『テクノロジーを、すべての人が使える世の中へ』をビジョンに掲げるペライチは、個人事業主や中小企業の方を支援するため、誰でも簡単にネットでビジネスを始められるオールインワンHP作成ツール『ペライチ』の開発・運営に取り組んでいます。そしてこのたび、お客様の事業成長をさらに支援すべく、「ペライチなんでもマーケット」を新たにリリースしました。
今回はこの新サービスリリースの背景や込められた想い、さらには今後の展望について、CEOの安井さんに話を聞きました。

安井 一浩（やすい・くにひろ）／代表取締役CEO
東京工業大学大学院を卒業後、新卒でリクルートへ入社。広告・WEB制作に携わり、『ケイコとマナブ.net』のUI/UXリニューアルを担当。その後、ラクスル株式会社でマーケティング部長を務め、同社の成長を支えた。2020年9月にペライチへ出向すると同時にペライチのCOOに就任。2022年6月からはペライチのCEOを務める。

お客様との接点を通じて、我々に何ができるのかを突きつめて考える習慣がペライチの文化のひとつ

－安井さんがペライチにジョインして、約2年半が経ちました。どのような点に変化を感じますか？

創業時からお客様との接点が多い会社ではありましたが、その傾向がより濃く、強くなりましたね。ただ交流するだけでなく、お客様との接点を通じて、お客様が抱える課題は何か、その課題を本質的に解決するために我々に何ができるのかを突きつめて考える習慣が、全社的に根付いてきたように思います。
具体的には「ユーザーインタビュー」の頻度が圧倒的に増えましたね。ペライチの文化と言っても過言ではないほど、日常的に実施されています。
実際、お客様に聞かないとわからないことって沢山あるんですよ。私自身もユーザーインタビューを通じて得た示唆を踏まえて、事業の方向性を見直してきました。とても大事な取り組みだと思っています。

－ペライチにジョインする前から「顧客接点」は大切にしていたのですか？

基本的には「まずやる」をモットーとして、そのスピード感も大事にしています。ただ、「思いつき」だけで動くのは危険。自分の性格的にも、裏付けがとれないことは言いたくないんです。その点、リサーチやユーザーインタビューなどの「顧客接点」は、自分の考えをリアルタイムで検証・答え合わせする機会になるので、以前から大切にしています。
もちろん、これまでの経験を踏まえて感覚的に「わかる」部分もありますが、それでも客観的な数字に基づいて伝えることを意識しています。この「数字ドリブン、数字で判断」は社員にも求めているスタンスです。

我々は、デジタル化に課題を抱えるスモールビジネスの方を支援する存在でありたい

－ペライチが、個人事業主やスモールビジネスの方を主なターゲットとしているのはなぜですか？

大企業で一旗揚げるのは難しい時代になってきました。円安などの外的要因でビジネスが大きく左右されるため、個人のスキルや能力が正当に評価されにくいと感じています。
最近は、自身のスキルや能力を活かした副業をする人も増えてきていますよね。高い志を持つ方々が、大企業ではなく起業や個人事業主というキャリアを選択する流れは、今後勢いを増していくと予想しています。
しかし、個人事業主の場合、個人のネットワーキングや持っている情報の差が、事業の成否に直結しがちです。だからこそ我々は、この情報の偏りをなくしていくことで、個人事業主やスモールビジネスに関わる方一人ひとりの挑戦を支援したいと考えています。

－その情報の偏りをなくしていく取り組みのひとつが、「ペライチなんでもマーケット」の提供ですね。改めて、サービスリリースの背景を教えてください。

ペライチには、占いや講師、コンサルティング業などの無形商材を扱うお客様も多くいらっしゃいます。その殆どが知り合い経由で集客しているため、知り合いがいないとビジネスとして成立しません。ユーザーインタビューを重ねる中でも、集客に困っているという声が多く寄せられたため、もっと直接的にお客様の集客につながるサービスを提供したいと思い、「ペライチなんでもマーケット」をリリースしました。
いまは提供する側のみが募集できるシステムですが、今後は提供を受ける側からも募集を出せる形にアップデートしていきます。「できること」と「やってほしいこと」をマッチングできる場所にしていきたいと思っています。

