Plott(プロット)は、IPコンテンツの企画から制作、ビジネス展開までを一気通貫で手掛けるスタートアップです。
『混血のカレコレ』『全力回避フラグちゃん!』はチャンネル登録者数200万人を突破。
『テイコウペンギン』は2022年にテレビアニメ化され、『私立パラの丸高校』はKADOKAWAグループ運営の「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にてU-NEXT賞を受賞しました。
さらにゲームスタジオ「Plott Games」としてゲーム分野にも参入。2025年春には『ドズル社』のスマホゲーム『ゴゴゴゴーストランド | ドズル社ランドを取り戻せ!』をリリース予定です。
そんなPlottでは現在、「IP革命」をスローガンに、IPを起点としてビジネス領域を拡大しており、新しい仲間を積極採用中です。
選考プロセスの一環として、Plottのリアルな働き方を知れる体験型選考ステップ「トライアル」を実施しています。
今回はその全貌を解説するとともに、IP展開事業部広告チームのトライアルについて、人事担当者が詳しく解説します。
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HR室
鈴木 陽斗(すずき あきと)社内ニックネーム:マイケル
採用業務を担当。趣味はPCゲームで毎週20時間以上ゲームをしている。マイケル・ジャクソンが大好きでニックネームもここが由来。英語は全く話せない。
「トライアル」とは?
── Plottの選考ステップ「トライアル」について教えてください。
トライアルとは、1次面接と2次面接の間に実施する体験型の選考ステップです。配属を希望する事業部から課題をお渡しし、約1週間で取り組んでいただきます。
候補者様には取り組みの成果をスライドにまとめていただき、事業部メンバーが内容を確認、評価します。
── どのような目的で実施しているのでしょうか?
最大の目的は、候補者様のスキルやPlottとの相性を深く理解し、お互いにとってハッピーな採用にすることです。
1次面接のおもな選考基準は「カルチャーマッチ」なので、スキルについてはどうしても把握しきれない部分があります。
そこで候補者様が実務に近い場面でどう考え、どのように課題を解決していくのかを知る機会として、トライアルを設けています。
また、Plottが重視している「GRIT」もトライアルの選考基準です。これは、業務をやり切る力を意味します。選考課題を通じて、どれだけ努力を惜しまずに物事に取り組める人なのか、その姿勢を知りたいと考えています。
「なぜ?」を深掘りした思考プロセスが鍵。広告チームのトライアル
── 広告チームのトライアルについて、詳しく教えてください。
広告チームは「プロモーション案件の提案書作成」をテーマに、トライアルを実施しています。
▼テーマ詳細
・PlottのIPを活用したプロモーション戦略を企画
・クライアントは架空の企業でもOK
・企画をスライドにまとめ、1週間程度で提出
たとえば「ソーシャルゲームの提供企業を想定クライアントとした、認知拡大とダウンロード数向上を実現する戦略提案」のようなイメージです。テーマ詳細で提示のない要件については、ご自身で自由に仮定していただきます。
実際の広告提案業務でもヒアリングやリサーチ、分析を通じて、クライアントの課題を言語化し、戦略を提案するため、かなり実践的なテーマです。
── 広告チームの「トライアル」の評価基準は何ですか?
広告チームの評価基準は、企画力、分析力、資料作成力、課題解決力の4つです。
①企画力:IPをどう活かせばクライアントの課題を解決できるか?
単なるアイデアではなく、実現性を意識した具体的なものになっているか、根拠や想定される効果が明確か、などがポイントになります。
②分析力:与えられた資料やIPの特徴を深く理解できているか?
活用するIPについて単に動画やコンテンツを視聴するだけでなく、過去のプロモーション事例のリサーチなどを通じて、IPの強みや最適な使い方を想像できるかが鍵となります。
③資料作成力:論理的で分かりやすい資料になっているか?
これは、自身の思考を相手に伝えるためのコミュニケーション能力です。数字や主張の根拠を相手に伝わる情報として整理し、読み手視点で構成を立てられるかを評価しています。
④課題解決力:クライアントの課題を解決する具体的な企画になっているか?
条件や時間に制約がある中で、いかに本質的な解決策を見いだせるか。実案件でもリソースは有限なため、工夫をしながら課題と向き合う力が求められます。
もちろん、役職やレイヤーによって求めるレベルは異なりますが、主にこの4つを軸にアウトプットを評価させていただいています。
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── トライアルに臨むうえで、意識しておくべきことはありますか?
