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圧倒的なコミュニケーション量でプロダクトを開発 ー目指すは社会変革 【システム開発本部 執行役員 本部長インタビュー】

「良いプロダクトは社会をより良くする可能性があります。かつて“インターネットでホテルを予約する“というサービスを世に出した際、私たちの暮らしが大きく変化していくのを目の当たりにしました。社会の誰かの役に立つプロダクトを作ることが働くモチベーションです」――PLAN-Bシステム開発本部の金住主石本部長はこう話す。ネットメガベンチャーで数百人規模のエンジニア集団を率いていたが、2017年にPLAN-Bに転職したことで、部下は数十分の1以下に。幼少期からモノ作りが好きで、現在最前線でエンジニアを陣頭指揮する金住本部長のこれまでのキャリアとPLAN-Bで目指すビジョンについて紹介します。

3歳の頃から好奇心旺盛、電気屋のコンピュータでプログラミングを学ぶ

「時計ってなんで動くんやろう?」「扇風機ってなんで回るんやろう?」。3歳の頃から、好奇心旺盛な子どもでした。身近な機械の仕組みにすごく興味を持ったんです。機械を分解することや組み立てること、それがもうただただ楽しくて仕方なかったです。分解して元に戻せなかったことも度々あったので、親には随分迷惑をかけたでしょうね(笑)。

日本橋に行った際にソフトウェアに出会いました。当時はパソコンじゃなくて、マイコンと呼ばれるテレビに繋ぐようなパソコンの卵みたいなものが世に出てきた時代。何十万円という高額商品なので、当然、子どもには買えません。

毎日電気屋さんに通い、商品として置かれているコンピュータに触りながらプログラミングを学びました。一日中いじっていても怒られない寛容な時代だったのもあったのですが、さすがに家に帰ってこないのを見かねた親がパソコンを買ってくれました。当時10歳だったと思います。

最初は画面に線を引くだけのプログラムで、次はその線を動くようにするとか。それが子ども心にすごく楽しかったのを覚えています。「自由自在にものを作りだし、すごい魔法を覚えた」という感覚になりました。機械と違い、プログラムを変えたらその場でどんどん動きが変わっていくことが無性に面白かったです。

学校でコンピュータやプログラミングを学ぶ機会は、当時はありません。そんな科目もなければ講師もいない。だから、独学でした。次第にプログラムや、様々なアプリケーションを勝手に覚えていったという感じです。

新卒で入った会社でエンジニアになるも仕事は電話番のみ

高校を卒業後、大手造船会社に就職しました。ちょうどバブルが弾けた時代だったので、絶対潰れない安定した会社を選択した。仕事内容、会社文化は一切考えなかったです。それでも職種は一応エンジニア。ただ、入社しても最初は放置されました(苦笑)。当時やっていたことと言えば電話を受ける仕事だけ。でも、そのおかげか、次第に社外の人に名前を覚えてもらえるようになって。徐々に指名が入り仕事をもらえるようになっていきました。

造船会社には2年勤め、その後、メーカー系情報子会社、航空機向けソフトウェア開発のソフトハウスにてVOD(ビデオオンデマンド)、AOD(オーディオオンデマンド)の開発などにエンジニアとして従事しました。キャリアにおける大きな転機は、その次に入った宿泊予約サイトの運営会社でした。

インターネット最初期の宿泊予約サイト立ち上げに携わり、社会が変化する様を目撃

ちょうど一般社会にインターネットが普及し始めたタイミングで当時は、まだ“インターネットでホテルを予約する“という発想がなかった時代だった。ですから、手がけているサービスは革新的でした。社会にも大きなインパクトを与えたので、すごい熱量を持って仕事に取り組んでいた記憶があります。

会社は急成長し、数年で国内トップシェアになりました。「イケイケドンドン」で、上場準備を進めていたのですが、上場直前にネットメガベンチャーに買収されて。そのまま社員として残り、開発体制の刷新・システムのスケールアップ、開発拠点の立ち上げ、M&A後のシステム統合や新規事業など数多くのプロジェクトを牽引させてもらいました。

ネットメガベンチャーで数百人規模の開発チームを牽引する

気がついたら数百人規模の開発チームを率いる立場になっていました。その後、別会社から引き抜きを受け取締役を経験。良いポジションで、それなりにお給料ももらっていました。椅子に座って毎日判断を下す仕事です。社会的影響力も大きい仕事もありましたし、恵まれてはいた。だけど、やっぱり自分自身は元々やってきたモノ作りみたいなことが好きだったんでしょうね。

