メンバー同士も「誰かの、何かのために」という思いで溢れている環境だと思います。
––なるほど。クライアントの、ひいてはその先の社会全体の課題解決を見据えたマーケティングを行うPMAならではの社風ですね。ありがとうございました!
というわけで、第1回のWANTEDLYストーリーには、碓井さんにご登場いただきました。
第2回も引き続き、PMAがいったいどんな会社なのかを紐解いていきます。