トライアルでは明確な「正解」を求めているわけではありません。提案資料の細かい内容よりも、どのようなプロセスで考えてまとめたのか、企画の背景やご自身なりの論理を、資料を読む人に分かるよう伝えることを意識してほしいと考えています。
常に、なんとなくではなく、「なぜ?」を深掘りして考える意識を持つと、思考プロセスが伝わるアウトプットになると思います。
広告チームのトライアルでは、特にリサーチを大切にしてほしいと考えています。PlottのIPは、とにかくコンテンツ数が膨大です。通常の動画とプロモーション動画を見分けるだけでもかなり大変なはず。
でも、このリサーチを怠らずに動画を細かくチェックし、IPの特徴や「プロモーション・広告とは何か」を深く理解できると、提案の説得力やクオリティを大きく高めてくれると思います。
「入社が楽しみになる」Plottで活躍するイメージが持てるトライアル
── トライアルは、採用においてどのような役割がありますか?
私たちが候補者様のスキルや強みを把握するステップである一方で、候補者様にとっても「Plottで働いてみたいか」をあらためて検討できるプロセスとなっています。
やはりお互いが「Plottで働くイメージ」を具体的に持てるのがトライアルのメリットなので、入社後のミスマッチを減らす効果があると考えています。
また、トライアルを通じて候補者様の個性やスキルを具体的に把握できるため、人事目線で見てもその後の面接や入社後のサポートがスムーズになるんです。採用や選考に対する納得感もより高まっていると感じます。
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── 過去にトライアルを受けた中で、印象に残っていることはありますか?
私はwebtoon(※)事業部のトライアルを受けました。普段から愛読しているジャンルを追求できることは純粋に楽しかったのですが、クリエイター視点で言語化して資料をまとめるのはかなり難しいと感じて……。
今は人事として働いているように、仕事としてのエンタメとの関わり方を考える良いきっかけとなりましたね。
(※「webtoon」は、NAVER WEBTOON Ltd.の登録商標です。)
「気負い過ぎず、選考プロセスを楽しんでほしい」Plott採用チームの想い
── あらためて、Plottの広告チームで働く魅力を教えてください。
Plottには、とにかくエンタメが好きな人が集まっています。より多くの人の心に刺さるエンタメコンテンツを生み出すべく、それぞれが自分の仕事に集中している環境なので、上下関係のないフラットな雰囲気が魅力です。
自分の「好き」をさまざまなかたちで仕事にできるため、日々ワクワクしながら働きたい方にはフィットするのではないでしょうか。
そして、手を挙げればさまざまなことに挑戦できる環境がある。社員の中には、人事から広告チーム、そして現在はMD(マーチャンダイジング)・ライツのマネージャーと、どんどん新しいポジションにステップアップしている人もいます。Plottには年齢や経験に関わらず、成果を出せば責任あるポジションを任せてもらえる「抜擢文化」があるため、チャンスが多いんです。
一人ひとりの裁量が大きく、自分の仕事が会社全体の成長につながっていることを日々実感できます。これは「エンタメ×ベンチャー」のPlottならではのおもしろさだと思います。
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広告チームに関しては、営業活動だけでなく、クリエイティブ企画や効果測定まで、幅広い業務に一気通貫で携われることがPlottの強みです。プロモーション動画の企画も広告担当が考えることでファン、クライアント、Plottにとってよりメリットが大きく、三方良しの関係づくりに貢献できることが他の広告代理店などでは経験できない魅力だと思います。
また、自社IPを持っているからこそ「動画を売る」視点ではなく、IPの「ブランディング」を担っている意識で広告業務に取り組めます。マス的な認知度の観点で見ると、まだまだこれからなIPが多い中で、最も認知度向上の手段が多いのが広告なんです。
アニメチームとIP展開事業部は密に連携しているため、広告に対しても前向きに新しい企画や提案に協力してくれていて。広告動画でも、普段動画を見ているファンが楽しめるよう動画制作を行っています。
広告担当であってもおもしろく・魅力的なクリエイティブにこだわれるのは、他ではなかなか経験できないと思います。
── 最後にPlottへの就職に興味を持っている方へ、メッセージをお願いします!
トライアルは選考ではありますが、同時に「Plottでの仕事を体験する場」でもあります。合格・不合格を気にするよりも、まずは「Plottで働く自分を想像できるか」「この仕事を楽しめるか」を基準に、楽しみながら選考に臨んでほしいと思います。
また、トライアルは自分の個性や可能性を最大限にアピールする絶好のチャンスです。
自分の「好き」を仕事にできるチャンスは、そう多くありません。少しでも気になった方は、ぜひPlottのカジュアル面談、そしてトライアルを受けていただけたら嬉しいです。Plottで一緒に、エンタメ業界を盛り上げていきましょう。
気負い過ぎず、気軽な気持ちでチャレンジしてもらえたらうれしいです!