ペライチなんでもマーケット（https://mkt.peraichi.com/）
個人・個人事業主・法人と幅広い方をターゲットに、文字通りなんでも販売およびやり取りができるサービスです。無料の内容の場合は問い合わせが発生するまで、有料の内容の場合は売上が立つまでは利用料が掛からないコンバージョン課金のため、どなたでも安心してご利用いただけるサービスとなっております。
ペライチは、個人でコンサルティングをされている方や占い師の方など、幅広い個人業の方にご活用いただいております。「ペライチなんでもマーケット」は、ペライチをご利用いただいている方が使いやすく、集客に役立てていただくことを想定しております。
具体例：オンラインヨガ認定講師資格、占い合同イベント参加者募集、ペライチでホームページ作ります、オンライン占いなど

－ターゲットはペライチのユーザーさんに限定しているんですね。

我々のビジョンは『テクノロジーを、すべての人が使える世の中へ』です。特に、デジタル化に課題を抱えるスモールビジネスの方を支援する存在でありたいため、すでに多くの個人事業主やスモールビジネスの方に多く利用いただいている「ペライチ」の利用者に限定して提供しています。潤沢な資金や人材によって既に大きくビジネス展開できている事業主への支援はビジョンにマッチしないため、サービスのターゲットとはしていません。

「ペライチに登録さえすれば、ビジネスに関することがなんでもできる」という世界を作っていく

－「ペライチ」もいまや40万人を超える方にご利用いただくサービスにまで成長しています。今後「ペライチ」が目指す世界観を教えてください。

「HPが作れるサービス」というイメージから脱却していきたいですね。ペラ一枚の意味である「ペライチ」という言葉に縛られることなく、「ペライチ」さえあればあれもこれもできるという世界を作っていきたい。そのために、機能の充実や多層化を進めています。
目指すは「起業・副業ならペライチ」。「個人事業主になるなら、まずはペライチに入っておかないとね」と認知されるようにしていきたいです。まずペライチでビジネスを立ち上げて、ペライチを通じてネットワークが広がって、そのつながりの中でお客様のビジネスが更に成長していけるよう、プロダクトの提供に留まらず、あらゆる支援を行っていきます。

－新規事業についてはどう考えていますか？

スモールビジネスの方のビジネス支援につながる新規事業は、どんどんトライアルしていきたいですね。具体的には、3年後に10の事業が走っている状態を目指しています。もちろん10の事業すべてが軌道に乗っているわけではないと思いますが、「ペライチに登録さえすれば、ビジネスに関することがなんでもできる」という世界を作っていくには、絶えず挑戦を重ねる他ありません。軌道に乗るかどうかはやってみないとわからないですし、まずは世に出す！をスピード感もって進めていきたいです。

－現在ペライチでは、この新規事業の創出を担ってくれる方を募集しています。このポジションのミッションや期待をお聞かせください。

私と一緒に、新たな事業の提案や仕組化を担っていただきます。意思決定をシームレスにして、スピード感をもって事業化していくために、CEO直下のポジションになります。
このポジションはトライ＆エラーの繰り返しです。失敗することが前提になりますから、失敗を恐れず根気よく、道なき道を切り拓いていきたい人なら、やりがいを感じてもらえると思います。

－さいごに、この記事を見ている方へメッセージをお願いします。

ホームページ作成サービスから始まったペライチですが、今やその範囲に留まりません。40万人を超える個人事業主やスモールビジネスの方のインフラサービスを提供する会社として、お客様のビジネス成長に向けて、さらに幅広く支援していかなければなりません。
個人事業主やスモールビジネスの方の支援を通じて社会貢献したい方、ペライチのビジョンに共感いただける方とともに、ペライチを大きくしていきたいですね。

－安井さんありがとうございました。ペライチでは現在、事業企画に挑戦したい方を募集しています。興味がある方はまずは一度、カジュアルにお話してみましょう！

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