40歳目前で、自分の価値観を振り返った時に、“50歳をどう生きようかな?”ということを意識しました。そしたら、今の仕事は、自分の人生観とは違うなって。

私なりの表現でいくと、“ずーっと左手で仕事していたな”と気がつきました。つまり、モノ作りをしていなかったんですね。それで、右利きだから右手でやる仕事をしてみようと思い、会社を去ることを決断しました。

本命ではなかったPLAN-B「社員の熱量と若手の活躍が印象的」

そんなタイミングで出会ったのがPLAN-B。転職エージェント経由で「ちょっとおもしろい会社があるので会ってみませんか」と紹介されて。正直本命でも何でもありませんでした。いざ会ってみると、30代後半の社員が会社のことをすごい熱量で話していて「あ、面白そうだな」と思ったのが始まり。若手が活躍しているというところが私の中ではすごく印象深かった。

「数百人の組織も1人から始まる」ナンバーワンのエンジニア集団を目指す

「良い会社だな」と思う一方で、入社前から開発はだいぶヤバイと思いました。各事業部にエンジニアが散らばっていたのです。統率が全然取れていないし、何より誰も会社と繋がっていなかった。「何でこのプロダクトを作っているの?」と聞いても、誰も答えられない。その事態の深刻さを社長に伝え、部として発足させてもらいました。それが今のシステム開発本部です。

入社6年目の現在、徐々に良い形にできているのかなと思います。もともと数百人の組織を率いていましたが、数百人も1人から始まっています。少ないほうが逆に夢があるし、ワクワクしますよね。

今、私たちは関西ナンバーワンのエンジニア集団を目指しています。Google、Yahoo!、Appleにしてもそれぞれにすごいところが当然ありますよね。それでいくと私たちにだってナンバーワンの所があり、でもそのナンバーワンっていうのは何かしらの絶対的な位置という事ではありません。ナンバーワンを目指す過程に意味があると思っています。ちょっとした背伸びとか、届きそうで届かないものに対して飛びついていくみたいな。それが私の中ではナンバーワンのエンジニア集団というような認識で、伝えたいところです。

誰もがプロダクト開発の中心として動けるチーム

良いプロダクトは当然ですが、良いチームがあるから生まれます。PLAN-Bの開発チームは、誰もが開発の中心です。誰かが言ったことを形にするということではなく、誰もがプロダクト開発の中心として動いていく。同時に責任も大きいです。でも、エンジニアたちが技術の事に対して、熱く深く自由に語れるのが私たちの開発チームの強さであり、魅力かなとは思っています。

これを醸成しているのは、圧倒的なコミュニケーション量です。エンジニアは往々にして会話の中でマウントを取りがち。知識の有無で上下関係が出やすかったりします。それは良いプロダクトを生み出す上では、望ましくありません。だから私たちのチームは以下の行動指針を持っています。

最近入ったメンバーがいますが、馴染みが早いです。「意見をいっぱい求められるので最初は戸惑いました」と言っていますね(笑)。良いプロダクトを生み出すためには、相手をリスペクトし、建設的にコミュニケーションすることが大切。やっぱりエンジニアでもコミュニケーションが豊かな人はすごく魅力的です。

適切なフィードバックで、メンバーの成長サイクルの角度を上げる

良いチーム作りのために、仕事内容を適切にメンバーにフィードバックするよう心がけています。エンジニアは定性の仕事が多いからこそ、自分ではわからなかったり、判断がつかなかったりする事も多くあるものです。良し悪しをちゃんと伝える事によって、人の成長サイクルというのは少し角度が上がったりとかスピードが上がったり追い風になるんじゃないかなと思っています。

新しく入ってきたメンバーに対してはいつも2つ伝えています。1つは「焦らなくて良いですよ」ということ。仕事はしっかりと見ているので、焦らなくて大丈夫です。あとは「失敗推奨です」という話をしています。

大切なことは、起きてしまった失敗、ミスをどう咀嚼するか。つまり、学びに変換できるかどうかです。そのスタンスに立つなら、私はいっぱい失敗をしても良いと思います。

社会の誰かのために役に立つプロダクトを一緒に作りましょう

プロダクト制作を通じて、社会をより良くしていきたいです。私の原体験でもあるネットでホテルを予約出来るようになり暮らしが大きく変化したあの景色を、また見たいし、チームとシェアしたい。

“社会を変えるなんて無理“と言う人もいると思います。これからも失敗はもちろんあるでしょう。青臭いかもしれませんが私は「一発やってみますか」みたいな、本気で言い合える仲間が集うチームが好きです。そして、そんな仲間と一緒に社会の誰かのために役に立つプロダクトを作りたいです。

ぜひ興味を持った方は、一度カジュアルにお会いしましょう!

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