こんにちは!インターン生の藤本です。
2020年3月、5人のインターン生がplaygroundを卒業し、4月から社会に羽ばたきました。卒業前に、当時大学2年の僕が卒業していくインターン生に座談会形式でインタビューを行い、playgroundのインターンを通して学んだこと、就活中に思ったこと、そしてこれからの生き方について、社会に出る前のリアルな思いを語っていただきました。今回の特別企画は、その内容を2章に分けてお届けします。
※今回はインターン生目線で記事を書いているので社員の方には敬称を付けることにします。
※以下、3月時点でのインタビューです。
第1章のテーマは、「playground×就活」
―今回は、「playground×就活」というテーマで、話を進めていきます。その前にまず、みなさんがplaygroundで長期インターンをはじめた理由は何ですか?
鈴木翔太:漠然とした不安「このままでいいのか」
鈴木 僕は大学2年生の2月に入社しました。大学に入る時点で長期インターンの存在は知っていて、いつかやってみたいと思いつつ、入学から2年の途中まではサークルで遊んでばかりの生活でした。2年生の時に、「そろそろ何か本気でやらないと、就活やばいな」と漠然と不安に思ったのが、インターンを探し始めた本音です。
長期インターン専門の人材会社にplaygroundを紹介してもらい、自分自身長年スポーツをしてきたのもあったので、「スポーツ・エンタメ」「創立半年程で若い会社」というところに興味を持ち、入社を決めました。
―不安だから行動した。同じように長期インターンをする学生も最近増えていますよね。
中村巴南:陸上がなくなった自分には何が残るのだろう
中村 私も不安だから行動した学生の一人です。私はずっと陸上競技をしてきて、大学でも体育会で競技に打ち込んできました。大学の競技生活は怪我続きで走れない期間も長く、そんな時に、「自分から陸上がなくなったら、何ができるのだろう」と不安に思ったのが、長期インターンをはじめたきっかけです。部活ばかりしてきて、ビジネススキルや社会人スキルには全く自信はなく、「将来への理想はあるけど、このままでは自分のやりたいことなんて選べないかもしれない。でも、これからもできるだけ自分のやりたいことに熱量をかけたい、このままではいけない…。」と思い立ったころにはインターン合同面接を受けていました。「将来はテーマパークでマーケティングがしたい!」という志望もあり、エンタメ系の知識も得ることができそうなplaygroundに入社を決めました。
―元島さんも、エンタメ業界志望でしたよね。
元島海:「サービスが実際に世に出回る」とはどういうことなのか
元島 そうですね。でも、エンタメに関わりたいという思いは漠然としたレベルでした。その目の前、就活などは関係無く、実際に世に出回るものとしてリアルに事業に携わる経験をしてみたい、という思いから長期インターンをしようと決意しました。当時、自分の中のエンタメ業界の印象は、あまり現実を見ていない、お花畑というか、地に足を付けていないものでした。エンタメではなくても、まずは実際の事業というものに携わって、「仕事のリアル」を知るために何かをやりたかったというのが一番強かった。なので、正直インターン先はエンタメ系の企業でなくても良かったです。というところでインターンを探していたのですが、エンタメ系の企業を知らぬ間に追っていたようで、今に至ります。
石井俊太郎:知識やスキルを手に入れて福島の町に還元したい
石井 僕は特に行きたい業界や企業があったから長期インターンをはじめたわけではなく、就活のことなどは特に何も考えていませんでした。大学1年生の頃からずっと学生団体で塾の代表をしています。この学生団体の活動では、福島県の広野町という町に行き、町から税金をもらいながら、大学生を連れて勉強を教えるという活動を行っています。大学3年生の当時の僕には、大したビジネス的なスキルもなく、「ビジネス的なスキルを強化して、効率よく授業をすることで、この活動をもっと大きくしたい。そしてもっと福島の町に還元したい。」と思ったことがきっかけで、長期インターンを始めることにしました。また、僕は飽き性なところがあるので、playgroundのインターンは業務内容が多岐にわたっているところに惹かれ、入社を決めました。
ー浅井さんは、入社時には既に内定先が決まっていましたね。
浅井凱斗:僕は井の中の蛙?こんなところで満足していていいのか。
浅井 僕は、大学4年生の6月にQAインターンとして入社しました。なので、某ITメガベンチャーから内定をいただいた後、入社したことになります。それ以前は、大学1~3年生まで予備校で働いていて、そこでリーダーや保護者対応など経験させてもらったのですが、井の中の蛙というか、そこで満足している自分がいました。将来、ビジネスとITスキルを掛け合わせた人になりたいと思った時に、もっとスキルを磨きたいと思いました。playgroundのQA業務は自分の求めていたものと合っていたので、入社を決めました。
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―ここからは皆さんの就職活動についてお聴きします。
―浅井さんは、IT企業を中心に受けられていたのですか?
何でもチャレンジできる環境を整えていたい
浅井 ITベンチャー、ITメガベンチャー辺りを受けていました。大学3年生の夏に、プログラミングスクールに通っていて、そこでIT系に興味を持つようになりました。でも、「最終的にどうなりたい」というのは正直決まっていなくて…。某ITメガベンチャーに決めたのは、いざやりたいことが出来た時に、何でもチャレンジできる環境を整えていたいな、と思っていたからです。内定先の社長はIT業界でも影響力がかなり大きい方で、その点にも惹かれました。
ー他の4人は、playgroundでの活動中に、就職活動がありました。playgroundでの活動が就職先に影響した部分などはありましたか?
前向きに働く人ってかっこいい
鈴木 playgroundに居る人は、それぞれが異なるキャリアを積んで、自分のやりたいことがあってここにきているし、すごく前向きに物事を考えて働いています。ここでインターン生として働きながらそんな大人たちを見て、純粋にかっこいいなと思いました。正直に言うと、僕は内部進学でぬくぬく育って、このまま卒業して、銀行などといったお堅い会社に就職するものだと思っていました。でも、playgroundでインターン生として働き出してから、「自分自身もここで働いているかっこいい人たちみたいに自分でやりたいことを見つけて働きたい。だから、それが出来る準備をしよう」と考えるようになりました。業務をする中で、ITの面白さに気づいたのもあって、ITを武器にしたいという気持ちが芽生え、最終的には某大手IT企業に就職することに決めました。playgroundには非常に影響を受けていますね。
メンターからの教え「1社目は視野を広げることも大事」
石井 僕は、毎月行っていたインターン面談の中で、よくメンターの塚本さんにキャリアの助言をもらっていました。最終的に大手(某キー局)に決めた理由は、塚本さんの影響も大きかったです。はじめは、スタートアップも面白そうだと思っていたのですが、面談の中で塚本さんに、「大手の完成された状態を見て、そこで学んでからスタートアップ行くこともできる。大手企業は日本社会を回していて『THE 日本社会の縮図』みたいなところを学べる機会があり、研修制度も整っているから、視野を広げるという意味でも最初はぜひ大きい会社に入ることをお勧めする」と言われて。それが自分の価値観にも合ったので、大手を見るようになりました。某キー局では、新規事業部で活動できる可能性も高いと聞き、就職先に決めました。僕は先ほど話した学生団体での経験が自分のベースにあり、「自分が手掛けたもので世の中に貢献できたら嬉しいな」という思いを持っています。就職先のテレビ局は、大きなメディアを持っていているので、影響力が大きいところで働けるのは、面白そうだと思いましたね。
エンタメ業界じゃなくても、1社目は目的を持つことを大事に
元島 僕は、playgroundに来る前から、エンタメ業界にいきたいとは漠然と思っていました。playgroundの活動を通して、興行への導入・運用の流れを知り、エンタメ業界のリアルを知る事ができています。それでもなお「いつかはエンタメ業界で働きたい」「エンタメ業界に寄与したい」と考えるようになりました。僕の元メンターが某人材ITサービス企業出身なのですが、playgroundで活躍されている姿を見て、1社目はエンタメ業界にこだわらなくとも、目的を持てばどの業界でも良いのかなと思うようになりました。前向きに目的を持って、元メンターと同じ企業に就職します。
就職先の選択を後押ししてくれた代表の言葉
中村 私は「テーマパークでマーケティングがしたい!」とplaygroundに来て、ありがたいことに実際に志望していた某テーマパーク企業の総合職に内定をいただくことができました。しかし実は、いくつか内定をいただいた中で、全く別の業界の企業と迷っていました。最終的に「やっぱりエンタメ業界にしよう」と決めたのは、playgroundの代表である伊藤さんの影響も大きいです。Value共有会の時に語ってくださった「文化祭のように働きたい」「子どもに憧れる仕事を」「たくさんの力をくれたエンターテイメントに恩返しをしたい」という言葉に強く共感したことが、某テーマパーク企業を選択する後押しになりました。成長、影響力、安定性、給料ーー。就職先を決定する軸は人それぞれです。私の場合は「文化祭のように、大変な事も厭わず、夢中になりながら働きたい」という思いが、最終的に就職先を決める軸となりました。
(▼中村が共感した伊藤さんの考えがまとまった記事です)
会社売却して"幸せな生活"をやってみたけどすぐ飽きたので文化祭のように働く"ブラック企業"を作ってみた話。
―playground社員との関わりは、皆さんのキャリア感に大きく影響されたようですね。
playgroundには様々な業界・規模の企業から転職してきた方がいるので、とても良いロールモデルになっています。就職活動時は、いろいろな悩みや迷いが出てきましたが、その時に社会人の先輩が近くにいて、相談できる環境があったのはとても心強かったです。メンター制度を含め、社員との交流が多いのは、playgroundインターンの魅力の1つですね。メンターの村石さんと、業務推進の田代さんに内定お祝いディナーに連れて行ってもらったことは、とても嬉しい忘れられない思い出です。
鈴木 就活時の勤務時間のことも含めて、playgroundは学生のことを理解してくれていて、本当に温かくしてもらいました。
石井 学ばせてもらっていることばかりなのに、playgroundは学生に対して大きなリソースを割いてくれていて、ありがたく思います。インターン生が欲しいと思うスキルにも耳を傾けてくれて、本当に温かい。
浅井 確かに、playgroundには自分のやりたいことを後押ししてくれる環境がありますね。
中村 だからこそもっと貢献したい、頑張りたい、といつも思わされます。
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皆それぞれ、不安や理想を持つ中で、行動を起こした先がplaygroundでの長期インターンでした。バックグラウンドは様々でありながらここに集まった5人。playgroundでの経験や出逢いは、就職活動やこれからのキャリアに対する考え方に大きな影響を与えていたようです。
次の章では、playgroundインターンで学んだこと、卒業後について語っていただきます。
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